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好士 理恵子 院長、好士 哲雄 先生の独自取材記事

久我山あおぞら歯科医院

(杉並区/久我山駅)

最終更新日:2019/08/28

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京王井の頭線久我山駅北口から7分ほど歩いた住宅街の一角にある「久我山あおぞら歯科医院」。それまで38年間にわたり、近隣住民の口腔の健康を守ってきた好士(こうし)歯科医院が、2018年6月、好士理恵子先生を新たな院長に再スタートを切った。院内は自然を意識したデザインで統一され、清涼感のあふれる空間を創出している。マラソンランナーの経験もある好士院長は、歯周病治療をはじめとする一般歯科に加え、スポーツ歯科を得意分野としている。今回は、前院長の好士哲雄先生とともに、開業に至る経緯や診療について話を聞いた。
(取材日2018年10月1日)

前身のクリニックの歴史を受け継ぎつつ進化する

開業の経緯を教えてください。

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【理恵子院長】義父である前院長がそろそろ院長を引退したいということで、私が院長となり建物や設備もリニューアルし、新たにスタートを切りました。前院長は今もときどき診察を手伝ってくれています。私の父も横須賀で歯科医師をしているんですが、前院長と私は大学でも医局でも先輩後輩の間柄なので、診療内容に関しては、父より話が合うんですよ。年齢的には遅いぐらいなんですが、スポーツ歯科について専門的な学びを深めたことで、自分から情報発信することができるようになったのではないかと思い、開業に踏み切りました。

リニューアルにあたって、患者さんから反応はありましたか?

【哲雄先生】引退を残念だと言ってくださる方もいましたが、引退前から院長には診療に入ってもらい、きちんと引き継ぎをしたので、長く通っていただいている患者さんにも安心していただけたように思います。引き継ぐ際に院長に伝えたのは、患者さんの話をよく聞いてあげてほしいということ。当院は住宅街の中にあるので、地域に暮らす方々を診るというのが特徴です。3世代で通ってくださる方もいますし、長くお付き合いをしていくには患者さんとしっかり向き合うことが大切だと考えています。
【理恵子院長】患者さんが不安に感じないように、前院長が積み上げてきたものをできるだけ生かすようにしています。例えば、治療の説明も、前院長は例え話を交えながらすごくわかりやすく伝えるんです。同じように伝えたほうが患者さんも理解しやすいだろうなと、私もできるだけまねをするようにしているんですよ。

哲雄先生にとって、理恵子院長は安心して任せられる存在なんですね。

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【哲雄先生】もちろん。この間も院長と患者さんが話す姿を見てびっくりしたんです。というのも、僕と話す時は無口だった患者さんが、楽しそうによく話すんですよ。僕にはないものを持っているので信頼していますね。スタッフと協力しながら、地域に長く愛されるクリニックにしていってほしいと思います。
【理恵子院長】私自身はまだまだですが、当院は自慢できるスタッフばかりなので頼もしいです。歯科衛生士たちは大学時代の部活や前の職場の後輩で昔からのつながりがあり、何でも言い合える仲です。ベテランの助手さんは、私より年上なこともあってか温かく見守ってくれているような気がします。最年長の助手さんは70代なんですが、その人がいてくれるおかげで、若いスタッフは「自分も頑張ろう」という気になってくれるようです。患者さんとのコミュニケーションを図る上で、スタッフに助けられることも多いですね。

スポーツを楽しむ人の口腔ケアを通じて健康をサポート

治療についてお伺いしたいのですが、歯周病がご専門だそうですね。

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【理恵子院長】歯周病の治療は、力を入れていることの一つです。治療のゴールは問題点の改善だけでなく、口腔全体の健康づくりです。その基礎となるのが、毎日の歯磨きと、歯科医師による定期的なメンテナンスなんです。そこで、主訴の治療を優先させた後で、患者さんには歯周病の知識と予防の大切さをお話しし、必要なら検査を行います。加えて歯科衛生士が染め出しを行い、歯磨きの仕方をアドバイスします。治療法は程度によって異なりますが、年齢や通院できる回数などに応じて最適な方法を考えます。高齢の方は歯周病で歯が抜けて噛めなくなると、全身が弱ってしまうこともありますから、予防の必要性を伝えたいですね。大学では歯周病と糖尿病との関連について研究していたので、今後は糖尿病の患者さんに対する治療にも注力したいと思っています。

院長はスポーツ歯科についても学んでこられたそうですが、どんな治療をするのでしょうか?

【理恵子院長】ボクシングやラグビーのマウスガードを作る分野として知られていて、当院でも何人かの方にお作りしています。また、現在ではスポーツ選手や愛好家の口腔内の状態と噛み合わせバランスも専門的に診ていこうという動きがあります。実は私もマラソンの選手で、今でも市民マラソンのペースランナーをしたり、大会で走りながら医療支援を行ったりしているんですが、足のケアには気を使っても、口の中のことはあまり気にしたことがなかったんです。でも、スポーツ選手はスポーツドリンクやクエン酸などを取る機会が多いので、意外と虫歯が多いんですよ。なので、スポーツをする方々に口腔ケアの大切さを広めていきたいと思っています。患者さんにもスポーツが趣味という方は多いので、啓発していきたいですね。

スポーツ歯科というとアスリート向けのイメージがあったんですが、それだけではないんですね。

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【理恵子院長】そうなんです。スポーツ選手に限らず、噛み合わせバランスは全身の状態にも深く関わっていて、例えば高齢の方が入れ歯を作ってしっかり噛めるようになると、踏ん張れて転倒防止につながることも。最近はゴルフやテニスなど、健康のために運動されている方も多いので、寝たきりを防ぐためにも「オーラルフレイル」と呼ばれる口腔機能の低下を予防できたらと思っています。当院でも最近、左右の噛み合わせのバランスを調べる装置を導入したので、そういったものも積極的に活用していくつもりです。

しっかりとした検査とわかりやすい説明を大切に

診療におけるこだわりを教えてください。

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【理恵子院長】まずは検査をしっかりすることです。当院では、歯周病や虫歯などの段階的なリスク評価ができる唾液検査を導入しており、保険適用外ですが費用を抑えて調べられ、結果も5分でわかります。また、先進の歯科用CTも導入していますので、撮影したCT画像をその場でお渡ししています。検査の結果、難症例でより専門性の高い治療が必要だと判断した場合は、日本大学歯学部付属歯科病院や知り合いの専門の先生を紹介しています。また当然のことだとは思いますが、消毒・滅菌に関しても重視し、世界的に厳しいといわれる欧州基準でクラスB規格の機器を使っています。ほかには、検査結果などのデータはタブレットに入力して、プリントしたものを患者さんにお渡しするなど、わかりやすく伝える工夫をしています。言葉で説明するよりも、後で見返せるほうが間違いがないと考えています。

先生が歯科医師を志したのは実のお父さまの影響ですか?

【理恵子院長】父は仕事が趣味のような人ですが、家族のことも大事にしてくれていて。家から車で10分ぐらいの場所で開業していましたが、忙しい時は家族と夕食をとるために1回帰ってきて、また仕事に戻ることもありました。歯科医院も自分の好きでやっているのだから、後継のことは考えなくていいと言ってくれていました。私も父も前院長も同じ大学で、年齢は離れていますが父親同士も同じ部活だったそうです(笑)。さらに私と夫も、大学院から医局と部活も一緒だったんです。夫は大学病院の勤務医をしていますが、開業にあたって何かと力になってくれました。そういう面で私は人間関係にもすごく恵まれているなと思い、感謝しています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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【理恵子院長】好士歯科医院の歴史を受け継ぎ、地域のお口のかかりつけ医としてあらゆる悩みを解決しつつ、今後は自分の強みである歯周病の治療とスポーツ歯科の分野でも貢献できたらと思います。スポーツ歯科については、健康維持のためにスポーツをされている高齢者をはじめ、アマチュアの方のサポートに力を入れていきたいですね。噛み合わせだけでなく、ランニングの際、唾液の減少によって虫歯になりやすくなったり、走って体力を消耗すると歯周病になりやすくなったりすることも考えられます。全身の健康は口腔の健康から始まるものですから、何も症状がないという方も定期的なメンテナンスのため、ぜひ一度いらしていただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯科検査コース(歯周病検査・唾液検査含む)/3000円~ マウスガード作製/5000円

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