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五十嵐 佳子 理事長の独自取材記事

つばめデンタルクリニック

(藤沢市/辻堂駅)

最終更新日:2021/02/05

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高齢化が進む一方で、住宅の開発が行われ、ファミリー層も増えてきているという辻堂エリア。この街で訪問歯科診療に尽力しているのが、辻堂駅南口から徒歩2分の場所にある「つばめデンタルクリニック」だ。「訪問診療に携わる中で、各世代のライフステージを支える歯科医療の大切さを痛感しました」と話すのは、理事長を務める五十嵐佳子先生。2018年のクリニック移転を機に院内設備を充実させ、診療はもちろん患者とのコミュニケーション能力の高い人材をそろえている。「今までの経験はすべて訪問診療につながっている」と熱く語る五十嵐理事長に、診療におけるモットーなど詳しく話を聞いた。
(取材日2019年5月16日/情報更新日2021年2月3日)

地域の人々の生活環境に配慮し、訪問歯科診療に注力

まずこちらのクリニックの成り立ちを教えてください。

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当院は、長年介護に関わってきた理事の一人が、口腔ケアの重要性を感じ、訪問歯科診療を行いたいと開設したクリニックで、私は2代目の院長を務めました。以前は辻堂駅の北口側にあったのですが、だんだんと設備も古くなってきたので、2018年11月に南口へ移転したんです。これまで訪問診療に携わってきた中で、高齢になる前からの歯科診療に加え、各世代での診療も重要であることを痛感していました。ですので、院内をバリアフリーにするなど設備を充実させ、車いすやベビーカーの方など、どんな方にも来ていただきやすいクリニックをめざしているんです。

感染症対策にも力を入れているとか?

はい、近年は歯科医院でも新型コロナウイルスの感染リスクが心配されていますので、これまで以上の感染対策が必要だと考えています。特に治療中に発生するエアロゾル(空気中に漂う微細な粒子)による、空気環境の汚染を抑えていくことが重要です。そのために当院では、エアロゾルを吸引する口腔外バキュームを導入しており、皆さんが安心して診療を受けられるよう努めています。また、患者さんの口腔内に触れるものはすべて使用後に交換し、自動洗浄器や超音波洗浄器で洗浄した後、オートクレーブで滅菌しています。紙コップやエプロン、トレーにグローブなどもすべて使い捨てにしていますし、キッズスペースも現在は一時撤去して対応していますので安心してご来院ください。

訪問診療については、どのような特徴がありますか。

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当院では藤沢周辺を中心とした湘南エリアの高齢者、障害者の方に対応しています。自宅や施設だけでなく、病院などで医師と連携した訪問診療も行っているのが特徴ですね。例えば、脳卒中などで入院されている患者さんがリハビリテーションを行っていく過程で、嚥下訓練に必要な歯科治療、口腔ケアなどを行います。また、自宅や施設での訪問診療では、歯科衛生士が中心となって、全身状態の悪い方にもしっかりとした口腔ケアの提供に努めています。また、患者さんの生活環境などを重視し、認知症ケアの研修を定期的に行い、安心して診療を受けていただけるよう心がけています。

スタッフとともに、患者の立場を考えた診療や対応を

クリニックの理念や、診療方針を教えてください。

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歯科診療を通じて、お口やその周りを良い状態にし、最期までお口で食べられるコンディションを保つことを強く意識しています。そのためには高齢になる前から、ライフステージに応じて口腔機能を管理することが重要だと考え、治療だけでなく成長発達や生活習慣にもアプローチして、お口から全身の健康をつくり出すことをめざしています。

スタッフの対応には自信があるそうですね?

ええ、相手の立場に立って物事を考えられることは一つの才能だと考えていますので、スタッフにはそういう素質のある人、私の想いをわかってくれる人に集まってもらいました。認知症の患者さんも多く来院されますので、見せかけの優しさではなく、そういう方との関わりを真の喜びにできる人と働きたいと思っています。また、こうした想いは言語化して共有することも大切なので、常々言葉にしてお互いに確認し合っています。

ところで、五十嵐理事長のプロフィールを教えてください。

私は大阪府出身で、父が歯科医師だったんです。ただ、初めは歯科医師になるつもりはなく、音楽や絵が好きだったので保育科に進みました。在学中は病気をしたことで卒業するのがやっとだったこともあり、実家の手伝いでもしようかと歯科衛生士の学校に入ったら勉強が面白すぎて(笑)、もっと勉強したいと歯学部に入学しました。卒業後、病院の口腔外科や一般歯科で診療していましたが、6年前夫の実家の近くの湘南に移住し、当院に勤務することになりました。訪問診療には保育科や歯科衛生士学校、病院の口腔外科などで学んだことがすべて役立ち、今までの経緯はこのためだったのかと幸せに感じています。

プライベートな時間はどのように過ごされていますか。

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湘南といえば海が近い場所でもありますので、「サーフィンです」と言いたいところなのですが、最近はできていませんね。他には、もともと音楽が好きなこともあり、地域の市民オーケストラに所属して、バイオリンも演奏していますよ。

成長発達や生活習慣にもアプローチする歯科をめざす

心に残る患者さんとのエピソードがあれば教えてください。

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そうですねぇ、忘れられない方がたくさんいらっしゃいますね。ドラマチックなことが日々ありすぎる、そんな感じがしています。そして、お口から食べることが困難になってきた方の今後をどうするかなどについては、私の意見で決まることもあるので責任の重さを感じながら日々診療を続けていますね。

クリニックの展望についてお聞かせください。

ライフステージに応じた口腔管理ができるように、診療だけにとどまらず、成長発達や生活習慣に働きかける発信や啓発活動を行いたいと考えています。第1弾として予定しているのは、お子さんを対象としたワークショップですね。歯科医師として積み上げてきた経験や知識を、社会に還元したいと思っているんです。また、一人ひとりのお口の中や生活スタイルに合わせた、オーダーメイドのメンテナンスを提案していけたらと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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私は訪問診療の中で、命の最期のステージの方とたくさん接し、歯科診療や口腔ケアの大切さを痛感しました。噛み合わせや食生活など、お口のことは全身の健康にもつながりますから大切にしてほしいですし、お肌のお手入れと同じように、お口のお手入れもしていただきたいですね。お子さんの場合も将来を考えて、お口の健康や口腔機能の発達に注意してください。もし不安なことがあれば、気軽にご相談いただければと思います。

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