にじいろファミリークリニック

にじいろファミリークリニック

新井 雄亮院長

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都心でありながら、道を一本奥に入れば古くからある家が立ち並ぶ住宅地が広がる港区に、訪問診療を主体とするクリニックがある。その名も「にじいろファミリークリニック」。地方の中小規模の病院で経験を積んできた新井雄亮院長は、訪問診療を「地域医療の究極のかたち」だと語る。一般的にはまだまだ認知度が低い訪問診療だが、そのニーズは確実にあるという手応えを感じているそうだ。新井院長に、訪問診療できることやメリット、今後の展望までたっぷりと語ってもらった。
(取材日2018年9月20日)

外来では気づけない生活の背景が見えてくる

―なぜ訪問診療が主体のクリニックにしたのですか?

通常の外来、特に病院の外来ですと、患者さんの人数が多くて、かなり長くお待たせしてしまうのに少しの時間しか診られない、というのがよくあるケースだと思います。僕は新潟の大学を卒業後、新潟にある中小規模の病院を中心に、地域の医療に携わってきました。入院から退院をして自宅に戻っていくところまでを診るような医療機関に勤務してきましたので、患者さんが元の生活に帰るところまで診たいという想いがあったんです。そこで埼玉のクリニックに移り、訪問診療に従事しました。さまざまな経験を積み、今ではこれが自分の強みを生かせる分野だと思っています。開業を考えた時も、訪問診療なら、お話を伺ってじっくりと診療し、お互いに納得がいくようなかたちでより良い診療ができるのかなと考えました。

―家に行けば、患者の生活の背景をそのまま見ることができますね。

はい、ダイレクトに見えてきます。疾患は生活と関わりが深いので、お宅に実際に伺って、どんな生活を送っているのかをこの目で見ることができるのは大きいです。僕はもともと糖尿病を中心に診療をしてきましたが、病院では糖尿病で通院している患者さんのお宅に伺って、食事の内容や仕事をしている様子など、実際にどんな生活を送っているのかを見る機会はありません。教育入院のように、患者さんに理想的な生活を体験していただく機会はありますが、その反対に医師が患者さんのお宅を拝見する機会はない。でも在宅医療なら、病院の外来とはかなり違うかたちで見えるものがあるでしょう。訪問診療は、可能性が広がっている分野だと思います。ある意味では、病院よりもできることが多いのではないでしょうか。

―訪問診療のメリットを教えてください。

世間には、訪問診療ができることは病院よりも少ない、と思っていらっしゃる方のほうが多いのでしょうね。もちろん、検査などでできることが限られている面もあるのですが、その一方で、病院では見えてこないものが見られます。僕も病院に勤めていた頃、患者さんが退院される時にその方の生活をある程度想像しながら、どういうふうにしたら患者さんが家で暮らしていけるかということを組み立てていたつもりです。でもそれはしょせん想像でしかない。実際に家に帰ってみたら、僕が想像していたのとは違うところがいっぱいあるでしょう。医療という側面で見たら、訪問医療のほうが、より現実に即したものを組み立てて提供していけると思います。

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