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佐藤 紘治 院長の独自取材記事

大名さとう歯科

(福岡市中央区/赤坂駅)

最終更新日:2020/06/16

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福岡市営地下鉄空港線赤坂駅から徒歩3分、福岡市中央区役所の真向かいという好立地にある「大名さとう歯科」。2018年からは、父より引き継いだ佐藤紘治先生が院長を務めている歯科医院だ。佐藤院長は気さくで親しみやすい人柄で、一つ一つの説明も丁寧で物腰がやわらか。地域住民や近隣で働いている人も、安心して歯の治療を受けているのだろう。開業前に大学病院で培った歯科口腔外科の経験や、予防歯科に関する豊富な知識をもとに、地域の歯科医療に関する意識向上に取り組んでいる佐藤院長に、診療のことや予防歯科にまつわるさまざまな話を聞いてみた。
(取材日2020年6月3日)

歯科口腔外科での経験を生かした一般歯科治療が強み

歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

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曽祖父の代から歯科医師の家系で、子どもの頃から歯科医師という仕事が身近にありました。曽祖父は中洲川端で、祖父が大濠にて、そして父親が1982年に大名で開業しており、2018年に父の歯科医院を継ぐ形で私も開業しました。子どもの頃を思い返してみて、今でも覚えているのは、父親が患者さんと良い関係を築いていて、いつも感謝されている姿です。今でもその姿に憧れながら、日々の治療、院内のマネジメントに取り組んでいます。当院は、天神周辺で働かれている方々や、大名周辺にお住まいの皆さんを中心にお越しいただいております。また、遠方からも父の代より通い続けられる方、歯科口腔外科の治療を求める方がいらっしゃいます。

開業に至るまでの経緯をお話しください。

2009年に北海道大学歯学部を卒業後、熊本大学医学部附属病院の歯科口腔外科に6年間在籍しました。口腔がんの治療や親知らずの抜歯、インプラント治療などを中心に、学びながら実務経験を積んでいます。その後一般クリニックに3年ほど勤め、一般歯科の内容や運営方法などを学び、2018年の開業に至ります。歯科口腔外科での経験が私の強みにもなっており、一般的な歯科ではあまり行われない親知らずの抜歯なども当院では行うことができます。また、口腔がんに関する知識や臨床経験もあるため、定期的な診療の中で早期発見につながることもありますよ。また、開業前に勤めたクリニックでは歯科用マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を導入して精密な治療を行っており、ぜひ自分の歯科医院でも活用していきたいと思ったので、開業に合わせて導入しました。

これまでの経験や、得られた知見を強みにしながら開業されたのですね。

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そうですね。先ほどご紹介したマイクロスコープは、現在導入される歯科医院が少しずつ増えてはいますが、まだまだ一般的ではありません。マイクロスコープを用いることで、より拡大して精密に歯の中を見ることができます。それにより、虫歯の見逃しを減らすことができますし、歯の根の中までしっかり観察することで、治療をすべき歯なのか、抜かずに残せる歯なのかなどをしっかり見極めることができます。かぶせ物などの治療の際にも、ぴったりと患者さんの歯に合わせてつけることができるなど、さまざまな治療においてたくさんのメリットがあるんですよ。

予防歯科を通して、一人でも健康な人を増やしたい

佐藤院長が歯科治療において大切にしている考えを教えてください。

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当院のモットーとして、予防歯科を中心とした守る歯科医療を通して、子どもたちに良い未来を提供していきたいというものがあります。決して小児歯科を専門にしているわけではないのですが、歯科医師として健康な人を増やすことで、日本の医療費はもっと減らすことができると思っているんです。そうした面から社会に貢献し、子どもたちの未来を明るくしたいなと考えています。そこで、当院は特に予防歯科に力を入れているんです。初めてお越しいただいた患者さんには、ある2つの写真をお見せすることにしています。それは、ご年配になっても歯がしっかり残っている口内の写真と、総入れ歯になってしまっている口内の写真です。そして、日本人の平均的な歯科治療への意識に関わるデータなどをお見せした上で、目の前の虫歯治療のみを行いたいか、虫歯治療に合わせて予防歯科にも取り組みたいかを伺うようにしています。

予防歯科の大切さについて、患者さんにしっかりとお伝えしているんですね。

そうですね。実は、日本人が歯を失う理由の8割は虫歯と歯周病だといわれています。そして、この2つの疾患の予防方法について、既に医療技術の上では確立されており、ちゃんとした方法で対策をすれば、歯を失うことは基本的にないとまでいわれています。そこで、当院では一人ひとりの患者さんの口内の状況に合わせてアドバイスができるように、口腔内写真の撮影、エックス線検査、歯周組織検査、唾液検査を初診時に行うようにしています。もちろん虫歯の痛みなどが強いときには、そちらの治療を優先した上で実施いたしますよ。虫歯というのはさまざまな要素が複雑に絡み合って発症するものなので、検査結果をもとに今後の対応方法を考えていきます。

初診の段階から、丁寧に検査と分析をしていくんですね。

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初めのうちからしっかりとデータを残すのが大切なんです。初診の段階での口腔内写真撮影やエックス線検査は、その時の歯の状況を知るためだけではなく、記録の蓄積という意味合いもあります。実は、虫歯であっても進行していない初期の段階であれば、削らないほうが良いものもあります。虫歯を確認した上で、その進行状況を経年的に見ていくと、将来の治療の必要性がわかるんです。つまり、過去の資料と現在の歯の様子を見比べることで、未来を予測していくんですね。

日々の生活の中で、虫歯や歯周病対策で気をつけるポイントはありますか。

食事の取り方には注意が必要です。食事をするたびに口内のpHは酸性になり、歯の成分が溶け出すようになります。その後唾液の作用で約30~60分ほどでpHが中性に戻るんです。しかし、時間をかけて何度も食事をしてしまうと、常に口内のpHが酸性の状態になり、歯の成分が溶けてしまうことで虫歯になりやすくなります。また、食べ物や飲み物によってもpHが高いものや低いものがあるため、診療時は食生活について詳しく伺うようにしていますね。意外と盲点なのが、健康を意識して炭酸水を常に飲まれている方。炭酸水は思ったよりも酸性の度合いが強く、時間をかけて少しずつ飲まれている方などは注意が必要です。

地域、患者さんとのコミュニケーションを大切に

予防歯科を広めていくためにどのような取り組みをしていますか。

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予防歯科は、しっかりと日々対策をすることで歯をいつまでも残すことができるという、たいへんシンプルなことを行うのですが、患者さんが自分事として捉えにくいのが難しい点だと思います。だからこそ、地域に根づいた歯科医師としてさまざまな取り組みを進めていく必要があると考えており、まだ計画段階ではありますが、地域の小児科の先生と連携してアクションできないか模索しています。また、当院から皆さんに情報を伝えていくために、SNSのアカウントを開設しました。歯の正しい磨き方や道具の選び方などを中心に、皆さんのお役に立てるアクションを今後も続けていきます。

患者さんのみならず、地域の役に立つ素晴らしいアクションですね。

実は、患者さんからのアドバイスをもとにスタートしました。とある患者さんが「先生の良い考えをもっと多くの人に広めていくと良いですよ」と親身になっておっしゃってくださったんです。また、日頃から患者さんへ正しい情報提供を行うことにも力を入れています。例えば、患者さんと接する歯科衛生士のスタッフとともに週に1度勉強会を開催し、予防歯科に関する知識の向上を行っています。患者さんから質問されたときに科学的な根拠をもって説明できるようになってほしいという想いから始めました。スタッフ一丸となって、予防や治療の重要性を伝えることができるように今後も努力していきます。

現在、特に力を入れていることは何ですか。

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大名、天神という地域で一人でも健康な人を増やしていきたいなと思っています。歯の健康と体の健康は密接に関わっており、その重要性を丁寧にお伝えしていきます。そのためにも現在、もっと患者さんとコミュニケーションを取ることができるような仕組みづくり、新しい技術の導入を進めています。健康というキーワードにピンと来ていただける方であれば、そのサポートができるクリニックであると自負しておりますので、ぜひ気軽に歯の健康相談へお越しください。

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