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真下 純一 院長の独自取材記事

ファミーユデンタルクリニック

(横浜市保土ケ谷区/和田町駅)

最終更新日:2023/02/14

真下純一院長 ファミーユデンタルクリニック main

駅前の商店街の突き当たりに位置する「ファミーユデンタルクリニック」。真下純一院長が人情味あふれるこの街での開業を決意したのは、高齢者歯科に長年携わってきた経験を生かしたいという思いからだ。さまざまな治療法がある中で、現在も入れ歯の治療を選択する患者は多く、そんな患者の助けになりたいという真下院長。最近では地域のニーズに合わせて、メンテナンスにも力を入れている。また、真下院長は横浜をホームとするサッカーチームのファンで、公私ともに地域に根づいた歯科医師だ。日々患者にじっくりと耳を傾けて診療を行っている真下院長に、開院に至るまでの経緯、診療にかける想いについてたっぷりと話を聞いた。

(取材日2018年1月29日/情報更新日2022年11月1日)

高齢化社会を手助けすべく、専門に高齢者歯科を選択

最初に、歯科医師をめざしたきっかけを教えてください。

真下純一院長 ファミーユデンタルクリニック1

もともと医療に関心がありました。また、叔父が歯科医師でしたので、仕事について身近に相談できる相手がいるのは心強いと思い、この仕事を選びました。それまで私は歯科治療に対して死に直結するイメージがなかったのですが、麻酔科の専門だった叔父より患者さんの全身管理の大切さを聞き、歯科医師も全身を診られるようでなければならない、と思うようになりました。そして、実際に勉強をする中で、高齢化に伴って、歯を失い入れ歯を必要とする高齢者が増加の一途をたどるという、見過ごせない現状を少しでも手助けしたいと思い、専門に補綴科を選びました。大学院で所属した高齢者歯科学講座では、高齢者の全身管理についても深く学んだので、結果、叔父からの教えも果たすことができましたね。

大学院で博士号も取得されていますが、開業することは以前から考えられていたことでしたか?

大学院では研究を行うだけでなく、毎日外来診療も行い、その他講師も務めるなど、さまざまな経験を積むことができました。その中で、私は臨床が好きなことを知り、外来でもっと患者さんと接していきたいと思うようになりましたね。また、開業する前に勤めたクリニックがとてもスタッフ教育に熱心で、私が行ってきた専門治療以外の一般歯科についても広く学ばせてくれたんです。そこでの経験が私の自信となり、開業を決意するようになりました。その時の理事長先生の診療に対する考え方など、今も強く影響を受けています。

こちらを開業場所に選んだ理由はありますか?

真下純一院長 ファミーユデンタルクリニック2

私は兵庫県の出身なのですが、中学3年生の時から横浜のプロサッカーチームが大好きで、学生の時は年間チケットを買って、関東近郊の試合はほとんど見に行っていました。なので、開業するなら横浜市と最初から決めていましたね。特にこの近くにはチームの練習場があり、いわばホームタウンなので、駅前の商店街にはチームの旗が飾られていて、地域を挙げて応援している感じですね。そして、こちらを開業場所に選んだのは、この地域は高齢者も多いので、自分の学んできたことを存分に生かせると思ったからです。クリニック名の「ファミーユ」とは、フランス語で家族を意味するのですが、お子さんから高齢者まで家族で来られるクリニックでありたい、という思いがあります。

老若男女問わず安心して通院できる環境づくりを

開業する上でこだわったところはありますか?

真下純一院長 ファミーユデンタルクリニック3

院内はバリアフリーになっており、診療室を広めに取っています。また、待合室にはキッズスペースを併設し、ウェブカメラを設置し、診療室のモニターからキッズスペースの様子を見られるようになっております。それから歯科用CTを導入しています。それは以前勤務していたクリニックの先生からの教えで、患者さんにまず、ご自分の口腔内の状況を知っていただきたいという思いがありますね。衛生管理も徹底し、使用する器具の滅菌はもちろん、診療ユニットで使用する水は、細菌数が限りなくゼロに近い状態を維持しているので、安心してご来院いただけたらと思っています。

さまざまな治療法があると思いますが、入れ歯の治療に力を入れているその想いとは何でしょうか?

入れ歯は、残っている歯を削らず、お口へのダメージの少ない点でメリットがありますが、インプラント治療や差し歯といった他の治療法に比べると、咀嚼力やフィット感などは人によっては正直劣るように感じることもあるかもしれません。けれど、インプラント治療に抵抗のある方や金銭的な理由で踏み出せない方など、さまざまな事情から入れ歯による治療を望まれる患者さんもいらっしゃいます。そういった方々の力になり、一人でも多くの患者さんにご満足いただけるよう努めることに大きなやりがいを感じています。また、患者さんの中には、「治療できない」と思い込んで来院を諦めてしまう方もいらっしゃると聞きます。しかし、そのような場合でも実際に口腔内を見ると十分治療可能なことが多いんです。自己判断で来院を諦め、治療ができないまま過ごすことは、とてももったいないことです。些細なことでも、まずはご相談に来ていただきたいと思っています。

最近ではメンテナンスにも力を入れていらっしゃるそうですね。

真下純一院長 ファミーユデンタルクリニック4

はい。お子さんに対しては虫歯予防を重視しています。最近お子さんの歯磨きに力を入れているお母さま方も増えていると感じますね。歯科衛生士も7人体制で、一人ひとりのお子さんとじっくり向き合いながら丁寧に指導することを大事に、歯科=怖いというイメージを払拭できるよう努めています。私も子育てをしている身なので、お母さん方のお悩みにも積極的に向き合い、親子で安心して通えるクリニックをめざしていきたいと思います。また、高齢者の方に対しては、歯周病の早期発見や治療に力を入れています。歯周病は初期の頃は症状がなくわかりにくいので、検診や他の要望で来られた時の診察で発覚することが多いのですが、進行すると全身疾患にまで発展してしまう恐ろしい病気なんですよ。定期的に検診を受けるなど、症状がなくてもまずはぜひ足を運んでみてください。万が一発覚した際も、完治するまでしっかりと寄り添っていきます。

めざすは家族でかかれるクリニック

患者さんにどのようにクリニックを利用してほしいですか?

真下純一院長 ファミーユデンタルクリニック5

どんな症状でもお困りのことがあればお気軽に足をお運びください。ご相談だけでも大歓迎です。土日も診療を行っているので、平日は仕事などでお忙しい方でも気軽に来院していただきたいですね。しっかりとコミュニケーションを取った上で治療を行っていくのでご安心ください。当院では、検査結果をすぐにモニターに反映し、その場でご理解いただけるような説明を心がけています。また、家に帰ってからもいつでも確認していただけるよう、お帰りの際には、患者さんご自身の口腔内に関する資料を冊子にしてお渡ししています。健康な歯を維持していく上では、やはり通院し続けることが一番重要だと思います。一度期間が空いてしまうと、申し訳なさを感じて来院への足が重くなってしまう方もいらっしゃいますが、私は一切気にしておりませんので(笑)。患者さんのペースで顔を出してくれたらうれしいなと思います。いつでもお待ちしていますよ。

続いて、お休みの日の過ごし方を教えてください。

最近は休みがなくて、サッカー観戦できていないのですが、近くにある横浜のチーム練習場にはよく足を運んでいます。現在上の子は5歳、下の子は3歳になりまして、今度一緒にサッカーを見に行きたいですね。何度か妻にもサッカー観戦に誘っているんですけど、なかなか行ってくれないです(笑)。でも私の趣味には寛容で「もし息子がサッカーを見たい、やりたいと言ったら、ぜひ一緒に行ってあげて」と言ってくれています。なぜ兵庫出身の私が横浜のサッカーチームを好きになったのか、それは説明のつかないものなんですよね。気づいたら夢中になっていて、歴代のどの選手も好きですし、チーム丸ごと大好きなんです!

最後に今後の展望をお聞かせください。

真下純一院長 ファミーユデンタルクリニック6

歯科衛生士さんの中にはお子さんを持つお母さんもいて、お子さんの診療について積極的に意見を出してくれています。これからもスタッフと一致団結して、家族でかかっていただけるようなクリニックをめざしたいと思います。また、受付のスタッフ、歯科衛生士、歯科医師、どの場面でも患者さんが気軽に相談できるような明るい雰囲気をつくっていきたいですね。現在は歯科医師会にも参加し、地域の活動にも積極的に取り組んでいます。今後もスタッフや地域との連携を大事にしながら、地域の皆さまの歯の健康を守り続けられるような存在でありたいです。

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