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徐 汀汀 院長の独自取材記事

松戸しげと眼科

(松戸市/松戸駅)

最終更新日:2019/08/28

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松戸駅前の商業施設6階に開院したのが「松戸しげと眼科」だ。名称は、縁があって開院することになったこの街、そして尊敬する父の名前“重人”から取ったという。「クリニックの名称から、来院するまで私が男性だと勘違いしていた方もいらっしゃるようです」と、院長の徐汀汀(じょ・ていてい)先生は笑う。口にする言葉はきっぱりとしていながら、患者への愛情が込められているように感じられる。そんな徐院長に、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2019年5月13日)

検査や手術に対する不安は最小限に抑える

患者の主な年齢層と男女比を教えてください。

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今のところ、若い方が多いように感じています。小さいお子さんがいるお母さん世代、もう少し若い世代、それから学生さんも来院されます。高齢の方は、今まで他の病院に通っていたけれど遠方で通いにくいので、家から近いし、エレベーターがついていて、スーパーへ買い物に行くついでに診てもらえる、ということで当クリニックを選んでくださるようです。男女比では、女性のほうが多いでしょうか。平日の昼間は、主婦の方が多いですね。一方で、最近お子さんが増えてきました。男の子でも女の子でも、白衣を着ている人を見ただけで泣いてしまうお子さんは多いのですが、医師が女性ならお子さんが安心するのでは、とお母さんが期待してくださっているのでしょうね。

よく訴えのある症状には、どんなものがありますか?

結膜炎、痛み、かゆみ、角膜炎、コンタクトレンズによるトラブルなどでしょうか。眼鏡やコンタクトレンズの処方もします。お子さんなら、学校健診、3歳児健診、就学前健診で何らかの問題が見つかって、再検査のために来院されるケースが多いですね。それから、アレルギーの患者さんもよく来院されます。花粉症の時期は、特にそうです。お子さんにアレルギーがあるかどうかを心配される親御さんは多いと思いますが、当クリニックではアレルギー検査も行っています。お子さんの場合は、注射器を使って採血するのではなく、指先に針を刺してごく少量の血液を採取する方法を取っています。痛みを感じにくいので、ほとんどのお子さんは泣きません。もちろん、大人の方にも同じ方法が可能です。結果は20分ほどで出ます。

白内障や緑内障の日帰り手術はできますか?

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手術には対応していないので、ご希望の方には医療機関をご紹介することになるのですが、基本的にはしばらくは様子を見ます。すぐに手術をしましょう、と話すと、患者さんが引いてしまうんです。手術を本当にお望みの方なら、ご自分で調べて、初めから手術ができる医療機関へ行かれるでしょう。当クリニックを選んでくださったということは、積極的に手術を受けたいわけではないのかもしれません。ですから、まずは目薬を処方して、点眼での処置を行います。その間に、手術を受けたいのかどうかを改めて考えていただきます。その結果、やはり手術を希望するということでしたら、しかるべき医療機関をご紹介します。

“来て良かった”と思われる眼科でありたい

近隣の医療機関と連携しているのですね。

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はい。紹介先は、患者さんのご希望に合わせます。入院して手術を受けたいということなら、総合病院か大学病院ですし、日帰り手術をお望みなら、個人のクリニックをご紹介することもできます。クリニックは、プライマリケアを行うところです。治療を始める時期を逃してしまうと患者さんにとって一番の不利益になってしまいますから、対処に緊急性があるのかないのかを見分けなければなりません。次はどこで診てもらうのか。当クリニックでいいのか。大学病院のほうが適切なのか。そういったことをいつも念頭に置きながら診療をして、本当に緊急性がある方だけを大学病院にご紹介します。

専門としている分野はありますか?

今は幅広く何でも診ていますが、かつて専門としていたのは網膜硝子体です。5年ほど勤務していた順天堂大学医学部附属浦安病院の眼科は、網膜硝子体の治療に特化していることでよく知られています。千葉県内に限らず、都内の病院から紹介を受けた患者さんも毎日のように来院されていました。そのおかげで、多くのことを学ぶことができたと思っています。病気としては、糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症、網膜静脈閉塞症などの治療をよく行っていましたね。

診療する際に一番大切にしていることは何でしょうか。

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患者さんが最も訴えたいことは何か、その訴えの裏に別の大きな疾患が隠れていないかどうかを意識して、お話の内容や様子から、患者さんの背景をつかむようにしています。例えば「見えにくい」という単純な訴えがあったとしましょう。その患者さんが明らかにメタボリックシンドロームを疑われる体型をしていたら、糖尿病によって視力が低下している疑いがあるので、持病の有無を聞きださなければなりません。また、高齢の方なら、認知能力に問題がないかどうかを確認します。認知症があるか否かによって、治療方針が変わってきますから。初診で患者さんの悩みをどこまで解決できるかを常に考えて、診療にあたっています。

どんなクリニックでありたいとお考えですか?

このクリニックに入った瞬間から出ていくまでの時間が、その方の今日1日にとって役に立ったと思っていただけるような、その日には治療ができなかったとしても「今日、ここに来て良かった」と思っていただけるようなクリニックにしたいです。疾患にはその場では治らないものもありますが、このクリニックに来て医師と話ができたことで、その方の満足度がアップしてくれたらいいなと思っています。数ある選択肢の中から、このクリニックを選んで、来院してくださった。そのことに対する感謝の気持ちを込めて、日々、診療させていただいています。

適切な治療を提供するために誠意を尽くす

スタッフに心がけてもらっていることはありますか?

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スタッフは検査技師が3人、受付が5人です。事務のスタッフには全員に、受付、会計、電話の応対、来院された患者さんへの対応など、一通りすべてやってもらっています。私としては、スタッフがその日どの係だとしても、親切に快く、患者さんに接してもらいたい。「患者さんは困っているから来院されています。それを忘れないでくださいね」と話しています。自分が患者さんの立場だと想像すれば、スタッフにどんな対応をされたら満足するかがわかるはずですよね。それを念頭に入れて、患者さんと接してほしいと思っています。その結果、どのような受け止め方をするのかはその方次第ですが、私たちから提供できるサービスについては、誠実に、気持ち良くやっていくしかない。その積み重ねが、患者さんからの信頼につながると信じています。

医師としてのやりがいを感じるのはどんな時ですか?

目に異常を感じている方が不安を抱えながら毎日を送っていらっしゃったら、気の毒ですよね。患者さんとしては、とにかく早く治療してくれる医療機関を探しているはずです。だからこそ、スピーディーに対応して、素早く治療をして、患者さんが安心して生活できるようにしてあげられた時に、やりがいを感じます。私はたまたま、順天堂大学浦安病院の近くで開業していますが、関東地方の他県にお住まいの患者さんの中には、この病院が遠いと思われる方もいらっしゃるでしょう。場合によっては、他の大学病院に頼ることになるかもしれません。そんな時も、患者さんにとって通いやすくて、スピーディーに診てくれる病院を、責任を持ってご紹介するべきだと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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年齢を重ねてくると、老眼や飛蚊症などが出てきて、見えづらくなってきます。そういった症状を感じている場合は、待たずに医療機関を受診してください。知らなかった、もっと早く病院に行けばよかった、ということにならないようにしていただきたいんです。症状が進行してしまうと、失明することもあり得ます。また、治療ができたとしても、手術後の病状が思わしくない結果になりかねません。若い頃なら、何でも若さでカバーできてしまうかもしれませんが、年齢を重ねると、少し休めば治るというわけにはいかなくなってきます。具合が悪い、違和感があると思ったら、無理をしないで、眼科に限らず受診したほうがいいですね。

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