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木下 将人 院長の独自取材記事

しらさぎ形成クリニック

(徳島市/徳島駅)

最終更新日:2024/11/01

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック main

徳島市内を流れる新町川に面したビルの6階にある「しらさぎ形成クリニック」。徳島駅やインターチェンジからもアクセスしやすい立地だ。見た目に関わるさまざまな病気や悩みに対応し、開業から6年を経た現在は年齢や性別を問わず多くの患者が遠方からも訪れる。徳島出身だという木下将人院長は、心臓血管外科を経て形成外科の道へ。機能面と審美面のいずれにおいても満足度の高い手術を心がけ、安全性に配慮した施術や自身のスキルアップに力を惜しまない誠実な医師だ。また診療を支える経験豊富なスタッフが、生活習慣や日々のケアに関する密度の濃いアドバイスも行う。「四国全域から見た目に関する悩みをご相談いただき、一緒に解決をめざす窓口でありたいですね」と穏やかに話す木下院長に、診療内容や治療に対する思いをじっくりと聞いた。

(取材日2024年7月5日)

美容外科での経験を生かした形成外科治療を提供

新町川に面した、とても便利な場所にありますね。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック1

ええ。開業の際には、徳島駅から歩けて、高速道路のインターチェンジからも近い場所にこだわりました。新町川の水辺や徳島市街を一望できるところも気に入っています。院内は清潔感とプライバシーを大切にしていて、基本的には予約制ですが、待合室は個室風のレイアウトになっています。また「美容外科は気恥ずかしく受診しづらい」という声もありますが、当院は保険診療で行う形成外科治療に力を入れていますし、内装は白とブラウンを基調にした落ち着いた雰囲気にしています。ちなみにクリニック名の「しらさぎ」は徳島県の県の鳥で、優美なイメージがめざす治療とも重なるところから取り入れました。

形成外科と美容外科の両方を標榜されているのはなぜですか?

私は大学卒業後には心臓血管外科で初期研修を受け、2年ほど勤務しましたが、「もっと手術がしてみたい」という気持ちを抱くようになりました。中でも、手術の成果がすぐに目で見てわかる形成外科に魅力を感じ、卒業5年目に出身大学の形成外科教室へ入局。改めて研鑽を積み、日本形成外科学会形成外科専門医を取得しました。また、同じように見た目にアプローチする美容外科にも関心がありましたので、大坂の美容外科クリニックでさまざまな診療に携わりました。形成外科では眼瞼下垂のように機能の回復をめざす治療も行いますが、その際に形成外科と美容外科の両方で学んだ知識と経験を生かし、見た目にも配慮した仕上がりになれば、患者さんのいっそうの喜びにつながるでしょう。医学的な技術の確かさや安全性、また審美性のどちらも重視する立場から、形成外科と美容外科を標榜しています。

開業から6年、変化や手応えを感じる部分はありますか?

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック2

開業当初は30~40代の女性患者さんが中心でしたが、その後は20代や50~60代の方も来られるようになり、最近では男性患者さんも増えています。男性は20代から60代まで幅広いですね。一般クリニックに近い当院の雰囲気が、男性患者さんにもなじんでいただきやすいようです。「以前は県外まで行っていたけれど、ここができたので良かった」というお声もありますよ。見た目に関するお悩みは本来、年齢や性別を問いませんし、審美的なケアに対する意識の変化もあるのか、より幅広いお悩みをご相談いただけるようになっています。また最近では、手術などに加え、患者さんご自身が行うスキンケアや生活習慣にも積極的にアプローチして、治療後の状態を維持してもらえるよう努めています。

患者の疑問や不安に寄り添える治療を

形成外科では、どのような病気や症状での受診が多いのでしょう。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック3

特に多いのは、先ほどもお話しした眼瞼下垂に対する手術治療ですね。また、目元に関しては逆さまつげでお困りの方も多いです。まつげが通常とは逆方向に生えて眼球に触れてしまい、痛みや目の充血、目やになどの不快な症状が起こりやすくなります。これらは保険診療で手術できるケースもあります。他には、授乳障害のある陥没乳頭の手術や、腋臭症(わきが)の一部の手術、多汗症の薬物治療なども、保険診療で行えるものがあります。美容外科や美容皮膚科でも行われるものですが、保険診療で対応しているクリニックがあることを知らずに、自由診療を受けたというケースもお聞きすることがあり、残念に思っています。ご本人が保険診療という選択肢もあることを知った上で、治療法を判断すべきだと思いますので、当院ではそういったこともきちんとお伝えしています。

眼瞼下垂について、もう少し詳しく教えてください。

加齢による変化や病気などで、上まぶたが正常よりも低くたるんだり、まぶたを開く力が弱まったりする状態が眼瞼下垂です。視界が狭くなり物が見えにくくなるので、手術でまぶたを開きやすくすることをめざします。手術にはいくつかの方法があり、症状やご希望の治療内容によって術式が異なりますが、保険診療で受けていただけます。「保険診療では仕上がりが心配」という声もありますが、当院では美容外科的な視点も加味しながら手術を行い、少しでも見た目の良い仕上がりをめざしています。もちろん、どの医師も仕上がりには気を配ると思いますが、私は形成外科と美容外科の両方の経験から、縫い方や手術用具などにも工夫を凝らし、機能と見た目の両面で満足度の高い治療を行えるように努めています。

繊細な部位の手術や施術では、痛みや怖さが気になります。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック4

患者さんには、不安なく治療を受けていただきたいと思っています。このため、審美的なケアでは先進の機器をいち早く導入するという考え方もありますが、私は厚生労働省の承認が得られている機器をそろえています。「自分がこの機器で治療を受けても良い」と思えるかどうかを大事にしています。また、痛みに関しては麻酔の際に細い注射針を使う、縫合の糸も細いものを選ぶといった配慮をしています。特に麻酔の投与時には痛みが出やすく、力が入ってしまう方も多いので、当院では専用のボールを握っていただいて力を逃がし、痛みや出血量が軽くなるように工夫していますよ。施術の内容によっては、笑気麻酔が使用できる場合もあります。スタッフも患者さんの気持ちに寄り添うようにお声をかけて、不安を和らげるように努めています。

見た目の悩みを相談できる、四国の窓口に

スタッフさんも、さまざまな役割を担っているのですね。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック5

今のスタッフは皆、当院での勤務期間が長く、形成外科や見た目の診療に高い関心を持ち「患者さんをきれいにしたい」という思いで経験を積んでくれています。このため、治療に関する説明は医師が主に行いますが、それ以外の毎日のスキンケアや、運動、栄養、睡眠、嗜好品との付き合い方といった生活指導については、主にスタッフが担当。施術などの合間に患者さんとコミュニケーションを深め、その方のお悩みに関わる生活習慣上の問題を見出し、こちらから改善方法を積極的に提案しています。見た目の治療や予防でも、日々のケアや健康的な生活習慣は非常に大切ですので、スタッフの役割は重要ですね。なお、一般病棟や大規模病院の手術室で勤務した経験のあるスタッフもいて、そこで得た医学的知識と対応力で手術が適切に進むようにサポートしてくれる点も心強いです。

先生が医師として大事にしていることは?

見た目に関わる治療は、患者さんの生活の質や、時には人生をも大きく左右します。ですから、機能面を改善することをめざす治療であっても、美容外科の経験を踏まえて少しでも小さな傷になるように、見た目の良い仕上がりになるように日々工夫しています。このためには、進歩する医療技術の習得や、自分自身のスキルアップも欠かせません。ですから、海外の論文を読んだり、勉強会などで学ぶ機会は大事にしていますね。さらに自分が過去に行った手術を振り返り、「今の技術なら、こうすればよりきれいに仕上げられる」といったシミュレーションを行って、新たに出会う患者さんに生かしていく。これが非常に重要で、私たちの使命だと思っています。

最後に、めざすクリニック像をお聞かせください。

木下将人院長 しらさぎ形成クリニック6

私たちがクリニックで行う手術や施術と、患者さんが行う毎日のケアや健康的な生活。この両面にアプローチして、見た目の悩みの解決をめざせるクリニックでありたいと考えています。また、近年では香川県や高知県、時には愛媛県から来てくださる患者さんも多くなっています。ですから、徳島だけでなく、四国全体の方にとって、見た目に関する悩みをきちんと相談できる窓口のような存在になっていきたいですね。それが今の目標です。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーによるしみのケア/1万7000円(顔・1回)

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