一生涯、しっかりと噛みたい人へ
精度にこだわるインプラント治療
菅田歯科医院
(貝塚市/貝塚駅)
最終更新日:2025/01/14


- 自由診療
インプラント治療とは、顎の骨に人工歯根を埋入し、上からセラミックなどのかぶせ物をすることで噛む機能や見た目の回復をめざす治療のこと。天然歯と同様の機能性が期待できることから、「生涯にわたって、おいしく食事をしたい」とQOLの向上を求めて治療を希望する人が少なくない。「インプラント治療は費用も時間もかかる治療。その分、できるだけ長持ちさせて、再治療のリスクも抑えて差し上げたい」と話すのは「菅田歯科医院」の菅田真吾(すげた・しんご)院長。大学病院で欠損補綴や義歯を専門に学び、数多くのインプラント手術に携わってきた実績を持つ歯科医師だ。そんなインプラント治療のスペシャリストともいえる菅田院長に、インプラント治療において重視していることや手術の流れについて詳しく聞いた。
(取材日2023年7月1日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラント治療において重視していることは何ですか?
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A
すべての治療にいえますが、患者さんが治療に対して求めていることを明確にすることです。例えば、おいしく食べたい、思いきり笑いたい、手入れを楽にしたいなど、どこに重点を置いているのかを明らかにしてから治療法を提案します。もしインプラント治療を選択した場合でも、どれほど硬いものを噛めるようになりたいのかで治療方法は変わってくるでしょう。一方、歯を失ってしまった際は、ブリッジや入れ歯も選択肢に入りますが、前歯などの見た目の美しさを重視する場合、特別な歯周形成外科の治療が必要になります。マイクロスコープも活用し、患者さんのご希望に沿った治療を提案できるよう、カウンセリングにはたっぷり時間を割いています。
- Qインプラント治療に適しているのはどのような人ですか?
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A
噛み合わせが崩壊していて好きなものが食べられない人のほか、入れ歯が恥ずかしくてご家族との外食や旅行を諦めている人、噛み合わせが悪くて上手に会話ができない人などに適していると思います。というのも、ある程度の機能回復であれば、入れ歯治療などでも十分実現がめざせるのですが、天然歯の残り方や残る歯の本数などにこだわられる場合、インプラント治療でないとご要望にお応えすることが難しいケースが多いからです。また、中には糖尿病や骨粗しょう症などの全身疾患により、手術自体を行えないケースもあります。まずはインプラント治療を専門とする歯科医師に相談し、しっかりと検査・診断を受けることが大切です。
- Qこちらで提供しているインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
マイクロスコープの扱いに長けているのはもちろん、歯周形成外科の専門家による特殊なテクニックで、審美性にこだわったインプラント治療を提供できることです。また、当院では口腔内全体の環境改善を視野に入れて治療をしています。というのも、1本のインプラントを長持ちさせるには、まずその周囲の環境を整えることが重要だからです。そのため、歯周病や虫歯(う蝕)があれば先に治療を行います。加えて、先進の歯科用CTやデジタル機器による、綿密な術前シミュレーションも大切です。一方で、インプラント治療は時間や費用面の負担が大きい治療でもあります。将来の口腔内の状況を見据え、治療の必要性を考慮した提案を心がけています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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まず、不便に感じることや治療に希望すること、持病や服用中の薬、アレルギーの有無などをヒアリングされる。同院では、患者がじっくりと治療について相談できるよう、歯科医師だけでなくトリートメントコーディネーターというスタッフとの面談時間も設け、切り出しにくい治療期間や費用に関しても話せるよう工夫している。骨粗しょう症や糖尿病などの治療を受けている場合は、その主治医とも連携しながら治療が検討される。
- 2歯科用CTで口腔内の状況を把握
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歯科用CTで口腔内の撮影が行われる。先進のデジタルシステムを用いたCTは、顎の骨の厚みや神経・血管の位置などまで詳細な立体画像を撮影できるという。その後、収集したデジタルデータをもとに、治療箇所をはじめ周囲の歯の状態や噛み合わせ、骨の状態まで詳しく確認がされる。また、咀嚼する力を測定する咀嚼能力検査、顔貌や口腔内の写真撮影、口腔内スキャナーによる3D画像化した歯型の採取も行う。
- 3治療計画の説明
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歯科医師が歯科用CTの検査データと口腔内スキャナーで採取したデータ、検査結果などから治療計画を立案。手術のイメージがつきやすいようにと、先進のシミュレーションソフトを用いてビフォーアフターの見込み画像も作成される。また同院では、見た目の美しさや、精度の高さが期待できるセラミック義歯を人工歯に採用。色や形状なども細かく調整している。計画に納得し、了承すれば手術日程の調整へ。
- 4インプラント体埋入のための手術
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次に人工歯根を埋め込むための手術を受ける。手術にかかる時間は埋入する本数や状態によって変わるが、およそ30分から2時間ほど。難しい手術の場合には、ポジショニングから角度や深さまで治療計画どおりの適切な埋入へ導くべくサージカルガイドを使用し、安全・確実な埋入をめざしているという。また、同院ではインプラント体を埋め込むための骨が不足している場合、骨造成手術にも対応している。
- 5定期的なメンテナンス
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インプラント自体が虫歯になることはないものの、メンテナンスを行わなければ天然歯と同様、歯周病になるリスクがある。そのため、治療後も3~4ヵ月ごとに通院し、定期メンテナンスを受ける。インプラント治療後の歯を長持ちさせ、再治療とならないためにも、口腔環境の状態をキープしていくことが重要だ。同院では、歯科衛生士によるメンテナンスに力を入れており、たっぷり1時間ほどのケアを行っている。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/41万8000円~、骨造成(同時法)/5万5000円〜12万1000円、骨造成(待時法)/16万5000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。