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田中 秀幸 院長の独自取材記事

あらた歯科

(熊本市東区/竜田口駅)

最終更新日:2022/08/23

田中秀幸院長 あらた歯科 main

熊本市東区小峯。県道小池竜田線バイパス沿いに「あらた歯科」はある。交通の便が良い立地で、駐車場も広く利用しやすい。院長を務めるのは、常に歯科医療の新しい技術や知識を取り入れるため、日々勉強を欠かさない田中秀幸先生。プライベートでは2児の父で、自身の経験から小さな子どもがいる患者も通いやすいクリニックづくりに努めている。診療では悪くなった歯を治療するだけでなく、原因もしっかり探り、根本から治療。患者自身にもきちんと知識を身につけてもらい、歯に対する意識を高めてもらいたいと考えている。患者の立場に立ち、丁寧な診療を心がける田中院長に、歯科医療にかける思いを聞いた。

(取材日2022年7月28日)

悪くなった原因を探り、根本から治療していく

治療の際、心がけていることはありますか?

田中秀幸院長 あらた歯科1

虫歯になったり、トラブルになったりした部分だけを治療するのではなく、なぜそうなったか、根本的な原因を探るようにしています。ただ痛い部分を治療するだけの対症療法だと、その時は良くても、結局同じトラブルをまた繰り返すことになってしまいます。例えば、咬合に問題があるようであれば、噛み合わせから見ていきます。噛み合わせがずれているために、トラブルが起きやすい場合は、正しい位置がどこなのかを考えていきます。原因は人それぞれですので、一人ひとりに向き合い、トラブルの原因から治療することを心がけています。

患者にも知識を身につけてもらうため、熱心に指導されているそうですね。

患者さんは、自分の口の中がどんな状態になっているかわからないものです。どんな治療をされるかもご存じなく、歯科医師任せの方も多いかもしれません。患者さんからしたら、「治療したら治って当たり前」と思いがちですが、普段のケアがおろそかになってしまうと、結局同じことの繰り返しになり、数年後にはまた治療することになりかねません。そうならないためにも、患者さんにも歯についての知識をしっかり持っていただきたいです。まずは、口腔内写真やエックス線写真を撮影し、一緒に見ながら状態を説明し、納得していただいています。歯の磨き方も丁寧に指導しています。当院に長く通ってくださる患者さんは、歯についてきちんと学んでくださるため「痛い部分だけ治療して」とおっしゃる方はいらっしゃいません。患者さんに正しい知識を伝えるためにも、私やスタッフがまずしっかり勉強することが大切だと考えています。

こだわっている設備はありますか?

田中秀幸院長 あらた歯科2

10倍ルーペを使用して治療しています。やはり裸眼とは見える世界がまったく異なるので、細かい治療がしやすいです。根っこの治療にしても、歯を削るにしても、ルーペがあると目で確認しながら行えるので安心感が違いますね。歯科衛生士も5倍、8倍の拡大鏡を使用しています。口の中を掃除する場合も、汚れや歯石もきちんと見えるので、勘だけに頼るのとはまったく違います。また、クリニック内はバリアフリー設計です。診療室は、各ドアで仕切られ、プライバシーが保護されています。

患者一人ひとりに合った治療方法を提案

治療やケアを行う際、患者さんの性格やライフスタイルまで考慮されているそうですね。

田中秀幸院長 あらた歯科3

例えば、夜勤の多い方や多忙な方、せっかちな人柄な方など、さまざまな患者さんがいらっしゃいます。だから、じっくりお話を聞き、その方に合ったケアの方法を考えていくのが信条です。こちらの考えを押しつけるのではなく、患者さんのご希望も聞き、何を望まれているのか、最終的にどうしていきたいのかまでお伺いし、その上で治療方針を患者さんとご一緒に決めていきます。やはり、金銭的なことや時間の制約もそれぞれあると思いますので、その方に合った方法でなければ続きません。ただ、メンテナンスの頻度は、ある程度こちらから提案するようにしています。歯の状態を見て、「忙しくても今は月に1度は通い、しっかりメンテナンスをしたほうがいいですよ」とお伝えし、安定してきたら2ヵ月に1回にすることもあります。患者さんが頑張って通ってくださると、私たちもとてもうれしいですし、頑張ってケアしていこうという気持ちになります。

マタニティー歯科にも力を入れているそうですね。

妊娠中はホルモンバランスの乱れやつわりなどの体の変化から、普段よりも虫歯や歯周病になりやすい傾向があります。また、歯周病は早産のリスクを高めるともいわれています。妊婦さんは安定期などで母体の健康状態が良い時に予防や治療をすることをお勧めしています。また、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌がありません。周囲の大人から感染し、虫歯になってしまうのです。そのため、赤ちゃんを虫歯にしないためにはまず、お母さんが虫歯のない状態にしておくことが大切です。こうした知識を事前に身につけておくためにも、妊娠中に口内ケアをお勧めしていますね。

小さい子どものいる患者さんも通院しやすいように配慮されているとか。

田中秀幸院長 あらた歯科4

私自身子どもが2人いて、開業当時はまだ幼かったので、自身の経験からも子どもを連れてクリニックに通院するのは難しいことを実感していました。当院の患者さんは、ファミリー層が多いので、小さいお子さんがいらっしゃる方も少なくありません。でも、口内の健康を考えると、できれば定期的に通っていただきたい。だから、子連れでも気軽に通院できるクリニックにしようと考えていました。そのためキッズルームも完備し、移動式のベビーベッドも用意しています。当院には保育士資格を持ったスタッフもいますので、お一人でお待ちになれないお子さんは、スタッフが優しく対応いたします。最近は託児に対応可能なクリニックも増えていますが、当院はかなり早い時期から対応していたほうだと思います。

常に新しい技術や知識を取り入れ、スキルアップする

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

田中秀幸院長 あらた歯科5

祖父と父が歯科医師でした。だから、幼少時から自分もいずれは同じ道を歩むだろうとなんとなく感じていました。とはいえ、子どもの頃は、自宅と診療所は別の所にあったので、祖父や父が具体的にどんな治療をしているのかを目にしたことはありません。学生になって勉強をしてから、「あ、こういうことをしていたんだ」と知りました。実は「あらた歯科」は、祖父の名前から取っているんですよ。いずれは開業したいと思っていたので、何歳までにどうしたいかをある程度決め、それを達成するために、知識や技術を学び経験を積み上げてきました。新しい技術がどんどん入ってくる世界なので、開業してからも日々勉強です。自分から学ばないと成長できない世界だなと痛感しています。勉強会などに参加すると、自分の親世代の先生方も、熱心に勉強されています。その姿を見ると、歯科医師は生涯学び続けるべき職業で、やりがいのある仕事だと思います。

今後、どのようなクリニックにしていきたいですか?

いつも新しい技術や知識を学び、しっかりスキルアップする歯科医師でありたいです。スタッフともその知識を共有し、まず自分たちが学んだ上で、患者さんにも情報提供していきたいです。当院のスタッフは皆勉強熱心で、外部の勉強会に参加したり、資格取得に励んだり、向上心を持って仕事に臨んでいます。しかも、患者さんにもとても丁寧に接してくれています。和気あいあいとした雰囲気で、患者さんとは治療とは関係ない話で盛り上がることもあるようで、それが、患者さんのライフスタイルやお人柄を知るきっかけにもなっています。スタッフには恵まれていますね。この良い雰囲気はずっと維持していきたいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

田中秀幸院長 あらた歯科6

当院の患者さんはファミリー層が多く、しかも紹介でいらっしゃる方がほとんどです。長く通ってくださる方が多く、私たちは患者さんを身内や家族のように感じています。通院してくださる皆さんが、ずっと健康な歯で食事を楽しめるよう、力になりたいです。そのために、スタッフ一同いつも勉強し、常に新しい知識を取り入れています。そして、患者さんにはどんな治療をしているか丁寧に説明することを心がけ、何となく通院してよくわからない治療をされている、ということがないようにしていますね。気さくなスタッフが多いので、どんな小さな疑問でも気軽に聞きやすいと思いますよ。言いにくいことも気軽に相談できる雰囲気づくりに努め、納得していただいた上で良い治療をさせていただきたいと考えています。

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