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糖尿病などの生活習慣病は
専門の医師とともに継続的治療を

渋谷済生クリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2025/02/14

渋谷済生クリニック 糖尿病などの生活習慣病は 専門の医師とともに継続的治療を 渋谷済生クリニック 糖尿病などの生活習慣病は 専門の医師とともに継続的治療を
  • 保険診療
  • 自由診療

健康診断で血糖値の高さを指摘される経験は、生活習慣病を意識する大きなきっかけになる。とはいえ、自覚できる症状が乏しいために、治療を積極的に考えることが難しい人も多いだろう。一見、体調に問題がなくとも、生活習慣病はそのまま放置すると大きな疾患につながりかねないため、継続的な治療が大切となる。「渋谷済生クリニック」は、通院しやすいよう平日は週に3日19時半まで開いており、土曜も診療を行っている。一般内科の診療も、糖尿病と総合内科を専門とする医師が担当しているのが特徴だ。日本糖尿病学会糖尿病専門医の加藤清恵院長は、「食事や運動の管理がうまくできない時も、まずは定期的に通院して話をすることが大切」と話す。生活習慣病の特徴や治療において大事なことなど、糖尿病の治療を中心に加藤院長から詳しく話を聞いた。

(取材日2025年1月22日)

生活習慣病は食事と運動の管理が基本。症状がなくても放置すると失明など大きな問題につながることも

Q糖尿病を専門とする医師に相談するメリットを教えてください。
A
渋谷済生クリニック 管理栄養士による栄養指導のもと食事療法に力を入れている

▲管理栄養士による栄養指導のもと食事療法に力を入れている

糖尿病をはじめ生活習慣病の治療は、健康診断で血糖値の高さを指摘されることなどがきっかけとなる人が多いと思います。ただ、健康診断ではそれ以上の細かい説明を受けないままの患者さんも多いようです。糖尿病を専門とする医師に相談することで、そこから悪化させないため、今後糖尿病にならないための第一歩として、適切な指導やアドバイスを受けることができます。糖尿病には、膵臓のインスリンをつくる細胞が破壊されて起こる1型糖尿病と、遺伝的な要素に加えて食事や運動の仕方によって起こる2型糖尿病とがあり、生活習慣が原因となるものはこの2型糖尿病となります。

Q糖尿病の場合、どのような治療や指導が行われますか?
A
渋谷済生クリニック 患者との会話の中から食事や運動のアドバイスを行う

▲患者との会話の中から食事や運動のアドバイスを行う

生活習慣病という言葉で表されるように、生活の中身を少しずつでも変えていくことが大切ですから、まずは食事と運動の指導が基本となります。食事と運動の習慣の改善を行わないうちから強い薬を使うことは、あまり望ましくありません。糖尿病としてはまだ軽度の方であれば食事と運動の改善で対処できる可能性も高いです。その上で、必要に応じて適切な時期に、その方に合った薬を選択し、上手に血糖値へアプローチしていく。そうした細かな生活指導や薬についての判断も、やはり糖尿病を専門とする医師だからこそできることは多いと思います。

Q生活習慣病の治療について、患者さんが日々意識すべきことは?
A
渋谷済生クリニック 通院の継続が難しい場合は、オンライン診療にも対応

▲通院の継続が難しい場合は、オンライン診療にも対応

面倒だと感じてしまうと、途中で治療を中断してしまう方は少なくありません。なかなか体重が減らなくて嫌になってしまったり、もう良くなったからと自分で判断してやめてしまったりとさまざまですが、やはり継続することが大事です。せめて定期的に来院することはやめないでいただきたいと思います。継続が難しい方には、一度に多くの課題を求めるのではなく、例えば「この時間帯だけは食べるのを控えましょう」など、まずは小さなことから試していただくよう工夫をしています。

Q生活習慣病を放置すると、どのようなリスクがありますか?
A
渋谷済生クリニック 血糖値をいつでも確認できることで普段の生活意識向上にも役立つ

▲血糖値をいつでも確認できることで普段の生活意識向上にも役立つ

血糖値が上がっていても、体感できる症状はほとんどないため意識することは難しいかもしれません。ただ、そのまま何年も放置していると、さまざまな合併症が生じてきます。脳卒中や心臓病、あるいは腎臓を患って透析療法が必要になることもありますし、糖尿病の場合、失明につながる可能性もあります。健康診断が治療のきっかけになっても、その後忙しいと忘れてしまったり、薬を中断してしまったりするケースも多いのです。どんな方法であれ治療を継続していただくことが最も大切ですので、食事の管理がうまくできなかったり運動できなかったりしても、定期的な通院はやめないでほしいですね。

Q甲状腺の疾患についてもお聞かせください。
A
渋谷済生クリニック 気軽に悩みを相談してほしいと話す加藤院長

▲気軽に悩みを相談してほしいと話す加藤院長

甲状腺の病気を発症しやすい年齢は、いわゆる更年期と呼ばれる時期と重なっています。更年期障害で体が熱くなったり、ドキドキしたりするような症状は、甲状腺疾患のうちの甲状腺機能亢進症の症状と似ているため、本人にはなかなか違いがわかりにくいですね。健康診断で甲状腺が腫れている、しこりがあるなどの指摘を受けたことが発見のきっかけとなる場合もありますが、ちょっとした体調不良や更年期障害だと思っていたら、実は甲状腺の病気だったということも。また、甲状腺機能低下症では症状がない方も多いですね。クリニックでは採血やホルモンの測定で甲状腺疾患を診ることができますので、そうしたことも知っていただければと思います。

ドクターからのメッセージ

加藤 清恵院長

健康診断で異常を指摘された時だけでなく、なんとなく調子が悪い、急に太ったり痩せたりしたといったことがあれば、受診してみて原因を調べることをお勧めします。また、一度治療を中断した後に、クリニックから足が遠のいてしまった方も、まずはまた通院してみよう、治療を再開してみようという気持ちが大切ですので、一緒に治療方法を考えていければと思います。糖尿病については本人のスマートフォンにアプリケーションを入れて一定期間の血糖値をモニタリングできる、持続血糖測定器(CGM)もあります。条件によっては保険適用でも使用ができるので、関心がある方はご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

持続血糖測定器を用いた血糖値のモニタリング/7700円~

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