原田圭院長の独自取材記事

阿波座スマイル歯科

(大阪市西区／阿波座駅)

最終更新日：2025/05/02

阿波座駅1番出口を出てすぐにある「阿波座スマイル歯科」は、2018年6月に開院した歯科クリニックである。まず最初に目に止まるのは笑顔の歯のイラスト。クリニックの名称にも「スマイル」が取り入れられているように、笑顔でいることを大切にしていることが表れているのだろう。中に入ると、明るい院内はおしゃれで心地良く、原田院長のこだわりを感じる工夫が随所に施されている。親しみやすい笑顔が印象的な原田院長に、クリニックづくりや診療へのこだわり、今後の目標などを聞かせてもらった。

（取材日2018年6月22日）

「笑顔」にこだわって、患者の「笑顔」をつくる
口腔外科での経験も生かし、不安をぬぐえる診療を
誰もが気軽に通えるクリニックづくりを

「笑顔」にこだわって、患者の「笑顔」をつくる

明るくてすてきなクリニックですね。

開院するにあたって、まず最初に考えたのは「小さなお子さんからご年配の方まで、幅広い年代の方に来ていただけるクリニックにしたいな」ということでした。ですから、そのための空間づくりにこだわりました。バリアフリーなので、ベビーカーや車いすで診療台まで入っていただくことが可能ですし、お子さま連れでいらしていただけるように、おむつ交換台、授乳室、キッズスペースも準備しました。また、ご近所の方や同じオフィスの方と一緒になっても、プライバシーが守れるように個室と半個室の設計です。当クリニックが阿波座にお住まいの方々や働いていらっしゃる皆さんにとって気軽に通える歯科医院になったらいいなと願っています。

クリニックの名称を「スマイル歯科」にしたのはなぜですか？

僕のこだわりの一つは「笑顔でいること」なんですよ。歯医者さんって怖いと思っている方にとって、少しでも来院しやすく感じていただけるよう常に笑顔を意識していました。そうしているうちに、患者さんをはじめ、さまざまな人に笑顔を褒めてもらえることがとっても増えたんです。笑顔で患者さんをお迎えして、治療が終わった患者さんが笑顔で帰っていく。そんな笑顔があふれるクリニックにしていきたいという願いを込めて「スマイル歯科」と名づけました。

クリニックを笑顔で満たす秘訣はありますか？

これはやっぱり僕だけの力では無理で、一緒に働くスタッフのみんなの力がとても大きいんです。だから「どんな人が来てくれるだろう？」と不安に思ったところもあったんですが、実際に集まってくれたのは素晴らしいスタッフでした。初めて一緒に働く人ばかりなのですが、みんなが仲良くしているし、プロ意識もきちんと持ち合わせている。お互いに声をかけ合い、患者さんの情報も共有しているので、どの人がどの患者さんについても同じ対応ができるように工夫してくれています。そういう姿を見ていると、僕は恵まれているなと思いますし、スタッフみんなのことももっと笑顔にしたいな、もっと頑張ろう、と思います。

口腔外科での経験も生かし、不安をぬぐえる診療を

診療の際、心がけていることはありますか？

患者さんの不安をできる限り減らすことです。先ほどの笑顔でいることもそうですし、痛みへの配慮もそう。歯科治療である以上、まったくの無痛であることは難しいかもしれませんが、できる限り痛みの少ない治療をご提供できるよう心がけています。それから、「どんなことをされるんだろう？」という不安をお持ちの方も少なくないと思いますので、モニターに説明のアニメーションを流すなどして、丁寧にわかりやすく説明するようにしています。歯科治療に持つマイナスイメージを少しでも軽減し「あそこの歯医者なら行ってみたいな。通いたいな」と思っていただけるような治療と雰囲気づくりを大切にしていきたいですね。

そう考えるようになったきっかけはありますか？

僕には恩師と言える先生がいるのですが、その方がとにかく素晴らしい歯科医師なんです。技術が高いということはもちろん。患者さんに対する姿勢が素晴らしいのです。いつも穏やかで、笑顔を絶やさず、患者さんの悩みを真摯に聞き、その悩みにまっすぐに答えていく。決して偉ぶることなくフラットで、頼りになる。僕から見て、理想的な先生でした。「先生みたいになりたい」という想いのもと、もっともっと人間的にも余裕が持てるように成長していきたいです。

院長は口腔外科のご出身なのだそうですね。

そうなんです。長らく口腔外科にいましたので、口腔外科領域の治療を得意としています。親知らずの抜歯を含むさまざまな抜歯や、上唇小帯の切除、嚢胞の摘出などの小手術は紹介することなく当院で行うことができます。お仕事をされている方や、主婦の方など「大きな病院は待ち時間が長くて時間が取れない」という方も少なくないと思います。また、術後の通院に不安がある方もいらっしゃることと思います。当院では手術からアフターケアまで、より負担が少なくなるようにご提案させていただきますので、安心してご相談いただけたらと思います。もちろん、口腔外科で研鑽してきた技術と知識をフル活用して行いますので、技術的な意味でもご安心ください。

誰もが気軽に通えるクリニックづくりを

夜間診療や休日診療も行っているのですね。

幅広い年代の方に来ていただくためにも、「行きたい時間に歯科医院が開いていない」ということがないように、平日は20時まで、土日診療にも対応しています。歯科治療はその後も大切。治療が終わったからと安心して放置するのではなく、再発を予防するためにも定期的なメンテナンスをしてほしいと考えています。そのためにも「行こうかな」と思った時に来てもらえるよう開けています。

何をきっかけに、どのくらいの間隔で通院すると良いでしょうか？

通院のきっかけはなんでもいいんですよ。定期検診がきっかけでもいいし、どこか不調が出てきてからでもいい。通りかかって、なんとなく気になったからでもいいです。まずは気軽に足を運んでもらいたいですね。通院の間隔は、お子さんの場合は3ヵ月に1回。フッ素の塗布や、ブラッシング指導、プロのチェックを受けることで虫歯予防をしてほしいです。大人の方であれば、最初は1ヵ月に1回ほど通院してもらえたら理想的ですね。ちょっと面倒かもしれないですけど、そこで歯磨きの癖や体質、現在のお口の状態をきちんと把握し、患者さんとも共有したいと考えています。その上で、必要があれば治療をし、問題がなければ通院間隔を延ばしていくと良いと思います。

最後に、今後の展望について聞かせてください。

歯科医師になって一番うれしいのは、患者さんの「ありがとう」の笑顔なんです。だから、一人でも多くの患者さんの笑顔に出会いたいなと思っています。そのためにも、まずは一人でも「歯医者嫌い」を減らす歯科医院になることをめざしていきます。ここは駅からも近いですし、「通いやすさ」という点では問題ないと思います。あとは、来てくださる患者さんと信頼関係を築き、小さなことから大きなことまでなんでも安心して相談できる環境をつくっていくつもりです。お子さんからご年配の方まで気軽に通ってくださるようになればうれしいです。お口のトラブルがあれば、どうぞお気軽にお越しください。笑顔でお待ちしております。