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山下 史記 院長の独自取材記事

南砂町駅前皮フ科

(江東区/南砂町駅)

最終更新日:2023/03/08

山下史記院長 南砂町駅前皮フ科 main

東京メトロ東西線・南砂町駅のそばにある「南砂町駅前皮フ科」は2018年3月に開院したばかりのクリニックだ。同じく駅の近くにある順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターに長く勤めていた山下史記(ふみき)院長は、「患者さんが来やすい、町のかかりつけ医」をめざすという。穏やかな笑顔と柔和な口調が印象的で、患者から「優しい」「丁寧」と言われることにもうなずける。診療時には患者の目をしっかりと見ながら自然体で接することを心がけ、些細な疑問も遠慮することなく聞いてほしい考えだ。「患者さんの要望を考慮しながら変化していくクリニックでありたい」と話す山下院長に、診療への思いや取り組みについて聞いた。

(取材日2018年4月13日)

愛着ある南砂町で、信頼される町のかかりつけ医に

まずはこちらに開院した理由をお聞かせください。

山下史記院長 南砂町駅前皮フ科1

業者の方に最初に紹介してもらったのがこちらだった、というのが直接的な理由ですが、実は、南砂町は僕にとっても地縁のある場所です。僕は医学部を卒業した後に順天堂大学医学部附属順天堂医院で研修を受け、その後、こちらのクリニックからも近い順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センターに配属されました。多くの医師は大学病院や関連病院間での転勤を経験しますが、なぜか僕は開業するまでの8年間、転勤の指示がなく、高齢者医療センターにずっと勤めていたんです。自然と地域への愛着も高まり、業者の方から物件を紹介された時は良いご縁だなと思いました。

まさにこれからですが、どんなクリニックをめざしていくお考えですか?

そんなに壮大なものはなくて、患者さんが親しみやすい、来やすいクリニックでありたいと考えています。いろんなご相談に対応する町のかかりつけ医として、患者さんが言いづらいことのないように診療をしていきたいですね。クリニックの大切な役割は患者さんの最初の窓口であることで、クリニックでできる治療を行いつつ、重い病気を見逃さないことが重要です。僕は以前から「町医者」になりたいと思っていて、勤務医時代から幅広く診られるゼネラリストをめざして診療を重ねてきました。その意味で、当時の経験を開業医としても生かせるでしょう。高齢者医療センターには信頼関係ができている先生も複数いますから、紹介もしやすいだろうと感じています。

診療時に心がけていることをお聞かせください。

山下史記院長 南砂町駅前皮フ科2

患者さんの目を見てお話しすることと、それと、あくまでも自然体で接することでしょうか。今は電子カルテが普及していますから、医師はパソコンとにらめっこになりがち。でも僕が患者さんの立場であれば医師が自分の目を見てくれないのは寂しいと思うんですね。ですから、患者さんの目を見ながら、患者さんが理解しやすいようにお話しするようにしています。僕は生まれ持っての性格からか、人に厳しく接することはできなくて、今までに相対した患者さんの多くから「優しい」と言われます。医師として他院でアルバイトをしている時でも、「先生は丁寧だから」などと言ってくれるんです。取り立てて意識しているつもりはないんですが(笑)。

かかりつけ医を持つことで重度化は防ぎやすい

皮膚症状に悩む人に開業医としてお伝えしたいことはありますか?

山下史記院長 南砂町駅前皮フ科3

ちょっとしたかぶれや虫刺されなどは一次的に治療をすれば終わりであることが多いのですが、アトピー性皮膚炎や慢性じんましんなどは継続的に肌をケアしていく必要があります。患者さんの中には症状がひどくなってから医療機関を受診する人もいて、確かに一時的に治療を行うことで症状は和らぐかもしれませんが、最も大切なのは重症化を防ぐことです。そんな時に信頼のできるかかりつけ医がいれば、日常的なケアの方法を教えてもらい、肌の調子をコントロールしていくことが可能。それに、関係を築くことのできた医師であれば、患者さんも些細なことを聞きやすいですよね。僕もこれから患者さんにとってそんな存在になっていきたいです。

こちらでは美容に関する相談にも乗っているのですよね。

ええ。肌の角質を取り除くケミカルピーリングや、しみケア用のクリームもご紹介しています。開業してから驚いたのですが、予想以上に地域の方の美容に関する関心が高いんですね。通りがかりに「しみのケアはできますか」などと聞かれる方が多く、女性の他に高齢の男性の方からもそんなことを聞かれます。できることとできないことはありますが、患者さんの希望をくみながらケアの手立てを増やしていきたいです。

ところで、先生はなぜ医師を志されたのでしょうか。

山下史記院長 南砂町駅前皮フ科4

気恥ずかしいんですが、きっかけは初恋の女の子の家が歯医者さんだったからです。家が近くて親同士が仲が良く、その子とは小学1年生の頃から一緒に遊んでいました。当時の僕はその子が将来、お医者さんになるだろうと思ったので、自分もなるしかないと。医者になりたいことを親を含めた周囲の人が誰も反対しなかったことも、僕の気持ちの背中を押してくれました。子どもながらに医師という仕事は人の役に立つ感覚を得られやすいだろうと思っていて、小学生の卒業文集には「お医者さんになりたい」と書いていました。

子どもの頃の夢を諦めきれず、会社員を経て医師に

それで、高校卒業後に医学部に進学したと。

山下史記院長 南砂町駅前皮フ科5

いえ、僕の場合はそんなにスムーズにはいきませんでした。高校3年の頃に医学部を受験したものの受からなかったので、普通の大学に進み、就職もしました。地元・静岡の会社で2年半働きましたね。会社員としての仕事は嫌ではなかったんですが、想像できる将来像が魅力に欠けていた。大きな満足感が得られなかったんです。それで会社員2年目の1月。町中を車で走っていると、成人式の晴れ着姿の人たちがたくさん歩いていて、それを車窓から眺めました。若者は夢があっていいなあ。当時25歳の僕がそんなふうに思ってしまったんです。僕はハッとしてその足で書店に行き、医学部受験の参考書を買いました。そして現在に至ります。医師は想像したとおりやりがいのある仕事でしたね。過去に一度も医師の仕事を嫌に思ったことがないのは、僕がこんな曲折を経て医師になったことが影響しているかもしれません。

お忙しい日々の中、休日はどのように過ごされていますか?

自宅でのんびりと過ごしています。起きたい時間に起きて、自宅近くのレストランの料理などを取り寄せられるサービスを使って食事をして。出不精なのでこれといった趣味もないんですよ。ただ、人は家によく来ますね。最近は開業したてで休息に充てていますが、その前はほぼ毎週、友人が来ていました。医師ではない友人のほうが多くて、例えば小学校の同級生とこっちでたまたま会って、それ以来、その人が来るようになったこともあります。夜は友人たちと自宅でお酒を飲んでいることが多いです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

山下史記院長 南砂町駅前皮フ科6

「親しみやすい町医者」として、患者さんのかかりつけ医になれたらうれしいです。患者さんの中には「こんなことで来てしまってすみません」と恐縮される方がいるのですが、まったく気にしないでほしい。なんでも相談されることが僕の喜びです。僕が直接お応えできないこともありますが、適切だと思う医療機関をご紹介してその人に合った医療の道筋をつくりたいと考えています。そして、患者さんのご要望を踏まえて変化していけるクリニックでありたいと考えています。当院では月に数日、女性の皮膚科医師も診療しています。女性医師の診療をご希望であれば調整も可能ですので、お問い合わせください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

炭酸ガスレーザーによるほくろやイボのケア/5000円~

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