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永藤 裕 院長の独自取材記事

柏の葉耳鼻咽喉科クリニック

(柏市/柏の葉キャンパス駅)

最終更新日:2020/04/01

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つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅から徒歩4分の便利な場所に、地域密着型のクリニックとして2018年に開業した「柏の葉耳鼻咽喉科クリニック」。永藤裕院長は耳鼻科領域を専門に多数の手術も含め研鑽を積んで独立。鼻詰まりは睡眠や生活の質に大きく関わる上、自身も鼻の病気を患った経験があることから特に力を注いでいる。穏やかで飾り気のない語り口の中には医療に対する探究心や患者に対しての愛情があふれ、誇りとやりがいを持って診療に当たっている姿がうかがえた。プライベートでは「子どもと一緒にいる時間が一番幸せ」という優しい父親の顔も。そんな永藤院長に、開業の経緯や鼻の治療、医師になったきっかけなどについてじっくり話を聞いた。
(取材日2019年4月3日)

「患者と向き合って診療したい」と開業を決意

2018年5月に開業されたそうですが、開業までの経緯を教えてください。

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大学卒業後、東京都内の病院やクリニックで経験を積んだ後、杏林大学医学部付属病院で助教を務めさせていただきました。大学病院では学生の教育にも携わり、とても良い経験をさせていただきました。一方臨床では手術を中心に治療にあたっていましたが、もっと早い時期に適切な診断で治療できれば、手術を避けることができる、逆に早く手術をしてれば、早く楽になっていたのにと思うケースが少なからずありました。自分が地域の方の相談役になり患者さんが最善の治療を受けられるようにできればと思い開業を決意しました。

どのような患者さんが多いですか。

お子さんとその親世代の30~40代のお父さん、お母さんが多いですね。地域的には最寄りの柏の葉キャンパス駅周辺を中心に、両隣の流山おおたかの森駅、柏たなか駅、それから少し北側にある野田市からお見えになる方もいます。専用駐車場が8台分ありますので、お車で来られる方もいらっしゃいます。主訴としては、お子さんは中耳炎、アレルギー、慢性鼻炎など鼻や耳のトラブル、大人の方は風邪や風邪に付随する症状など感染症が多いですね。

鼻の治療に力を入れていらっしゃるそうですね。

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そうですね。鼻づまり、鼻呼吸障害の治療に力を入れています。鼻呼吸障害は睡眠の質の低下を来すなど、睡眠や精神にも影響します。睡眠中の鼻呼吸が苦しいという刺激が、脳に伝わり、覚醒反応を生じさせるためといわれています。その結果睡眠の分断化が起こり、睡眠の質が悪くなります。子どもの場合は発達への影響が出る場合もありますので注意が必要です。鼻は日中はスムーズに通っていても夜になると詰まるなど、一日の中でもダイナミックに変化しますので、一見鼻詰まりがなさそうでも、鼻呼吸障害であることがあります。慢性的な鼻詰まりを見つけるポイントは、朝方に喉が乾いたり痛くなったりする、口臭がある、夜間口を開けて寝ているなどです。お子さんは自分から症状を訴えることはできませんので、親御さんにはぜひ先ほどのポイントを見ていただいて、気になる場合はご相談いただきたいですね。

休みはどのように過ごしていますか?

休日は可能な限り子どもと一緒に過ごしています。まだ幼い子どももいますので、日々成長していくのがわかって楽しいですね。平日の休みの日には、週に1回大学の関連病院に鼻の手術のお手伝いに行っています。開業すると手術から遠ざかるのが一般的ですが、大学の教授のご高配のおかげで手術のキャリアを継続できているのでたいへんありがたく思っております。

自身の経験から耳鼻科へ。鼻の治療に深い思い入れ

鼻の治療に力を入れるのには理由があるとお聞きしました。

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実は私は鼻の手術を2回受けたことがあるんです。そのうちの1回は医師国家試験が終わってすぐ、慢性副鼻腔炎の手術でした。その入院中に入局先を決めなければならなくなり、当初は循環器内科に入局するつもりだったのですが、当時の耳鼻科の教授が毎日のように私のベッドサイドにやって来て「君は耳鼻科の医師になるべきだ、鼻の病気のつらさを身にしみてわかっているのだから、それを生かして、鼻の専門家になるべきだよ」とおっしゃて(笑)。ちょうど教授の専門が鼻・副鼻腔だったことから、またどうせ極めるのなら自分の病気に関わることをと思って耳鼻科に進んだんです。ですから、鼻の病気に関しては、特に思い入れが深いですね。手術も数多く経験させていただき、先端の手術のテクニックを身につけるためオランダやオーストラリアに勉強に行ったこともあります。今でも鼻の治療への興味は尽きませんね。

いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療を行ったり、補聴器の相談を受けつけたりもしているそうですね。

いびきは鼻詰まりの症状の一つとして表れることもありますし、睡眠時無呼吸症候群が隠れていることもあります。大人の場合は対応策がいろいろあるのに対して子どもの場合はできることが少ないのですが、鼻詰まりを解消することがいびきの解消につながることがあります。また、補聴器のご相談にも積極的に応じています。難聴と認知症は関連があるといわれており、認知症の9つの危険因子の一つに難聴が挙げられています。予防できる要因の中で難聴が最も大きな危険因子だとされています。難聴で補聴器の使用を検討されている方やお手持ちの補聴器が合わない方など、お気軽にご相談ください。

治療をする上で気をつけているのはどんなことですか。

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単にお薬を処方するだけではなく、内科的な治療と外科的な治療のバランスを取りながらいくつかの治療法を組み合わせて、患者さんお一人お一人に合った医療を提供するよう心がけています。耳鼻科は内科的、外科的どちらの治療もできるのが特徴なので、内科的治療を基本としながら必要があれば外科治療も組み合わせていくいうスタンスを取っています。お薬に関しても西洋薬だけでなく漢方薬も併用し、患者さんに合わせてバランスよく使うよう心がけています。

コミュニケーションを大切に、地域密着型の医療を

診療をするときに大事にしていることは何ですか。

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医療はまずコミュニケーションから始まると思っていますので、患者さんとしっかりお話しするようにしていますね。患者さんのほうにきちんと耳を傾けて何を求めていらっしゃるかをしっかり聞いた上で、治療に反映させています。また、写真などを使って目で見て納得していただける診療も心がけています。例えば鼻詰まりでお困りな場合、何で鼻が詰まるか、可能な限り画像をお見せしながら、目で見てわかるよう説明しています。

医師をめざしたきっかけを教えてください。

もともとはパイロットになりたかったんですよ。でも、視力が悪かったので無理かなと思って、それ以外で何かを追求していく仕事って何だろうと思い浮かんだのが医師だったんです。直接的には、中学生の時に母の手術に立ち会ったことです。摘出した臓器を見たり触ったりしながら、何でこういう病気になったんだろう、この臓器はどんな働きをするんだろうなどと考えているうちに、医療や手術って面白そうだなと感じたんです。それが一番大きなきっかけですね。

最後に今後の展望をお願いします。

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地域に密着して地元の方に信頼されるクリニックになることですね。首から上の症状であれば、大人も子どももここに行こうと思われるクリニックにしたいと思ってます。今後もこれまでの経験や知識をフル活用して、患者さんお一人お一人に責任を持ち、質の高い世界標準の治療を提供できるように頑張っていきたいと思います。

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