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崎谷 康佑 院長の独自取材記事

さきたに内科・内視鏡クリニック

(習志野市/津田沼駅)

最終更新日:2022/05/13

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JR総武線の津田沼駅から歩いて2分、商業ビル4階の医療モールに入る「さきたに内科・内視鏡クリニック」は2018年5月に開院したばかり。崎谷康佑院長は内科疾患を全般的に診る幅広さと消化器疾患の診断・治療という専門性の両立をめざす。診療時には患者の話をじっくりと聞くことを心がけており、生活背景も考慮した上で問題の解消を図っていく。得意とする胃と大腸の内視鏡検査では経鼻内視鏡や鎮静剤の活用により、患者のつらさを軽減。「患者さんの心身に寄り添えるかかりつけ医になりたい」と話す崎谷院長に、診療への思いや取り組みについて聞いた。

(取材日2018年5月31日)

正確な診断を心がけ、症状の緩和をめざす

まずはこちらに開院された理由をお聞かせいただけますでしょうか。

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開業するに当たっては前々から、他科と連携しやすい医療モールで診療をしたいと考えていました。こちらでは現在、耳鼻科、整形外科、心療内科が入居していますから、当院が標榜する内科と消化器内科以外のお悩みの患者さんもすぐに他科を受診できます。また、津田沼駅から近くで利便性が高く、駅に近い再開発地区「奏の杜(かなでのもり)」には若い子育て層の方の流入が増えていて医療のニーズも高まっています。さらに、津田沼駅は、僕が過去に消化器内科部長として勤めていた「朝日生命成人病研究所附属医院」の最寄りである浅草橋駅が経由する総武線沿線でもあります。諸条件がマッチしていた場所としてこちらを選びました。

開業されたのが5月。まさにこれからですが、どんなクリニックをめざしていきたいお考えですか?

患者さんの体と心のお悩みに寄り添うかかりつけ医でありながら、消化器疾患の診断と治療という専門性を併せ持つクリニックとして成長していきたいですね。僕は日本内科学会が認定する総合内科専門医の資格を保有しており、風邪やインフルエンザ、生活習慣病といった身近な病気を広く診ることができます。その一方で、日本消化器病学会が認定する消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会が認定する消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会が認定する肝臓専門医の資格も取得しており、特に胃と大腸の内視鏡検査を得意としています。日頃からいろんな悩みを相談できる。そして胃や大腸の病気が気になる時にそのまま親しい医師に内視鏡検査もしてもらえる。患者さんにとってそんな安心感を持たれるクリニックをめざしたいです。

診療時に心がけていることをお聞かせください。

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まずは患者さんのお話をじっくりと聞くことです。患者さんとの関係性によって質問は異なってきますが、ご家族のことや仕事のことなどその方の生活背景も聞き重ねながらお悩みの原因を探っていきます。大切なのは症状が緩和されて悩みが軽減すること、解消することだと考えています。ですから、例えば検査を行って異常が認められないという場合でも、患者さんの訴えに耳を傾けるよう心がけています。もちろん、患者さんの悩みや症状が、命に関わる重大な病気からくるものかどうか、見極めることがまず重要な診断の一つです。診断に必要な検査を行った上で、生活習慣の改善や投薬などを試み、患者さんのためになることを模索していくよう努めています。

経鼻内視鏡と鎮静剤を活用し、検査の苦痛を軽減

内視鏡検査が得意とのことですが、検査時にはどんなことに留意されているのでしょうか。

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患者さんにとって苦痛が少なく、楽に受けられる検査を行いたいと考えています。口から管を入れる胃の検査を受けてつらい思いをした方には、吐き気を催す心配が少ない、鼻から管を入れる経鼻内視鏡検査、または鎮静剤を使った経口内視鏡検査をご提案します。僕も過去に経口検査を受けたことがあるのですが、嘔吐反射が強く、かなりつらい思いをしましたから、患者さん目線になって楽な検査にしてあげたい思いがあります。鎮静剤を使うと意識がぼんやりとして緊張が和らぐので、大腸の検査でも同様に使います。開院してから既に内視鏡検査を行いましたが、スムーズに受けていただけています。

先生はピロリ菌の研究をされていたとのこと。胃がんで大事に至らないためにはどうすれば良いのでしょうか。

僕はピロリ菌による胃がんの発生メカニズムを研究して、医学博士号を取得しました。胃がんと大腸がんはともに早期発見と早期治療で完治が期待できる病気です。胃がんに関しては主な発症原因がピロリ菌の感染だとわかっているので、20、30代を目安に感染しているかどうかを確認し、感染していれば除菌すると良いでしょう。ただ、除菌すれば必ず予防できるかというとそうではありません。実際に僕が関わった研究において、2000人を除菌して経過観察したところ、20人に胃がんが発生したという結果が出ており、論文でも報告しています。ですから、除菌後も定期的に内視鏡検査を受けて早期発見を図ることで胃がんでの死亡リスクは大幅に下げられると思います。当院ではピロリ菌の感染有無の確認と除菌も行っています。

大腸がんの早期発見方法についてはいかがですか?

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大腸がんは胃がんとは違って主な原因が明らかになっていないので、早期発見に焦点を当てる必要があります。日本は食の欧米化で大腸がんが増えたといわれていますが、アメリカでは近年、大腸がんにより亡くなる方が減っているんです。これは興味深いことですが、アメリカは医療費が高く国民の予防への意識が高い上に健診システムが整っているので、早期に見つかりやすいのでしょう。日本でもやはり健診を受けることが重要で、便潜血検査を受けて異常があれば早期に内視鏡検査を受けることをお勧めします。ポリープのある人の割合は年齢を重ねるごとに増えていきますから、40代以降の人は注意が必要。当院では検査を行ってポリープが見つかった際、入院が必要な大きさのものでなければ、その場で切除することが可能です。

増えている逆流性食道炎の悩みにも対応

先生が医師を志された理由をお聞かせください。

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医師だった祖父に影響を受けました。僕は都内で育ち、祖父が開業医を務めていたのは兵庫県で、距離で言えば遠かったわけですが、盆や正月に遊びに行くと、祖父の自宅は診療所に併設されていましたから患者さんが来る場面も見られたのです。周囲には医療機関が少なく、地域の人に頼れられている祖父を見て医者は人の役に立つ仕事なんだなと子どもながらに感じていました。高校生の頃、精神科の医師である大平健先生の著作に感銘を受けたことも背中を押しました。大平先生は患者さんの話をじっくりと聞き、問題を見つけて解決していくさまをとても魅力的に書かれていました。僕の診療スタイルにも大きく影響を与えてくれたのです。

お忙しい中、休日はどんなふうにお過ごしですか?

子どもと一緒に遊ぶことが多いですね。2歳の男の子で、日に日に成長していく姿を見るのが楽しいですね。公園でブランコに乗ったり砂場で遊んでいたりする姿はかわいいですし、最近は話せる言葉も増えて仕事から帰ると「パパおかえり!」と抱きついてくるのが、うれしくてたまりません。ただ、僕よりもママが大好きなんですが(笑)。個人的には美術館巡りが好きで、学生の時はキャンパスの近くにある上野の美術館によく足を運んでいました。息子にも美術好きになってほしくて、ときどき美術館に連れて行っていますが、効果はどうでしょうか(笑)。

最後に、改めて読者にメッセージをお願いします。

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まずは患者さんのお悩みをじっくりと聞かせていただきたいです。その上で当院でできることを行い、難しい場合は医療モール内の他科をはじめ、津田沼中央総合病院や谷津保健病院など地域の中核病院や、より専門的な治療が必要な場合は千葉大学病院や母校の東京大学病院など、適切な医療機関をご紹介します。僕の専門である消化器分野で言うと、衛生環境の改善などによってピロリ菌に感染している人は減っていますが、その一方で胃が元気なことによって胃酸過多になり逆流性食道炎の症状にお悩みの方が増えています。日常生活の改善や投薬などその方に合った治療を行いますので、気になる方はご相談いただけるとうれしいです。

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