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吉田 佳恵子 院長の独自取材記事

かえこ歯科医院

(鴻巣市/鴻巣駅)

最終更新日:2025/11/26

吉田佳恵子院長 かえこ歯科医院 main

鴻巣駅東口から徒歩7分、オレンジ色の看板が目印の「かえこ歯科医院」。院内は木のぬくもりと庭の緑が見える落ち着いた空間で、日替わりのアロマやスタッフお手製のかわいらしいポスターが彩りを添えている。前身の「吉田歯科医院」から数えて3代目となる吉田佳恵子(かえこ)院長は、穏やかな笑顔で患者に寄り添う女性歯科医師。吉田院長は「痛くて怖い」という歯科へのイメージを変えたいと考え、治療中もできるだけ患者の希望に寄り添って、痛みや不安を軽減しながら治療にあたることを重視している。幅広い診療に対応しているが、特に力を入れているのが予防歯科と小児の口腔機能育成。歯科大学に進学した娘と将来一緒に働く日を楽しみに、自身のこれまでの取り組みや想いを引き継げたらと語る吉田院長に、診療への思いを聞いた。

(取材日2025年10月9日)

痛みや怖さを和らげるこまやかな配慮と工夫

とてもリラックスできる雰囲気ですね。

吉田佳恵子院長 かえこ歯科医院1

当院では、木のぬくもりを感じられる床や家具を取り入れ、落ち着ける空間づくりを意識しています。診察ユニットや待合室からは庭の緑が見え、スタッフが日替わりでアロマをたくことで、患者さんに少しでもリラックスしていただけるよう工夫しています。歯科医院はどうしても「痛い」「怖い」という印象を持たれがちですが、そのイメージを変えるため、診療室はすべて個室にし、ふかふかのチェアを設置。奥の診療室ではオリジナルのアロマオイルを使用したデンタルエステも受けられます。あえて歯科らしくないサロン風の空間とすることで、歯科受診が苦手な方も安心して来院できる環境を整えています。

診療の際に大切にしていることは何でしょうか?

基本的には、患者さんの希望をしっかり聞き、こちらからの提案もしつつ、ご希望に沿った治療を提案することです。「患者さんが嫌だと思うことはしない」という考えを大切にしており、フェイスタオルをかけるかどうかという細かい点においても、患者さんの希望に合わせています。以前、痛みを抑えた治療をインターネットで探して、遠方から来院された方がいらっしゃいました。私は特別なことをしているつもりはないのですが、丁寧に対応することで、患者さんに安心して通っていただけるようにしています。電動麻酔器を使用し、できるだけ痛みの少ない治療を心がけているのも同じ理由です。

スタッフ構成や院内での役割について教えてください。

吉田佳恵子院長 かえこ歯科医院2

当院のスタッフは全員女性で、歯科助手が4人、歯科衛生士も4人在籍しています。パート勤務も含め、常時4人くらいで診療にあたってもらっています。みんな仲が良く、誰かが用事がある時は代わりに別のスタッフが出るなどと、お互いのスケジュールを調整してくれています。また、院内告知ポスターやキャンペーン用POPの作成は助手のスタッフが担当してくれており、非常に助かっています。みんなで協力しながら業務を回しており、スタッフ同士の連携も良好です。患者さんが安心して通える環境づくりを、スタッフ全体で支えています。

予防歯科や審美歯科、小児口腔機能育成まで幅広く提供

主にどのような施術を提供しているか教えてください。

吉田佳恵子院長 かえこ歯科医院3

当院では、マウスピース型装置を用いた矯正、虫歯治療、歯周病治療、予防歯科、小児歯科、小児矯正、審美歯科、デンタルエステなど、幅広く対応しています。義歯や口腔外科については、必要に応じて他院と連携しながら診療を行っています。小児の口腔機能育成に特に力を入れている他、美容院のように気軽に定期的に通っていただけるようデンタルエステなどの美容施術も行っています。痛くなってから受診するのではなく、日頃から通っていただくことで、1本でも多くの歯を一緒に守ることにつなげ、健康に自信を持ちすてきに笑える口元をつくるためのサポートをしています。

小児の口腔機能育成はどのように行うのですか?

まず、自然に備わった口腔機能をしっかり育成することをめざします。小児口腔育成では、MFT(口腔筋機能療法)を取り入れています。これは、子どもの自然な成長力を生かす方法で、寝る前にマウスピース型の装置を装着してもらい、睡眠中に噛みしめることで顎の骨の発達を促すものです。装置の使用に加えて継続的なトレーニングが必要ですが、親御さんに毎日取り組んでいただくのはなかなか難しく、当院での月1回のトレーニングだけでは十分な効果が見込めない場合もあります。健やかな口腔機能の発達をめざして、装置の着用とトレーニングを頑張って継続していきましょう。口腔機能育成を通して子どもたちの成長を長期間見守っていくのは、やはり楽しいですね。

子どもの口腔機能育成に取り組もうと思った理由をお聞かせください。

吉田佳恵子院長 かえこ歯科医院4

当院や、園医をしている幼稚園で子どもたちの口を診て、「これは放置できない」と感じたのがきっかけです。赤ちゃんの抱っこの仕方やおっぱいの吸わせ方も口の周りの筋肉の発育に関わるといわれています。また、幼児期に汗腺が未発達な状態でエアコンで室温を下げたり、食べ物を細かく切って食べさせたりすると、噛む力や感覚の発達が遅れることもあるともいわれています。便利さや快適さを追求する環境が、子ども本来の成長力を妨げる場合もあるでしょう。そのため顎や口の中を広く育て、舌も正しい位置で使えるよう指導しています。乳歯列で早生のお子さんや、目の下にくまがある子、線や食が細い子、偏食のある子や落ち着きのない子も多く、家庭環境や親御さんの性格を見ながら介入方法を調整しています。

未来ある地域の子どもたちと家族の健康を見守る歯科

現在は主にどのような患者さんが通われていますか?

吉田佳恵子院長 かえこ歯科医院5

平日は30〜40代の女性が中心で、午前中にはご高齢の患者さんも多く来院されます。土曜日は小児の患者さんが多く、矯正や口腔育成、フッ素塗布などで定期的に通う子どもたちが中心です。傾向としては、深刻な虫歯の症状がある子は減少しており、生活習慣や口腔機能に関心を持つ親御さんが増えてきています。患者さんの多くは保険内での治療を希望されますが、義歯で針金が見えるのを気にされる方には自由診療のノンクラスプデンチャーを提案することもあります。最近は審美目的の施術のご希望も増えてきており、定期健診や予防に通う方も多くなりました。虫歯予防や歯周病予防の施術にも力を入れ、患者さんに負担をかけずに健康の維持につなげられるよう取り組んでいます。美容・審美分野の取り組みも積極的に行っており、患者さんが満足しつつ、口腔の健康を守れるよう心がけています。

娘さんも歯科医療の道に進まれたそうですね?

はい、歯科大学に進学しました。私はこれまで地域の歯科医院として、地域の子どもたちの健康を守ること、そして「歯医者は怖い・痛い」と思う方も安心して来ていただけるように配慮することを意識して診療にあたってまいりました。小児歯科では、子どもたちの成長に沿って無理なく治療を進めることを重視し、口腔機能育成や矯正を含め長期的な視点で子どもたちの成長を見守ってきました。これまで私が積み重ねてきた経験や取り組みを、娘も引き継いでいってくれたらうれしいなと思います。

最後に、今後の展望や地域の方々へのメッセージをお願いします。

吉田佳恵子院長 かえこ歯科医院6

「歯医者は怖い・痛い」というイメージを持つ方にも、安心して気軽に来院していただけるように、スタッフ一同、精一杯取り組んでいますので、ぜひ気軽に足を運んでいただきたいです。今後も地域に根差した歯科医院として、歯のトラブル全般に対応していきたいと思いますが、特に小児口腔育成や予防歯科には引き続き力を入れ、虫歯や歯周病の予防を地域の親御さんと一緒に行っていきたいです。歯が健康であれば笑顔もきれいになりますし、ご飯もおいしく食べられます。そうした喜びを、地域の皆さんと共有していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックを用いた補綴治療/6万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/30万円~、小児矯正/30万円~、マウスピース型の装置を用いたMFT/5万円~、ノンクラスプデンチャー/10万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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