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久保田 健彦 院長、久保田 千華子 副院長の独自取材記事

くぼた歯科クリニック

(新潟市東区/新潟駅)

最終更新日:2021/10/12

久保田健彦院長、久保田千華子副院長 くぼた歯科クリニック main

新潟市中心部から車で国道113号を北上、浜谷町交差点先の右手にある「くぼた歯科クリニック」。長く続いた歯科医院を継承し、2018年から診療しているのは久保田健彦(くぼた・たけひこ)院長と千華子(ちかこ)副院長だ。30年以上を新潟大学歯学部の指導者・研究者として働いてきた健彦院長と、訪問歯科診療など地域に根差した歯科医療を担ってきた千華子副院長。それぞれの専門性と経験を持ち寄ることで、歯科医療に対する幅広いニーズに応じ、信頼を重ねてきた。新潟大学の同級生でもある二人。互いの仕事を敬い、言葉を補い合って進める会話のやりとりに、夫妻の人柄の温かさが感じられる。家族ぐるみで通いたくなる、ホームドクター的な雰囲気が特徴だ。健彦院長と千華子副院長にさまざまな話を聞いた。

(取材日2021年4月26日)

オーダーメイドの歯周病治療に専念できる最適な環境を

開業から4年目を迎えるそうですね。

久保田健彦院長、久保田千華子副院長 くぼた歯科クリニック1

【健彦院長】ここはもともと、18年続いていた歯科医院だったのですが、前先生がご高齢となり継承者を探しておられたんです。僕は新潟大学で研究と指導を30年以上続けてきたのですが、前先生も新潟大学ご出身で、できれば同窓の私たちに継承したいとお声がけいただきました。開業にあたってはカルテシステム・歯科用エックス線CTなどをデジタル化、高倍率ルーペ・マイクロスコープの導入、新しい診療ユニット、複数の歯科用レーザー、インプラント治療や歯周病治療のための機材の配備など、設備を充実させました。
【千華子副院長】私は大学病院や歯科医院で勤務医として働いてきたのですが、開業前は、東区周辺の訪問歯科診療を担当していて、縁のある土地だなと思っていました。地域の患者さんをよく知るスタッフは前の先生の時代から引き続き働いてくれています。

クリニックの特徴を教えてください。

【健彦院長】女性と男性の歯科医師がおりますので、患者さんに緊張せず来ていただけます。また、すべての患者さんに歯周病診断を取り入れていることが特徴で、保険診療から自費診療まで幅広いニーズに対応できることが強みです。院内には技工室があり、歯科技工士がおりますので義歯や仮歯の迅速な対応や細かい修正、さらに審美的な要求まで患者さんのご希望を聞きながら治療できるメリットがあります。
【千華子副院長】院長の大学病院時代の患者さんが、当院を探し当てて来院してくださいます。院長は長く学生を指導してきたので、知識が豊富で説明がわかりやすいのです。サポートをしてくれるのは、全員ベテランの歯科衛生士さんです。通院されている患者さんの特徴を知り尽くしていて、患者さんたちからも信頼され親しまれているので、良い雰囲気で診療ができているかなと思います。

機材の入れ替えは、どんな基準でされたのでしょうか。

久保田健彦院長、久保田千華子副院長 くぼた歯科クリニック2

【健彦院長】メインは、日本製で信頼性のあるものを選んでいます。大学で歯科用医療機器メーカーと共同研究をしていた関係で、製造工場や開発者との交流経験があり、値段は高くても質の良い製品を使いたいというこだわりがあります。インプラントは、大学や研究機関の評価を基準にしていますが、中でも信頼性を重視しており、歯ブラシや口腔衛生の製品一つにしても、自分で使って「良いな」と思ったものを積極的に導入して患者さんにお勧めしています。
【千華子副院長】最近では歯ブラシはスイス製のものも加えてお勧めしています。当院でお勧めしている歯ブラシは機能だけでなくデザインもおしゃれなんですよ。大人だって歯磨きは楽しくしたいですものね。

患者との会話をを大切に、その人にとって最善な治療を

ご専門を選んだ理由や開業までのご経験をお聞かせください。

久保田健彦院長、久保田千華子副院長 くぼた歯科クリニック3

【健彦院長】私は、大学時代に入っていた弓道部の先輩に強く勧誘され、歯周病科の大学院へ進むことになったことがきっかけで歯周病分野を選択しました。また、一説では「世界で一番多い病気」といわれているのが歯周病で、すべての歯科治療の基礎となる分野ですから、選んだことに後悔はありません。何より、歯周病学は、これまでの他分野とは異なり、治療では「治る」のが望めることも魅力に感じました。これまでも教育機関や大学病院で、学生や教員、さらには歯科医師の指導を行ってきましたが、開業後も教育交流を継続しつつ共同で臨床研究をしています。現在は歯科衛生士を育成する短期大学で、学生や診療スタッフの指導も行っています。

副院長はいかがでしょうか。

【千華子副院長】私は、大学を卒業した後、医局で歯周病を専門に学びました。虫歯や歯周病の治療を中心に、歯科全般・口腔外科小児歯科も研鑽しました。歯科医院の勤務医になってからは、一般歯科に加え、ご病気を持つ方の治療や訪問歯科診療を担当するようになりました。学生時代の講義で今でもよく覚えているのですが、それまで「歯周病は治らない」と思っていたのに、それが望めると聞いて驚きました。それから、この分野は面白いんじゃないかなと思い、医局に残って勉強を続けることにしたんです。その後、勤めた歯科医院で力を入れていたのが訪問診療でした。外来診療とはまた違った患者さんとのコミュニケーションがあり、やりがいを感じた分野です。

一般歯科はお二人で、院長は歯周病とインプラント、副院長は訪問診療という役割分担なのでしょうか?

久保田健彦院長、久保田千華子副院長 くぼた歯科クリニック4

【千華子副院長】そうですね、ただ、一般歯科も難症例は院長にお願いしています。大学時代と同様に、症例検討・治療方針の相談や意見交換などを健彦先生とすぐにできることはとても心強いですね。小児歯科では、子どもに恐怖心を与えないように、時間がかかっても楽しんで来院できるように工夫しています。涙をためて来る子も、最後は笑って手を振ってもらえるようにと思っています。また、お子さんの歯の治療や原因、メンテナンスについては、親御さんにしっかりご説明します。
【健彦院長】千華子副院長は義歯も得意です。子どもは僕も好きなので、たまに診るんですよ。うちにも3人いるのですが、もうみんな大きくなっちゃったので……。お子さまを連れた方が来るととても楽しいんです。院内が明るくなります。
【千華子副院長】そうそう。うちはスタッフもみんな、お子さま大歓迎。どれだけ泣いても大丈夫なので、遠慮なくいらしてください。

治す喜びを積み重ねながら地域の健康に貢献したい

印象に残っているご経験やエピソードを教えてください。

久保田健彦院長、久保田千華子副院長 くぼた歯科クリニック5

【健彦院長】たくさん入っている金属冠をメタルフリーにしたいというご希望で通われていた患者さんがいらしゃいました。ご負担が大きくならないよう、保険診療でカバーできるところは保険内で治療したところ、患者さんもこちらの努力に応えるかのように、その状態を保ちたいとメンテナンスもしっかり続けてくださったということがありました。
【千華子副院長】訪問診療の患者さんで、寝たきりでほとんど言葉を発せられない方に、義歯製作を依頼されたことがあります。治療中何度もおたずねしても、反応がなく……。試行錯誤しながら作って、最後に装着したその時に、患者さんがハッと正気に戻られ、笑顔で仰った「ありがとうございます!」を聞いたときは、私も思わず「うるっ」としてしまいました。ご家族にも喜ばれ、訪問診療の醍醐味を味わいました。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

【千華子副院長】「歯茎からの出血が止まらない」との症状がある患者さんに高血圧が見つかったことがありました。お口の中に症状が現れる全身疾患は、他にもいくつもあります。地域の患者さんの健康に少しでも役立つよう、かかりつけ医的に関わっていけたらと思っています。痛い時だけでなく、気になることがあれば、遠慮なくご来院ください。

院長からもメッセージをお願いします。

久保田健彦院長、久保田千華子副院長 くぼた歯科クリニック6

【健彦院長】歯科医師として、口腔の健康から皆さまの長寿健康と生活の質向上に努めてまいります。歯周病や虫歯は、生きていくために不可欠な歯を失う最大の原因ですが、予防と治療が可能な病気です。また、生活習慣病という側面もあり、全身疾患との関係も深いです。これからも、科学的な情報や研究報告を患者さんにわかりやすく伝えると同時に、情報発信や講演、研究活動も続けていきたいですね。そして、患者さんご自身と当院の二人三脚で適切なメンテナンスを続け、虫歯や歯周病を予防することで、患者さんの生涯の健康な生活に寄与できたらうれしいです。

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