榎村 徳仁 院長、榎村 晃子 副院長の独自取材記事
はりなかの歯科&矯正歯科
(大阪市東住吉区/針中野駅)
最終更新日:2025/05/14

「はりなかの歯科&矯正歯科」は、一般歯科と矯正歯科を兼ね備えた、総合的に歯科診療を行えるクリニックだ。あらゆる人に優しい歯科医院として、子育て世代が通いやすいようにあらゆる工夫をしている。土足OKの院内は、車いすでそのまま診療室の中まで入れるなど、高齢者にも安心だ。待合室にはたくさんの金魚が泳ぐ大きな水槽。ゆったりと泳ぐ金魚は、アクアリウムが趣味だという榎村徳仁(えむら・のりひと)院長が自ら育てたそうだ。副院長を務める榎村晃子(あきこ)先生は、院長の仕事のパートナーであり妻。2人で行われる診療はまさに磐石の布陣だ。そんな二人にクリニックに関する話をじっくり聞いてみた。
(取材日2018年3月9日)
子どもと一緒に治療を受けられるクリニック
まずはクリニックのご紹介をお願いします。

【榎村院長】1942年に祖父がこのすぐ近くでエムラ歯科を創業しまして、祖父・父・私と75年間地域の方々のために努めてきました。開院前まではそちらで父が一般歯科を、私が矯正歯科を診ていましたが、もっと患者さんが通いやすいように、この度新しく開院することになりました。当院は、緑や木をデザインに取り入れてもらったり、大きな水槽があったり、病院!と感じないどこか自然を感じるようなやわらかな雰囲気をめざしました。水槽のゆらゆらと泳ぐ金魚を眺めて、待っている間、少しでも癒やされてくれたらうれしいですね。
【晃子副院長】私はとにかく家族みんなで通えるクリニックにしたいなと思いました。ですから、小さな子どもたちも楽しく、連れてくるお母さんたちも楽しくなるように、キッズスペースなど細かい点にもこだわりました。
子どもと一緒に通院できる安心感がありますね。
【晃子副院長】はい。家族みんなで通ってもらいたいと考えた時に、小さなお子さんがいるお母さんは、子どもが院内で泣いてしまい周りの患者さんに迷惑がかからないか心配で、そのせいで自分の治療に集中ができない、また通うことさえ難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。治療の際にお子さんだけではなく、お母さんにも安心して治療を受けてもらいたいと思い、当院ではキッズスペースの充実はもちろん個室タイプの診療室を設けております。待合室のキッズルームと小さなドアでつながっている診察室もあるんです。ベビーカーごと中に入っていただくこともできるため、通院もしやすいのではないかと思いますのでぜひ安心してご来院ください。
子育て世代にうれしいクリニックですね。

【榎村院長】そう思っていただけたらうれしいですね。他に滅菌にも力を入れています。やっぱり親としては自分の子どもを通わせるときに重要なポイントですね。器材の滅菌処理はもちろん、治療用の水の衛生管理もしっかりと行う、空気感染を防ぐ観点からも個室を備えるなど、衛生管理は徹底しています。
【晃子副院長】お子さんが矯正をしている時など、何度も歯医者には通うけれど、自分は何もしていないというお母さんは多いと思うので、お子さんの矯正治療のついでに「自分も歯のクリーニングをしようかな」と考えてもらえるようになったらうれしいなと思います。子育て中は、なかなか自分の時間を取ることが難しいと思うので、子どもの治療と同時進行することで、限られた時間を有効に使ってもらえたらと思います。
総合歯科診療を可能にして、より幅広い診療を
一般歯科と矯正歯科の両方の診療を行っているからこその特徴を教えてください。

【榎村院長】僕は矯正を専門にしていて、副院長が一般歯科を担当しています。2人で診療していますので、矯正の最中に虫歯が見つかった時、すぐに対処ができることですね。矯正専門のクリニックだと、一般歯科を紹介して行ってもらうということが必要になりますが、その手間をかけずに済むことは大きな特徴じゃないかなと思います。
【晃子副院長】逆もそうだと思うんです。虫歯の治療や予防で通ってもらっているときに、歯並びや噛み合わせについて相談を受けた際、すぐに矯正歯科に精通する歯科医師に診てもらえる。通院する病院は少ないほうがいいですよね。だから、矯正・治療の際に一つの院内で完結できることをメリットに感じてもらえたらと思います。
お二人が治療の際に心がけていることは?
【榎村院長】患者さんの負担が少なくなるように心がけています。もちろん結果も大切ですが、矯正治療は長期間にわたるので、日々の生活の中で苦痛を感じることが少ないように考えています。最近では裏側矯正やマウスピース型装置を用いた矯正などが多くなっていますが、患者さんに合った矯正方法を分析してご提案をさせていただき、納得していただいて矯正に入るようにしています。
【晃子副院長】患者さんのペースに合わせることです。さまざまな年齢、性格の方が来てくださるので、無理強いせずに声をかけたり、治療中の様子に注意したりしながら、必要以上の我慢をさせないように治療していけたらと、いつも考えています。またその中で、できるだけ歯を抜かずに自分の歯を保てるように、できるだけ痛くないように、患者さんの負担を少しでも減らしていきたいですね。
子どもの治療を考えた際、どんな時に初めての受診をすればいいですか?

【晃子副院長】一般歯科はどんな時でも大丈夫ですが、歯が生えてきたら一度来ていただけたらいいかと思います。予防のためのクリーニングやフッ素の塗布はもちろんですし、歯磨きの指導もできます。虫歯になる前に来ていただけると、「歯医者=怖い」というイメージをつけずに済むと思います。また、保護者の方の治療についてきてもらって、そのついでに診せていただけたら、子どもたちも初めての歯科を気軽に受診しやすいかもしれないですね。
【榎村院長】矯正に関して言うと、6歳臼歯が生えてきて、前歯が生えてきたらというのが一般的です。ですが、気になることがあれば、どんな時でも大丈夫です。せっかくどちらの歯科医師もいるのだから、一般歯科で受診していただいている場合でも、矯正について気になることがあれば遠慮なく声をかけてください。
すべての患者に優しい、頼れるかかりつけ医をめざす
開院して間もない中、手応えを感じていることはありますか?

【榎村院長】矯正の患者さんは僕がエムラ歯科で勤務していた頃から引き続き来てくださっている方も多いのですが、個室診療ということもあって落ち着いて受けていただけるとありがたいですね。落ち着いて通えそうと思っていただけるとうれしいなと思っていたので、お互いに落ち着いて診察ができる環境をつくれているのかなとうれしく思っていますね。
【晃子副院長】まだ開業して間もないですが、おかげさまでご家族で来られる方がいらっしゃいます。できるだけ丁寧に説明しようと心がけていますので、もし、「すごくよくわかった。来て良かった」と言ってもらえることがあったら、そういう時はじんわりとうれしい気持ちになりますよね。伝わっていることを実感できるのはうれしいです。
お互いに歯科医師であり、夫婦であるお二人ですが、それぞれ尊敬しているところはどんなところですか?
【榎村院長】患者さんの心をつかむのがすごく上手です。患者さんの心に寄り添った説明をしたり、治療計画を立てたりと、患者さんの立場に立って考えることができる人です。すごいなと思いますね。
【晃子副院長】説明するためのツールを準備したり、こまやかに気遣いできるところが、単純にすごいなと思います。患者さんに理解してもらってから治療を始めたいという情熱があるので、面倒な作業でも一生懸命やっています。矯正は自費診療になりますし、期間も費用もかかるので、それに応えられるようにいつも準備しているところはすごく尊敬しています。
最後にこれからの展望を聞かせてください。

【榎村徳仁院長】僕は東住吉区で生まれ育ってきたので、この場所は地元です。自分を育んでくれた土地に開院することができたので、この地域の皆さんの健康に少しでも貢献したいと思っていますし、自分たちと同じような世代の皆さんの良き相談役のような存在になれたらと思います。歯列のことはもちろんですし、お口から始まる健康づくりに役立てるようなクリニックづくりをしていきたいなと思います。
【晃子副院長】私は、とにかくご家族で通っていただきたいと思っています。虫歯の治療はもちろん、些細なことでも気軽に相談していただけるようなかかりつけ医として使っていただけたらうれしいですね。これからもご家族の健康を守っていけるように努めていきます。
自由診療費用の目安
自由診療とは矯正/33万円(税込)~
裏側矯正/88万円(税込)~
マウスピース型装置を用いた矯正/82万5000円(税込)~