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安 炳旭 院長の独自取材記事

あんデンタルクリニック

(大阪市天王寺区/谷町六丁目駅)

最終更新日:2021/10/12

安炳旭院長 あんデンタルクリニック main

大阪市内の文教地区として知られる清水谷界隈、長堀通に面したビルの1階に入る「あんデンタルクリニック」は2018年秋に開業。居心地の良い待合室では、安炳旭(あん・ぴょんうっ)院長とスタッフが親しみやすい笑顔で迎えてくれた。「僕はのんびりとした性格なので、患者さんともフランクな関係でいたいのです」と語る院長は、患者との会話を大事にして患者の希望に応える治療を最優先する。時には相談だけで終わることもあるというが、「来て良かったと思ってもらえれば良いのです」とのこと。そんな雰囲気がクチコミで広がっているのか、患者からの紹介での受診も増えているそう。乳幼児から高齢者の在宅診療までオールマイティーに対応する診療内容や、歯科医療に対する院長のスタンスについて詳しく聞いた。

(取材日2019年5月13日)

町のクリニックとしてオールマイティーな診療を

最初に、開業までの歩みを教えてください。

安炳旭院長 あんデンタルクリニック1

大阪歯科大学を卒業した後、大阪市内の2つの歯科医院で3年ずつ勤務しました。1つの勤務先で3年間は働かないと、きちんとしたノウハウは学べないと思ったからです。そうやって経験を積んでいく中で開業を考えるようになりましたが、僕はのんきな性格であくせくした雰囲気は苦手なので、開業するなら大阪市内で静かな場所が良いなと思っていました。立地も駅前にこだわらず、いろんな路線や駅からアクセスできる場所を探していたところ、この場所とご縁があり、2018年の10月に開業することができました。病院を受診する時、人はどうしても緊張したりマイナスな気持ちになったりしますよね。なので、院内はできるだけリラックスできるような色調やデザインを取り入れました。キッズスペースやカウンセリングルームも設けています。

現在は、どんな患者さんが受診されていますか?

近隣には、思っていた以上にファミリー層が多いですね。以前からお住まいの方だけでなく、「転勤で引っ越してきたので、近くで歯科医院を探していたんだよ」という方がよく受診してくださっています。年齢で見ると、生後半年ぐらいのこれから歯が生えてくる赤ちゃんから、90歳を超えたご高齢の方まで、本当に幅広い年代の方が来られています。20~30代の方も最初は少なかったのですが、最近少しずつ増えてきました。平日は19時30分まで診療していますし、土日もほぼ平日と同じように診察しています。また、足腰の衰えや病気などで通院が難しい患者さんについては、訪問歯科診療を行っていますので、お気軽にご相談ください。

診療の内容や、診療の進め方を教えてください。

安炳旭院長 あんデンタルクリニック2

町の歯科クリニックですので、日常で起こるお口の中の困りごとには、分野や年齢を問わずオールマイティーに対応させてもらっています。虫歯や歯周病の治療、お子さんの治療やフッ素塗布などのケア、入れ歯の製作や調整のほか、ホワイトニングなどの審美的なケアにも対応していますよ。妊婦さんの治療も行っています。来られた患者さんとはまずお話をさせていただいて、今日は何をどのぐらい知りたいとお考えなのか、どのような症状を解消したいと望んでいるのか、イメージするように心がけています。急ぎなのか時間をかけたいのか、痛い箇所だけ治したいのかお口全体をチェックしてほしいのか、人それぞれですよね。だからご希望やニーズをきちんと受け止めて、複数の治療選択肢をお示しし、その中から患者さんが選んだ治療を行うようにしています。

患者とはフランクな関係で、同じ目線を持っていたい

診療においては、どのようなことを大事にしていますか?

安炳旭院長 あんデンタルクリニック3

「患者さんが受けたいと思う説明と治療を行う」ということですね。Aという治療法が医学的に最も良いとしても、患者さんがBという方法を希望するのなら、Bを行っています。例えば入れ歯。歯科医師はしっかり噛めてずれない入れ歯が良いと思うわけですが、カパカパしていても慣れていて使い心地が良いのなら、それが患者さんにとって良い入れ歯である、と僕は考えています。もちろん、医学的に何がベターかは説明させてもらいますが、最終的にはご本人の希望や感じ方を優先してほしいのです。医学的により良い治療で口腔の機能は改善したとしても、食事の楽しみや患者さんの満足度が低下してしまうのは、本意ではありません。治療は、患者さんの生活全般にプラスになるべきだと思うのです。患者さんと出会ったばかりの僕は、その方をまだ歯科という領域から見ているだけですからね。

患者さんの希望を知るためには、患者さんが本音を語る必要がありますね。

ええ、だからこそ患者さんとはフランクな関係で、同じ目線を持っていたいですね。僕はのんきな性格で、昔から重い雰囲気が苦手なんです(笑)。さすがに治療中は僕もスタッフも真剣な空気になりますが、それ以外の時間は自然体で気さくにお話ししようと心がけています。患者さんには義務感に駆られて受診されるのではなく、遊びに来るような感覚で来て、話をしてほしいですね。実際に、相談に来られて話だけして治療はしない患者さんもおられます。また、治療後には再発防止のケアについて一緒に考えたいとは思っていますが、関心のない方に無理強いすることはありません。それで良いと思っています。

相談だけでもいいのですか?

安炳旭院長 あんデンタルクリニック4

はい、もちろんです。セカンドオピニオン、サードオピニオンを求めて来られる患者さんもいらっしゃいます。僕に相談したからここで治療をしなければならないというルールはありません。また、ほかの歯科医院で断られた治療法についてご相談いただき、試してみたら対応できたということはよくあります。例えば、もう抜歯してインプラントにするしかないと言われた歯でも、歯を残す可能性をできるだけ探して、保存を試みることはあります。うまく抜歯を免れることができれば、患者さんにとても喜んでもらえますからね。

「来て良かった」と喜んでもらえるクリニックに

先生は歯科領域の外傷にも詳しいとお聞きしました。

安炳旭院長 あんデンタルクリニック5

以前に勤務していたクリニックの先生から「子どもも診ていくのなら、ケガは多いから歯科の外傷も知っておいたほうが診療の幅が広がる」と勧められたのがきっかけです。実際に、開業後これまでの間にも、お子さんが転倒して歯がぐらついているので診てほしいという問い合わせが数件あり、対応させてもらっています。お子さんの歯がケガで折れたり抜けかけたりしたとき、お母さんはだいたいパニックになっておられます。ですからまずお電話をいただければ、状況をお聞きした上で、具体的な指示をお伝えできると思います。折れたり抜けたりした歯は、牛乳に浸けた状態、薬局で手に入る保存液に浸けた状態、本人の口の中にふくんだ状態で持って来ていただければ、治療に生かせることもありますよ。

ご多忙だと思いますが、どのようにリフレッシュされていますか?

開業してからは知識や技術をより確実にしたいという思いが強くて、勉強していることも多いでしょうか。でも、大学の同期の先生と飲みに行くのも楽しみですね。僕は人といるのが好きで、人とのつながりが大事だと考えています。僕は愛知県の出身ですが、大阪で開業したのも、知り合いの先生が多い環境で治療を続けたい、それがゆくゆくは、クリニックを受診してくれる患者さんにもメリットにもなると考えたからです。確かに忙しいですが、僕自身が望んだ開業ですからやりがいも良い意味での緊張感もあり、充実した毎日を過ごしています。

最後に、これからめざしたい医療や読者へのメッセージがあればお願いします。

安炳旭院長 あんデンタルクリニック6

自分が患者さんの立場であれば、「受けたくない治療を勧められ、本音を言えず納得できないままその治療を受けるのはどうなんだろう」と思います。だからこそ、今は患者さんの望む治療を優先したいと思っていますが、さらに将来的には、僕からの医療的な提案を納得して受け入れていただき、治療後に「先生と話をして治療を受けて良かった」と満足してもらえるようになりたいですね。まあ、難しいことを抜きにしても、単純に「ここへ来て良かった、先生に相談して良かった」と言われるようになりたいと思っています。お話ししたように、相談だけでもまったく問題ありませんので、お口や歯の悩みある方、気になることがある方は、まずは相談しに気軽に立ち寄ってみてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

オフィスホワイトニング/1クール 1万円〜
インプラント/43万円~
(治療内容によっても異なりますので、詳細はクリニックへお問い合わせください)

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