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桜井 祐加 院長の独自取材記事

つなしま医院

(横浜市港北区/綱島駅)

最終更新日:2020/04/01

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綱島駅徒歩1分の好立地にある「つなしま医院」は、横浜市内で地域に根差した医療に取り組む「村山クリニック」「関内医院」と同じグループの医院。桜井祐加院長は、身近なクリニックながら幅広い診療科の知識を持ち、下肢静脈瘤などの専門的な治療が受けられるのが特色と同院を紹介。さらに「近隣にお住まいの方が健康面で気になることがあれば、気軽に相談に来られるよう土日も診療し、誰もが受診しやすいクリニックをめざしています」という。そうした同院の方針から桜井院長が専門とする下肢静脈瘤の治療のことまで詳しく聞いた。
(取材日2018年12月3日)

地域に密着し、必要な医療を幅広く提供する

この医院の成り立ちや特色などを教えてください。

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当院は横浜市の横浜橋商店街近くで30年続く「村山クリニック」や関内駅近くの「関内医院」と同じグループで、ほかのクリニックと同様に地域密着の医療を心がけています。診療分野は各院とも内科をベースにした総合診療と内視鏡検査による病気の早期発見、および痔や下肢静脈瘤の専門診療など幅広いことが特色です。私も以前は大学病院で診療していたのですが、先進的な医療から患者さんに寄り添う地域医療へと興味が移り、村山クリニック院長の村山剛也先生とのご縁があってグループ医院で診療を始めたんです。そちらでの診療を経て、2018年の当院オープンと同時に院長を務めることになりました。

主にどのような方が受診されていますか?

近隣にお住まいの方が中心ですが、綱島駅すぐ近くという立地もあって、電車でおみえになる方も増えました。しかも当院の診療内容は内科、外科、血管外科、循環器内科、消化器内科、肛門科と幅広く、土日も診療しているため、患者さんの年齢や症状はさまざまです。特に土日は、平日が忙しい働き盛りの世代もおみえになりますね。また女性医師に診てほしいと思われる女性の患者さんも多く、そうしたご希望にはできる限り私が対応しています。中には「ずっと痔かもしれないと悩んでいたが、男性医師には話しづらかった」と喜ばれる方もいて、お役に立てていると実感しますね。下肢静脈瘤も足の付け根の検査などがあり、女性医師に診てほしいという方が受診されています。

診療ではどんなことを心がけていらっしゃいますか?

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今はどんなことでお困りなのか、というご本人の訴えを詳しく聞くため、問診の時間をなるべく長めにとれるよう心がけています。特に下肢静脈瘤が疑われる患者さんは、問診中に超音波検査(エコー検査)も行って診断の参考にするので診療時間が長くなりがちです。そのため痔や下肢静脈瘤の手術は昼の休診時間中に行うなど、私が患者さんを診られる時間を少しでも増やせるよう工夫しています。また地域密着のクリニックとして病気の早期発見や予防にも力を入れ、胃や大腸の内視鏡検査が気軽に利用できる日帰り検査のほか、必要に応じて体の各部位の超音波検査を専門の検査技師が行っています。超音波検査は動脈硬化の兆候、心筋梗塞や心臓弁膜症、肝臓・胆のうなどの異常が見つかることもあり、病気の早期発見に欠かせません。ただ、下肢静脈瘤を診断するための足の超音波検査は私が担当しています。

専門的な治療まで受けられる身近なクリニック

先生のご専門の下肢静脈瘤について教えてください。

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この病気は足の静脈の血流が停滞して足のだるさやむくみ、皮膚のかゆみ・変色などが起こり、症状が進むと足の静脈が浮き出してボコボコした感じになるため、「スカートがはけない」など悩まれる女性の患者さんも多い病気です。それでもほとんどの場合は命に別状はないため、手術までしなくても……と考える医師もいるのですが、ご本人にしてみればQOL(生活の質)は大きく低下するのですから、「何とかしたい」と思われるのが当然でしょう。下肢静脈瘤は手術で治療できるものも多く、それも以前より非常に手軽に受けられるようになったため、当院では患者さんの症状の進み具合とご希望などをもとに手術を行っています。当院ではレーザーによる血管内焼灼術が中心で、この場合は両足同時に手術ができ、宿泊入院の必要もありません。

痔の治療も日帰り手術ができると聞きました。

ええ、メスで患部を切り取るのではなく、注射で固めて小さくして症状を改善する手術で、痛みもほとんどありません。ただ、こうした手術が必要なのは症状がかなり進行した患者さんで、痔は出血や排便時の痛みが続くような段階であれば、外用薬をしばらく続けて対処するケースも多いんですよ。ですからなるべく早めに受診していただければ、手術なしで改善につなげられる可能性も高まると思います。とはいえ女性の患者さんは男性医師に診てもらうのは気が進まず、その間に症状が悪化することも多いと聞きます。その点、当院は初診の予約時に女性医師希望と伝えていただければ、受診していただく日時を調整して、なるべく私が対応するようにします。実際、下肢静脈瘤や痔の治療などで私が診ている患者さんのほとんどは女性ですから、安心してご予約いただければと思います。

そのほか重視されている分野はあるでしょうか?

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循環器内科ではさまざまな検査により心臓の病気の早期発見に努めています。心不全で亡くなった方のニュースを聞かれることも多いと思いますが、その主な症状は胸の痛みや動悸、息苦しさなどで、運動不足や年齢のせいと思われて発見が遅れることもしばしば。このため早期発見には適切な検査が欠かせません。当院には通常の心電図検査に加え、必要なときは24時間計測ができるホルター心電図検査も行い、さらに心臓部分の超音波検査は専門の技師が行っています。こうした中で心不全の兆候や心臓弁膜症が見つかったこともあります。また足のむくみは下肢静脈瘤だけでなく心臓の病気が原因のケースも考えられるため、当院では血管外科と循環器内科等の連携で、患者さんをトータルに診る体制を整えています。

内科とも連携してトータルなフットケアをめざす

こちらで開院されるまでの経緯をお聞かせください。

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私の父も医師で、身近な仕事だったことから同じ道をめざしました。精神科の医師になり、子どもたちの心のケアに取り組もうと考えた時期もあったのですが、学部の病院実習でさまざまな診療科を経験する中で、外科に興味を持ちました。私はのんびりしたタイプに思われがちですが、割とせっかちな面もあって、結果がはっきり出る外科のような診療科が向いていると感じたんです。その中でも私が専門とする下肢静脈瘤は、手術後すぐに変化を実感される方も多いのが特色。そうやって患者さんが喜ばれる姿を見ると、私も本当に心からよかったと思いますし、また患者さんのために頑張ろうという気持ちになります。つくづく医師は私の天職だと実感しますね。

グループ医院やこちらの医院の魅力は何でしょうか?

さほど規模は大きくないクリニックながら多様な診療科があり、患者さんを総合的に診ていけることだと思います。最初は大学病院勤務の傍ら、週1回だけ下肢静脈瘤の手術のお手伝いに来ていたのですが、次第に患者さんを総合的に診る地域医療に興味が出て、こちらにお世話になることにしたんです。患者さんの容体が気になるときは翌日や数日後に受診してもらうよう調整できるので、一人ひとりの経過に応じた治療も可能になり、医師として勉強にもなります。しかも各診療科には専門の医師がいるため、自分がわからないところはほかの先生に尋ねることもでき、こうした環境が適切な診療につながると感じます。

クリニックとしてどんな目標をお持ちですか?

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巻き爪の治療なども行い、フットケアの分野に力を入れたいですね。下肢静脈瘤があると足の血流が停滞するため、傷が治りにくい、皮膚に異常が出やすく潰瘍になることもあるなど、足のトラブルを抱えやすくなります。瘤(こぶ)という病名なので、血管に瘤のようなボコボコができるイメージですが、皮膚のかゆみや、赤くなったり黒ずんだりすることも症状の一つです。もちろん皮膚の病気自体は皮膚科で治療できますが、下肢静脈瘤という根本原因を解決しないと再発しやすく、次第に治りにくくなることも多いのです。また糖尿病も足のトラブルを起こしやすい病気なので、当院の内科とも連携して、足の皮膚の異常などをトータルに診て、日常のケアをどうするかなどもアドバイスしていきたいと思っています。

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