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伊藤 裕人 院長の独自取材記事

パシフィックデンタルクリニック

(鎌倉市/和田塚駅)

最終更新日:2019/08/28

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和田塚駅から徒歩4分、鎌倉駅からだと徒歩10分の若宮大路に面したメディカルビルの2階にある「パシフィックデンタルクリニック」は、予防をメインにした歯科医院だ。清潔感のある白を基調とした院内は、個室のカウンセリングルームや半個室の治療ユニットなど、プライバシーに配慮した落ち着いた空間となっている。爽やかな笑顔で迎えてくれたのは、院長の伊藤裕人先生。「虫歯や歯周病の予防はもちろんですが、健康維持や増進のために、患者さんが笑顔で来ていただけるようなクリニックにしたいのです」と言う。近年は子どもの健康な成長をサポートする診療にも取り組んでいるという伊藤院長に、現在の診療方針から将来の展望まで、幅広く話を聞いた。
(取材日2019年1月21日)

治療から予防へ。時代が求める歯科医療を提供

まず、クリニックの特徴について教えてください。

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当院は開業時から、削ったり詰めたりする「治療」ではなく、健康なお口を守る「予防」を行ってきました。僕が歯科医師になったのは、祖父も父も歯科医師だったという家庭環境が大きいのですが、開業するにあたり、やりがいを持って続けられるミッションを探しました。その時思ったのは、歯科医院に喜んで来る人なんていない、自分や家族にも治療なんて受けさせたくないに決まっているということ。でも祖父も父も、患者さんに慕われていたので聞いてみると、祖父は「抜くのがすごく得意だった」、父は「削るのがすごく得意で、歯をきれいに治してくれる」と。時代によって求められる治療、提供する医療が変化していると感じました。次の時代に歯科医師がすることは何かと考えた時、それは歯を残すための予防だと思ったんです。ですから「治療は嫌だけれど、治療をしないために通うならいいかな」と思ってもらえるクリニックにしたいと開業しました。

どういった患者さんが多いのでしょうか。

年齢層は、30代から40代の方がメインですね。次がそのお子さんたち、そして一緒に暮らしているご両親といったところでしょうか。ほとんどが紹介の患者さんです。開業当時は、まだ予防をメインにしている歯科医院が少なかったので、「あそこのクリニックは、治療じゃないことをしてくれるみたい」というクチコミが広がったようです。患者さんから院名の由来を聞かれることも多く、よく「海の近くだからだろう」と言われるのですが、パシフィックには「穏やか」という意味もあり、お口の中をできる限り穏やかにして、健康を保っていきたいという思いから、クリニックがめざす理念を込めています。

診療の流れについて、教えていただけますか?

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当院では予防メンテナンスを最も重視しており、歯科先進国のスウェーデンで提唱された予防歯科治療の流れに基づいて、診療を行っています。ですから緊急の治療が必要な場合を除き、初診時に処置をすることはありません。まず個室のカウンセリングルームでお口の悩みや今までの経緯をお伺いした上で、必要な検査を行い、その結果をもとに治療計画を立てます。ご自分のお口の中の状況を知っていただいて、何を最優先するべきかを患者さんと一緒に考えるのです。基本的には初期治療で問題を起こした原因を改善してから、虫歯治療や歯周病治療といった従来の治療を行い、メンテナンスができる状態にするのが目標。悪い場所だけを治すのではなく、その原因を追求して改善し、定期的にメンテナンスをすることが、再発防止につながると証明されています。そのため、当院ではこのような診療の流れを組んでいます。

子どもの健全な成長には、口腔機能の正しい発育が必須

お子さんの歯並び予防にも取り組まれているそうですね。

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健康な成長のために、お口から全身の発育をサポートする診療を行っています。僕の娘が4歳の時に噛み合わせが少しおかしいことに気づき、どうすれば成長した時にひどくならないのか、を考えたことがきっかけでした。顔の骨格は6歳で約60%ほど、12歳になるとほぼ90%、成長が終わってしまうといわれています。そこから治療をするとなると、崩れたものを治すことになるので、歯を抜いたり、場合によっては骨を削ったりして矯正をすることになります。今の日本は食生活やライフスタイルの変化によって、歯や顎、顔周囲の筋機能が正常に発育しない子どもが増えているため、発育期の早い段階でその原因となっている悪い習慣を改善するための機能トレーニングをして、正しい発育を促すのです。

具体的にはどういったことをされているのでしょう。

鼻で呼吸し、口をきちんと閉じることができ、舌が正しい位置にあること。この3つがきちんと維持できていれば、骨格はきれいに成長していくのです。ところが今、特に世界的な問題になっているのが、子どもたちの口呼吸です。本当にひどくなってくると睡眠障害を起こし、睡眠時無呼吸症候群にもつながります。そのほかにも、歯並び、発音、授乳、喘息など、多くの問題を引き起こしかねないのです。そのトレーニングの1つとして、マウスピース型の装置を使った治療を取り入れています。ご家族とクリニックが協力してお子さんの月齢に合わせた管理をしながら、適切なタイミングで必要な検査や治療を行い、正常な発育のサポートをしているのです。

診察の際に心がけていることをお聞かせください。

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患者さんをよく見て、どういう話をしたら相手の心に届くかを、常に考えています。例えばお子さんには、口呼吸が良くないと言ってもわかりません。「いつもお口を閉じて鼻で息ができれば、もっと早く長い距離が走れたり、身体が強くなるんだよ」と言えばわかりやすいですし、やる気も出るでしょう。歯科医師と患者さんの間には知識を含めたギャップがありますが、専門家だからこそ、そのギャップを埋めるために最大限の努力をするべきだと思っています。3歳の子どもでも「虫歯になりたくない」と思わせるように、その方のレベルに合わせてわかりやすく説明しないと意味がありません。患者さんは、それが肉体的なものであっても精神的なものであっても、少なからず痛みを抱えているのです。その痛みをどう取れるかということがわかれば琴線に触れて治療や予防に前向きになると考え、診療をしています。

予防のためには通いやすく、答えが聞ける歯科医院を

今後、新たに取り組みたいことや、将来の展望を伺えますか?

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地域で連携してネットワークを構築し、健康維持のための医療モデルをつくりたいと考えています。歯科でできることは限られていますので、耳鼻科の先生、内科、小児科の先生、赤ちゃんや子どもたちを見ている保育士さん、そういった専門の人たちと同じ知識を共有して、みんなで成長をサポートするのです。また、僕は同じような年齢の異業種の人たちと、子どもを持つ親として話をするのですが、中にはレストランの経営やエネルギー関連の仕事をしている人もいます。それぞれ専門性を生かして、子どもたちが健康に育っていく健康な街づくりができれば良いですね。その理想をかなえるために、僕らができることをしていきたいと思っています。

ご自身の健康についてはいかがですか?

実は僕、健康オタクなので(笑)、食べ物にはすごく気をつけています。食べたものが体の中でどう機能しているのか、水分やタンパク質、エネルギーが足りているのかというのを、食べながら体感しています。食べたいものと体に良いものがリンクしてくると健康になる、まさに医食同源ですね。日課にしているのは、サーフィンと短い時間でもできるヨガです。教室に通いやり方を教わった上で、自分に必要なルーティンを繰り返し行っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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予防のために歯科医院を選ぶときは、家からできる限り近く、長く通える場所にある歯科医院をお勧めします。どんなに評判が良くても、通うのが大変だとか、何かあったときにすぐに行けないようでは意味がありません。それから、歯科医師が忙しく働いているより、割とのんびりしているようなところ(笑)。歯科医師がたくさんいて忙しく動いているということは、それだけ削ったり、詰めたり、治療をすることが多いと思います。それから歯科衛生士さんがきちんと説明してくれて、何か聞いたときには安心できる答えを返してくれる先生であること。聞くのは当たり前の権利ですから、きちんと対応してくれるところが良いですね。歯科医院には困ったときに行くのではなく、困らないために利用できるところにして、良い関係をつくってください。僕もそこをめざして日々研鑽を積んでいきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子どもの歯並び予防(マウスピース型装置)/15万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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