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松村 史子 院長の独自取材記事

ぜんりレディースクリニック

(船橋市/東船橋駅)

最終更新日:2020/04/01

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2018年4月、東船橋駅から徒歩7分のところに開院した「ぜんりレディースクリニック」。船橋出身の松村史子院長が10代の若者から高齢者まで幅広く診察している。「この地域が大好きなんです」と語る松村院長は両親の背中を見て医師を志し、各地の病院で婦人科領域のオールラウンダーとして経験を積んできた。特に専門とするのは不妊、更年期、月経不順などの生殖内分泌分野で、開院前は山王病院にて専門性の高い不妊治療にあたっていたという。朗らかでポジティブな雰囲気をまとう松村院長。言葉の端々には患者を思いやる気持ちがにじみ、笑顔がすてきなスタッフたちと和気あいあいと写真撮影に応じる様子からはチームワークの良さがうかがえた。
(取材日2018年5月30日)

更年期を「年のせい」で済まさずQOLを上げる治療を

クリニック名の由来を教えてください。

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「善利」は私の旧姓です。父が40年ほど前に始めた小児科クリニックが「善利」の名を掲げていましたので、名前を知っていてくださる方が地域にいらっしゃいます。それで使わせてもらいました。実際「善利先生のお嬢さんですか?」と聞いてくださる患者さんも。うれしいですね。医師という仕事の一方で、両親を含め家族との時間も大切にしたいと思いこの度船橋に戻ってきましたが、私は小さい時からこの地域が大好きなんです。皆さん気さくで、親切な方が多いと思います。スタッフの募集に応じてくださったのも感じの良い方ばかり。患者さんが困っていることに気づくと、改善のアイデアを出してくれるなどとても助かっているんですよ。開院2ヵ月にしてチームワークは抜群です。

どういう病気を診察していますか?

女性の疾患を幅広く診察しています。研修でお世話になった東京大学産科婦人科学教室の教授の考えもあって、婦人科全般に対応できる教育を受けてきました。また、市中病院の外来で幅広く診てきましたので、思春期からご年配の方までどんな女性にも来ていただきたいと思います。けれど、婦人科は敷居が高くて行きづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。診察していて思うのは、「なんだかいつもと違うな、ちょっと気になるな」とご自身が感じるときは、やはり何かあることが多いということ。気になるときは遠慮なく受診してもらいたいと思います。一方で、専門としてきたのは生殖内分泌ですので、不妊や月経不順、更年期などのお悩みは特にご相談いただきたいです。

更年期のお悩みにはどういうものがありますか?

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生理が不順気味だとか、いつもイライラしてしまう、ふと気づいたら涙が出る、眠れない、全身だるくて仕事をする意欲が湧かない、汗がすごく出て外に出るのが恥ずかしい、などです。周りからは「年のせい」「仕方がない」と言われて済まされがちですが、こういった悩みを無視できないのはQOL(生活の質)がとても下がってしまうから。実際のところ、採血するとホルモン補充療法を必要としないレベルの方もいます。でも、つらいんですよね。だから大事にしたいのは、まずはお話を伺って一番つらい症状に漢方なり生活習慣のアドバイスなり、投薬の対症療法なりをしていくこと。患者さんは「こんな悩みで病院に行っていいのかしら」と迷うようなことかもしれません。まったく構いませんから、来ていただきたいと思います。

1人目2人目問わず不妊治療は検査から

不妊治療について教えてください。

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私が大事だと考えているのは不妊の原因を探すことです。おなかの中が癒着している、排卵障害がある、男性側に問題があるなどさまざまな原因を見極めた上で、病院での対応が必要なこと、ご家庭でできることをお話ししていきます。2人目不妊に悩まれる方も少なくありません。1人目ができたから2人目も授かるかというと必ずしもそうではないのです。第1子出産後にご本人にもご主人にも変化がありますので、あらためての検査が必要だと思います。不妊にお悩みの方の中には不妊専門の病院にいきなり行くのはためらわれるという方も。私たちのような婦人科全般を診ているクリニックだと比較的来やすいかもしれませんね。

婦人科疾患の悩みを一人で抱えている方は少なくないでしょうね。

悩む過程は悪いことではないと思うんです。自分のことを考える機会になりますから。でも結論が出ない悩みはあるんですよね。他人に話してみて初めて「あ、自分ってこうだったんだ」とわかる。診察を受けるという気持ちではなくて、話を聞いてもらう気持ちで気軽に来てもらえるといいのかなと思います。よく、お電話でお問い合わせをいただくんです。「こういう症状なのだけど行っていいですか」と。気にしないでいらしてください。話すだけでも全然問題ないですし、話して気が晴れるということでもQOLが上がりますので。開院してうれしかったのが「近くにできたから来ました」と言ってくださった方がいたこと。地域の皆さんに気軽に訪れていただきたいと思います。

患者さんは院内の雰囲気にもほっとできそうです。

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それは良かったです。どういうクリニックにするのかは、これまでに先輩方のクリニックを見せていただいてすてきだなと思ったところからイメージしました。内装で言えば、重視したのが患者さんに落ち着いて過ごしてもらえるようにすること。待合室はお一人でいらしたときもリラックスしてお待ちいただけるように、長椅子ではなく一人がけの椅子にしました。座り心地を重視して、人間工学の視点で作られたあるベストセラーの椅子でそろえたんです。それから待合室ではオーロラや自然遺産などの映像を流しています。ぼーっと見ていられる時間は普段の生活ではなかなか持ちにくいものですからね。トイレや中待合室、処置室なども決して華美ではないのですが、デザイナーさんのおかげでちょっとかわいらしかったりおしゃれだったりするものになりました。

生命誕生の奥深さに気づき産婦人科の道へ

院内の機器について教えてください。

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当院では、婦人科で使用する機器を一通りそろえています。その中には、子宮がん検診の精密検査に対応できるようコルポスコープもあります。これは細胞診の結果でより詳しい検査が必要な場合に使う機械です。もちろん精密検査の内容によっては最初から大きな病院に紹介するのですが、クリニックで対処できる範囲であればこちらで拝見したほうが患者さんにとって便利かと思いますので。加えて、痛くない検査ができるよう、乳腺超音波検査機を置いています。例えば、経口避妊薬を飲んでいる方には乳腺超音波検査などの定期的な検査が推奨されていますので、安心してお薬を服用いただける体制をとりたいと考えました。また、乳がん検診は40代以上になるとマンモグラフィと超音波の併用が主流です。現在、当院にはマンモグラフィは置いていないのですが、検査室は用意しているので、ゆくゆくは対応できるようにしたいですね。

先生はなぜ医師をめざされたのですか?

実は子どもの頃、獣医さんになりたかったんです。そこで父が牧場に連れていってくれたところわかったのが、私はひどい動物アレルギーがあること。獣医の夢は諦めましたが、小児科の医師である両親の背中を見て育ち、患者さんを元気に、笑顔にする職業がすてきだなと思いました。大学で5年生の実習で帝王切開に初めて入ったのですが、前日から緊張して眠れず。当日赤ちゃんが無事に出てきた途端へなへなとその場に倒れ込んでしまい……これは産婦人科医にはなれないと思いました(笑)。ところがその後、体外受精をしている先輩医師に、受精卵の培養を見せていただいたことをきっかけに産婦人科をめざすようになったのです。先生が受精卵に「大きく育つんだよ」と声をかけており、生命の始まりがここにある、と感銘を受けました。私自身も生理不順で悩まされた経験があり、患者さんの不安な気持ちがわかる部分もあるので、今は本当に天職だと思っています。

今後どんなクリニックにしていきたいですか。

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私自身もより研鑽を積んで、幅広く診療できるクリニックとして女性のQOL向上に貢献していきたいです。地域の方に気軽に通っていただくことで、早期発見早期治療につなげられるよう、地元に密着したクリニックでありたいです。受診のきっかけは自治体の行う婦人科検診でも構いません。当院でも船橋市の検診において協力医療機関となっていますので、そういった機会を活用していただきたいです。それから不妊治療については専門にしてきた領域ですから、一度相談に来ていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

子宮頸がん検診/5000円、子宮体がん検診/5000円

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