全国のドクター9,359人の想いを取材
クリニック・病院 160,991件の情報を掲載(2020年12月04日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 平塚市
  4. 平塚駅
  5. としクリニック
  6. 畑山 年之 院長

畑山 年之 院長の独自取材記事

としクリニック

(平塚市/平塚駅)

最終更新日:2020/04/01

188194 1

畑山年之院長が地元・平塚に「としクリニック」を開業して1年。内科、消化器内科、皮膚科、そして肛門外科にも力を入れていることから、日々さまざまな患者が同院を訪れる。中でも肛門外科は潜在的な患者が多いが、痔や排便トラブルなどデリケートな悩み事は相談しづらい。そうした心理的ハードルを下げるべく、笑顔を絶やさず、飾り気のない語り口で患者に接する畑山院長。プライバシーに配慮した院内設計など、とにかく患者本位の優しいドクターだ。一方で、医療に対する思いは熱く、がん治療のセカンドオピニオン、がん患者のフォロー、緩和ケアにも対応したいと意欲的だ。そんな畑山院長に、開業を決意したきっかけや、同院の強み、信頼を置く自慢のスタッフなどについて語ってもらった。
(取材日2019年7月2日)

消化器外科の経験を生かして、平塚・横内エリアで開業

医師を志したきっかけを教えてください。

1

小学生の頃の作文に、外科の医師をめざしたいと書いていました。手先が器用で、大工やパイロットへの憧れもありましたが、お医者さんは大変だけどやりがいがありそうだと思っていたのですね。医学部に進み、大学卒業後の研修では脳外科や心臓外科も面白くて、体がいくつもあれば、全部やりたかったぐらいです(笑)。その中でも消化器外科を選んだのは、食道、大腸、小腸、胃、そして肝胆膵と範囲が広くてやりがいがあるから。何でもできる医師になりたかったんです。大学の医局に属して大学病院や関連病院の消化器外科で診療に携わり、特に肝臓・胆管・膵臓などの難しい症例の診療、腹腔鏡手術にやりがいを感じていました。

では、どうして開業されたのですか?

消化器外科は、診断がついた頃には手遅れというケースが少なくなかったんですね。手術をしても救えない方、再発してしまう方が残念ながら多く、どれだけ技術を磨いても、高度な治療を行っても、救えないことがある。医療者としてより多くの人を助け、幸せにするためには、手遅れになる前に病気を見つけるべきだと開業を考えるようになりました。内視鏡検査を中心とする消化器内科と肛門外科を専門にしたのは、今までの経験を生かして、より多くの人のお役に立てる分野だと考えたからです。平塚は私の地元ですが、もともとこのエリアは駅周辺に比べて医療機関が少ないんですよ。だからあえて開業の地に選びました。あまり内視鏡検査が普及していないであろうこの地域に、がんの早期発見を通じて貢献したいと思ったんです。

開業時にこだわったことは?

遠方から通う患者さんの利便性を考えて、駐車場が広いところを選びました。また、院内もある程度の広さを確保して、患者さんも、私たち医療者もスムーズかつ安全に動けるようにしています。診察室を中心に、その周りに処置室や内視鏡検査室、リカバリールームを配置することで、検査や処置が終わった方の様子を私やスタッフが把握できるようにもしているんですよ。プライバシーにも配慮しており、肛門外科の診察は内視鏡室で行っています。待合室まで声が届きませんし、他の患者さんと顔を合わせずに済みますからね。内視鏡室はインフルエンザなど感染症が流行した際の、隔離スペースとしても活用できると考えています。

実際に開業していかがですか?

2

当初は大変でした(笑)。特に経営や事務的なことは初めてなので、戸惑いもあったんです。でもその分、学びも多く、こちらがしたいと思うことより、地域の皆さんが求めることに応えていく大切さを実感できました。1年たった今は患者さんの流れもわかり、スムーズに診療できています。スタッフにも恵まれていますね。人としての優しさを基準に採用しただけあって、みんなとても思いやりにあふれているんです。患者さんの中には、医師を前にするとつい緊張して、うまく話せなくなるという方もおられるかと思います。そんな方は、ぜひ看護師や受付スタッフを頼ってほしいです。親身になって相談に乗ってくれる、頼もしい存在ですよ。

胃や大腸の内視鏡検査、肛門疾患の診療に注力

こちらの医院の特徴は何だと思いますか?

3

診査診断の精度にはこだわりと自信があります。長年、消化器外科で幅広く、かなり珍しい病気まで診てきましたから、どんな治療が必要か、紹介先はどこが良いかを適切に判断できます。肝臓や胆嚢、膵臓の診療を専門としていましたので、肝胆膵の病気の診断や治療も得意分野です。胃と大腸の内視鏡検査は、痛みや苦痛なく快適に受けられるよう工夫しています。実は私自身とても怖がりなんですよ(笑)。採血もしたくないほど。だから内視鏡を操作するときも、丁寧に、ゆっくりと進めます。「次はこんなことをしますね」「少し痛いかもしれませんが大丈夫ですか?」といった、見通しがつくような声かけと、患者さんへの配慮を意識しています。

診療ポリシーを教えてください。

患者さんが自分の家族だったらどうするか、という視点で診療に臨むことは、医師になって以来ずっと心がけてきました。ただし、責任を持つことと、自分の力で解決しようと一人で抱え込むことは違うと思います。私にできる診療にも限りがありますので、近隣の開業医の先生方としっかりとした連携体制をつくるようにしています。また、「医療は患者のためにある」という考え方も大切にしていますね。そのために患者さんが求めていることを重視し、検査や薬の処方を必要以上に行わないのもポリシーの一つです。

印象に残っている患者さんはいますか?

4

やはり救えなかった患者さんのことは忘れられません。勤務医時代は重症の方を診る機会が多く、いつもシビアな状況にいました。今も形は違えど、医師として責任感を感じる日々です。クリニックでは患者さんとのお付き合いが長く、生活や家庭のことまで考慮した、よりきめ細かな診療が求められます。中には、検査を拒否される方もいますが、事情やお気持ちを理解し、受けていただくよう説得することもあります。そうして検査を受けていただいた結果、病気が見つかることも珍しくありません。適切な治療に結びついて、「おかげで助かりました」とわざわざ報告をいただくときはいつも、開業して良かったと思います。

がんのことなら何でも相談できるクリニックに

休日の過ごし方や趣味を教えてください。

5

休みは日曜だけなので、ゆっくりしています。やりたいことを1つクリアするとまた新しいことに挑戦したくなるので、開業してからずっと忙しくて。気分転換は、音楽が好きなのでライブやミュージカルを観に行くことです。音楽好きの兄に影響されて、兄が好きだったバンドのコピーバンドをしていたこともあるんですよ。その頃の仲間で、宮崎県で開業している友達と兄と、毎年夏のライブに行くのが楽しみです。

今後の展望を伺えますか?

スタッフにも協力してもらって、患者さんやご家族が何でも相談できる、さらに受診しやすいクリニックにしたいですね。その一方、医療のプロとしてはクオリティーを上げて、「気軽に受診できるが質の高い医療を提供すること」をめざしたいです。病院に勤めていた頃は、「消化器外科」という枠組みの中で診療に注力する日々でしたが、今はアレルギーや咳、喘息など、かつては専門外だった疾患についても勉強しています。時には、治療をしても症状が改善しないことがあり、そんなときは違う病気を疑ったり、薬剤を変更してみたり、試行錯誤、毎日が学びです。それにプロフェッショナルとして求められる知識や技は必須であり、当然、検査や処置、診断のクオリティーは高める必要があるので、最新の研究や技術についてこれからも勉強していきたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

6

痔や排便に関わることは、恥ずかしくて受診をためらってしまいますよね。特に女性はそのお気持ちが強いと思います。当院はなるべく気軽に受診できるよう工夫をしていますので、便秘やお尻のトラブルも気兼ねなくご相談ください。ほかにも、医療や健康に関する情報や、生活習慣に関わるアドバイスなど、一つでも何かを得て、ここに来て良かったと思っていただくことを目標にしています。街のかかりつけ医としても気軽に利用してほしいです。がんについては難しい症例の治療も数多く手がけてきましたし、今も消化器科以外の末期がんの方も診ています。これからも内視鏡による早期発見から、治療の相談、がんサバイバーの方のフォローまで幅広く対応してまいります。緩和ケアに長じた看護師も在籍していますので、がんのことで不安や悩みがある方も、ぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

大腸内視鏡検査/5400円~

Access