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佐藤 アリサ 院長の独自取材記事

花泉歯科医院

(千代田区/市ヶ谷駅)

最終更新日:2020/04/20

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市ヶ谷駅から徒歩5分、赤茶色のれんが造りのマンション1階にある「花泉歯科医院」。歯科医師である父から学んだという、「木だけを診ないで森を診る」をモットーにした佐藤アリサ院長が、患者に寄り添う診療を行う歯科医院だ。以前は父から継いだ岩手の歯科医院と行き来しての診療体制だったが、現在は同院のみに集中している。歯を治すことにとどまらず、体の健康、ひいては患者の幸せまでをも考慮した、広い視野での医療を提供する院長。これまでの経緯から今後の展望までを詳しく聞いた。
(取材日2020年2月28日)

保険・自費問わず、患者に満足いく医療を提供したい

以前は実家の岩手の歯科医院と、こちらの歯科医院を行き来して診療されていたそうですね。

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はい。昨年7月に岩手の歯科医院を閉じてからは、こちらだけで診療を行っています。岩手と東京を行き来する時間はなくなりましたが、暇になったかというとそういうことはなく、日々の診療に加えて、セミナーや勉強会など何らかしていますね(笑)。糖尿病は歯周病とリンクしているところがあるので、先日も愛媛へ行って、糖尿病患者さんを歯科でどのようにサポートできるかという研究会にも参加してきたばかりです。今度東京で開かれる健康をテーマにした展示会では「お口は生命(いのち)の源」というテーマで、タンパク分解型の除菌水システムを出展予定です。私は父の教えである、「木だけを診ないで森を診る医療」を心がけているので、口だけでなく食生活を含めた生活習慣のことだったり体の悩みだったり、広い視野で患者さんをサポートしたいと考えているんです。

そもそも東京で開業されたいきさつは何だったのでしょう。

岩手では継承当初から1人で1日何十人もの患者さんを診る状況が続き、ただ仕事をこなしているような日々でした。でもあるご高齢の患者さんが、父が作った古い入れ歯を形見として大切に使ってくれていたことを知り、はっとしました。一人ひとりの患者さんが何を望み、何ができるのかを考えることの大切さを実感したんです。それでセミナーなどで学び、保険診療だけでなく自費診療も含めて多くの情報を提供したい、患者さんにとってベストな治療を選んでいきたい、そう考えるようになりました。もともと中学から大学まで東京の母の実家で暮らしていましたので、なじみがあったというのもありますが、自分のめざす歯科治療を行うための情報発信の場として、東京を拠点にしようと決意しました。

こちらのクリニックの患者層や診療の流れをお聞かせください。

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ご近所の方ももちろんいらっしゃいますが、ほとんどはご紹介で来られる患者さんです。患者さんからのお知り合いや、歯科医院からの「レーザー治療が必要な患者さんなので、そちらでお願いします」という紹介、また私がセミナーなどで知り合った方が全国から来院されたりと、紹介のかたちはさまざまで年齢層も幅広いですね。診療の流れとしては、まずは治療して、口腔内を良い状態にし、そこから定期的にメンテナンスをして患者さんのお口の健康をサポートしていく方針で、予防歯科にも力を入れています。また、自費治療になりますが、Nd:YAGレーザー(ネオジウムヤグレーザー)を使い、無麻酔下での歯周病などの治療も行っています。

父から受け継いだ「木だけでなく森を見る心」で診療

先生の診療モットーについてお聞かせください。

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繰り返しになりますが、父からはいつも「木だけを見ないで森を見なさい」と教えられてきました。つまり、その人全体を診るということですね。訴えている歯だけではなく、体調はどうなのか、患者さんが何を求めているのか、その方の家庭環境や生活習慣、経済的なことも含め、バックグラウンドまで考えて治療を進めなければいけないということです。もちろん患者さんは歯の問題を主訴に来院されますが、私はその患者さんがどのようなことを望んで、治療したことによってその方のその後の人生をどうサポートできるか、というスタンスに立つという考えです。例えば、いつも手で口を隠してしか話せなかった方が、前歯を治して人前で笑えるようになるなど、そういうことのほうが大事ではないかと思っています。

機材や治療法でこだわっている点はありますか?

水とレーザーです。歯科医院では水をたくさん使いますが、その水が安心安全なものでないと、患者さんにとっても、私たち医療従事者にとっても常に院内感染の危険と隣り合わせということになってしまいます。そういう心配のない環境にしたいと考え、当院で診療に使う水は、すべて残留塩素補正消毒システムからの水を使用しております。また、タンパク分解型除菌水を使用した口腔ケアも勧めております。これにより患者さん、スタッフへの院内感染予防に努めていますし、もちろん日常的に使用器具の消毒、滅菌、殺菌も徹底して行うようにしています。除菌水は日常生活でも活用できますので、ご希望の方にはお譲りしています。また、Nd:YAGレーザーの持つ特性を生かし、歯科治療に使用しています。できるだけ歯を削らない、歯の神経を残す治療につなげたいと考えています。

普段患者さんに接する際に心がけていることは何ですか?

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きちんと患者さんと向き合って、しっかりお話を伺うことですね。診療はいつも問診から始めますが、その時にはマスクもグローブも外して、椅子を回して顔と顔を合わせ、まずは患者さんのお話を伺います。その時には、ほんの気持ち程度ですが自分の椅子の位置を低めにして、こちらが上から目線にならないように気をつけています。そのほうが患者さんが話しやすいだろうと思うからです。また、治療が終わったら必ずエプロンを外して、「今日の治療はこうでした」、「次の治療はこうですよ」、というようなお話をするように心がけています。

一人ひとりに寄り添い、患者の「健倖」をサポート

診療の傍ら、勉強会などにも積極的に参加されているそうですね。

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以前は週末くらいにしか参加できなかったのですが、今は平日の勉強会やセミナーにも参加できるようになりました。自分がやりたいなとか行きたいなと思うものに参加できるのがうれしいです。お話したタンパク分解型除菌水もレーザーもそういったイベントに参加して導入したのですが、患者さんのために学ぶ機会が増えたのは非常に良かったと思っています。先ほど糖尿病の研究会に参加しているというお話をしましたが、お口の健康と体の健康は密接に関連しています。そこで当院では月1回程度のペースでトレーナーの方に来ていただいて、2時間くらいの健康セミナーとトレーニングのコースを開催しています。それは、患者さんだけではなく、どなたでもご参加いただけるんです。あと、整形外科の先生に月1回来ていただいて体の不調などを診ていただくという取り組みも新たに始めました。

とてもお忙しそうですが、休日はどのようにリフレッシュしていますか?

展示会の準備やその直後に参加予定だった別のセミナーの準備などもあって、どこかへ行ったり、何かをしたりといった自分の時間はここしばらくなかったです。飛行機や新幹線の移動中にいろいろ考えられる時間があって、それがリフレッシュといえばリフレッシュだったかもしれません。友達とも長く会えていなくて、今度の週末に2ヵ月ぶりくらいに会うのですが、その時においしいものを食べておしゃべりするのを楽しみにしています。あとは、趣味のネイルがありますね。でも、実は私は日々の診療をしたりセミナーに行ったりするのは全然苦ではなく、むしろ楽しんでいるんです。だから、仕事自体がリフレッシュになっているのかもしれません(笑)。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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糖尿病の研究会で、愛媛の糖尿病内科の先生のお話を伺ったのですが、その先生は「健康」の「こう」を人を幸せにする「倖」にしてお話ししているとおっしゃっていて、とても感銘を受けたんです。その前から私は、お口を健やかにという意味で、「健口」ということは言っていたのですが、さらにその先をいく、私の医療が人を幸せにする「健倖」につながっていけばいいなと思いながら、患者さんのサポートを続けていきたいですね。そのためにも、今後一層予防に力を入れていきたいと思っています。虫歯を治療してきれいになったら、それが患者さんのスタートライン。せっかくきれいになったのですから、そこをきれいな状態、いい状態で維持してもらうため、メンテナンスに来ていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーを用いた歯周病治療/6万円~、インプラント治療/35万円~

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