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堀内 康聖 院長の独自取材記事

ほりうち歯科クリニック

(大阪市天王寺区/寺田町駅)

最終更新日:2024/03/04

堀内康聖院長 ほりうち歯科クリニック main

「ほりうち歯科クリニック」は、大阪環状線・寺田町駅から徒歩4分。駅近の好立地ながら、マンションや公園、スーパーなどが並ぶ住宅地にあり、落ちついて診療が受けられる。院内はバリアフリー設計なので、ベビーカーや車いすでも快適に利用できる。「心理的なバリアを張らないことが方針です」という堀内康聖(やすまさ)院長の言葉どおり、かわいらしいキッズスペースを備え、カラフルな診療椅子を用意するなど、小さな子どもや子ども持つ人から高齢者まで、幅広い人が通いやすい。同じビル内のクリニックと連携しているので、服用している薬などについても診療科の壁を超えて相談できる。同院の診療姿勢やクリニックづくりで力を入れているポイントなどについて、堀内先生に話を聞いた。

(取材日2023年9月13日)

誰もが通いやすいクリニックをめざす

開業までの経緯を教えてください。

堀内康聖院長 ほりうち歯科クリニック1

大阪大学歯学部を卒業後は、規模の大きい歯科医院で勤務医をしていました。一日あたりに診療する患者数がとても多く、珍しい症例を担当することも少なくありませんでした。長期間にわたって通う患者さんがほとんどで、中には10年間にわたって診させていただいた方もおられるので、人生の流れを見ているような気持ちになることもありましたね。さまざまな面で学びの多い環境だったのですが、次第に自分がやりたい治療や機器に対する思いが膨らんで、独立することにしたんです。駅前ではなく住宅地のクリニックビルを選んだのは、このエリアに住んでおられる方のかかりつけとしての歯科診療をめざしたからです。

クリニックとして大切にされていることは?

「心理的なバリアを張らない」ことです。例えば、外から院内がよく見えないと、入りにくい印象を与えてしまいます。飲食店に入る際も、店内の様子がわからないところは敷居が高く、入店を躊躇しがちですよね。そうしたハードルを下げるために、当院はあえて外から中の様子がわかるような造りにして、通いやすい雰囲気を大切にしています。待合室も清潔感を表現するために、白を基調に開放的で明るい印象にしました。この配色だと、当院の鮮やかなオレンジ色のロゴマークが映えるんです。

明るい雰囲気のクリニックですね。

堀内康聖院長 ほりうち歯科クリニック2

抵抗なく診療室に入っていただけるよう、治療に使う椅子は私の子どもたちの意見を取り入れてすべてカラフルな色にしました。車いすやベビーカーのまま診療室に入れるよう、広めにスペースを取ってあるので、診療中のお母さんとお子さんが離れずに済むのも、お子さん連れの方にとってメリットになるのではないでしょうか。私にも2人の子どもがおり、お母さんは自分が歯科医院に通う時間がなかなか取れないことを知っています。だからこそ、子育て中の方が気軽に受診できる環境づくりに力を入れています。親子で通院してもらうことで、お子さんにも少しずつ歯科医院に慣れてもらい、大きくなってからもあまり抵抗なく通えるようになってほしいですね。

子どもの治療には保護者が付き添うのでしょうか?

歯科医師によってお子さんの治療についての考え方は異なり、小学生から母子分離を推奨するところもありますが、当院ではお子さんと一緒にいてもらうことを基本としています。保護者にしっかり説明することで、歯の大切さを理解していただき、歯の健康意識を高めてもらうためです。お子さんの歯の健康を守るためには、保護者の歯に対する理解と意識が一番の予防につながると考えています。また、隣で治療を見ることによって、お子さんの歯の状態も把握できます。小児歯科や予防歯科についてわかりやすくまとめたオリジナルのパンフレットも作成しているので、持ち帰ってご家庭でご覧いただきたいですね。

患者が長く通えるための取り組みを実践

診療する上で大事にされていることを教えてください。

堀内康聖院長 ほりうち歯科クリニック3

患者さんの年齢に関わらず、問題のある歯の治療をして終わりではなく、長く通ってもらえる関係をめざしています。そのためには、患者さんに少しでも安心して通院いただく必要があるので、診療の際は十分な説明を行っています。各ユニットに大きなモニターを備えているので、ご自身のお口の中の写真やエックス線画像を見てもらったり、3Dアニメーションや模型を使って説明したりすることもあるんですよ。私の言葉だけで説明するよりも、実際に目で見るほうがよりわかりやすく、理解しやすくなると思います。もちろん、私ばかりが話すのではなく、患者さんのご希望もきちんと伺いながら、納得して治療を受けていただけるように努めています。

設備・機器が充実していますね。

歯科用CT、マイクロスコープは開院当初から導入しており、口腔内スキャナーは治療用と矯正用の2台を導入しました。歯科用CTを使えば立体的な画像で確認でき、インプラント治療や親知らずの抜歯の際には、より精密な治療前の診査・診断に役立っています。マイクロスコープは主に歯の根っこの治療に使用しており、肉眼では難しい細かい部分を拡大して見ることができるので便利です。また、口腔内スキャナーで歯の型採りをすることで、よりしっかりとした型採りが可能になって、歯の詰め物、かぶせ物の質の向上につながっています。開院から5年がたって、およそすべての領域に対応するための設備を整えることができました。

5年の間には新型コロナウイルス感染症の流行もありました。

堀内康聖院長 ほりうち歯科クリニック4

新型コロナウイルス感染症の感染拡大以来、歯科医院に対して患者さんがより清潔な環境を求めておられることを感じています。治療に使用する器具については、毎回消毒するなど、以前から院内感染対策を重視してきましたが、院内環境を清潔に保つことも含めてより力を入れるようになりました。また、スマホ診察券を利用できるようにして、精算の際には自動精算機を導入しています。

スタッフさんの協力も欠かせませんね。

当院の歯科衛生士は、全員が常勤のスタッフです。常勤スタッフのほうが、一緒に診療する時間が長く、さまざまなことを知識や情報を共有できるのがメリットです。スタッフ自身も、より責任を持って診療に取り組めると思います。開院時に勤めていたスタッフも全員子どもを持つようになり、現在、産休中の人もいます。当初は3歳くらいだったお子さんが、5年たつと小学生になるなど、患者さん、スタッフの子ども、そして自分の子どもも、成長を間近で見られることにやりがいを感じています。こうした良い状態を維持するためにも、当院で働いてくれるスタッフが少しでも働きやすいよう、今後も積極的に環境を整えていくつもりです。患者さんと同じくらい、一緒に働いてくれているスタッフのことを大切にして、クリニック全体で地域に寄り添っていきたいですね。

患者と一緒に治療方針を考えていく

印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

堀内康聖院長 ほりうち歯科クリニック5

奈良県の歯科医院に勤めていた時に担当していた患者さんが、独立後も当院に通ってくださっていることです。患者さんとのエピソードはこれまでもたくさんありますが、場所が変わっても来てくれる方がいるのは本当にうれしいですね。遠方から足を運んでくださることは、歯科医師冥利に尽きます。

今後の展望をお聞かせください。

設備器具の充実に力を入れてきたのは、できるだけ幅広い患者さんの悩みや困り事に対応していきたいと考えているからです。すべて当院で対応することは難しいかもしれませんが、可能な限り当院で完結できるようにしたいと考えており、目標は「地域の総合歯科医院」です。そのためには、私自身が学び続けて、より質の高い歯科診療、患者さんに満足していただける歯科診療を提供することが欠かせません。来院された患者さんに「来て良かった」と思っていただける歯科医院づくりに、これからも力を注いでいくつもりです。

読者にメッセージをお願いします。

堀内康聖院長 ほりうち歯科クリニック6

現代はインターネット上で治療にまつわるさまざまな情報が発信され、惑わされてしまうこともあると思いますが、難しく考えずにまずは気軽に足を運んでください。幅広い選択肢を提示して、患者さんと相談しながら一人ひとりに合った治療方針を決定していきたいと思います。保険診療内で解決できそうにない場合は、自由診療をご提案することがありますが、無理に勧めることはありませんのでご安心いただければと思います。どんなに些細なことでも構いません。一人で悩んでいるのではなく、遠慮なく相談に来てください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/44万円~、矯正/41万8000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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