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呉 英樹 院長の独自取材記事

西大宮整形外科くれクリニック

(さいたま市西区/西大宮駅)

最終更新日:2025/07/31

呉英樹院長 西大宮整形外科くれクリニック main

JR川越線・西大宮駅から徒歩5分、35台分の駐車スペースを用意する、アクセス抜群の「西大宮整形外科くれクリニック」。患者とのコミュニケーションを大切に、初診から手術、術後ケアまで一貫対応するのは、整形外科の医師として長年実績を積み上げてきた呉英樹(くれ・ひでき)院長だ。乳幼児から高齢者まで連日多くの患者が訪れている同院は、患部への影響や過ごしやすさを考慮し、患者に直接風が当たらない空調や床暖房を完備した、きめ細かな配慮が行き届いた空間となっている。優しい笑顔と穏やかな口調が魅力の呉院長に、クリニックの特色や力を入れている診療、クリニックの今後の展望などを語ってもらった。

(取材日2025年7月7日)

性能にこだわったMRIを導入。適切な治療につなげる

クリニックについて教えてください。

呉英樹院長 西大宮整形外科くれクリニック1

診療科目は、私が専門としている整形外科の他、リハビリテーション科、リウマチ科、内科を診療しており、整形外科領域を専門とする診療から風邪などの一般診療までカバーしています。膝・腰・肩などの痛みを訴えるご高齢の方、骨粗しょう症やリウマチの患者さんに多くお越しいただいている他、スポーツに力を入れている学校がすぐそばにある関係からサッカー・バスケットボール・柔道・相撲・チアリーディング・アイスホッケーなどによる外傷やスポーツ傷害のお若い方、3ヵ月健診での指摘を受けて小児科から紹介される赤ちゃんなど、ご高齢の方から乳幼児まで、幅広い年齢層の方がご来院されます。近くの西大宮病院に15年以上勤めていたため、当時より長く担当している患者さん、何世代にもわたりお付き合いのあるご家族、紹介で来てくれる方も多いです。

まるでホテルのようなすてきなクリニックですね。

本来なら患者さんをお待たせしたくはありませんが、どうしても診察までの間は待ち時間ができてしまうので、快適で居心地の良い空間を提供できるよう建築士の先生に相談して設計しました。関節が冷えると痛みが出てしまうこともあるので、直接風が患者さんに当たらない空調設備を選び、また冬場の乾燥を嫌がる方も多いため、待合室とリハビリルームは床暖房にしています。また、狭い所でじっと待っていることは患者さんにとって苦痛だと思い、窓が多く開放的で明るい空間にしました。ただ、以前の病院では外来に加え手術や病棟での診察なども担当していましたが、クリニックを開院してからは外来がメイン。一人あたりの診察時間は長くなったものの来院時間帯が分散するため、待ち時間が減ったと喜ばれています。またこの辺りは車で来られる方も多いので第2駐車場まで設け、合計35台が駐車できるスペースを確保しています。

患者さんに接する際に心がけていることはありますか。

呉英樹院長 西大宮整形外科くれクリニック2

患者さんの訴えをしっかりとお聞きし、適切な診断へとつなげることです。診察時間は長くなりますが、同じ病気でも患者さんによって訴え方は異なります。もしかしたら、膝が痛いと言っていた患者さんが本当は股関節に問題があった、坐骨神経痛で腰の治療をしてきたものの調べると他の部位が悪かったといったケースも考えられるため、どこが原因でその症状が出ているのかというのを、先入観を取り払い可能性の一つ一つをつぶして確実に診断していきます。そのために必要なのが、お話をお聞きすることと精密な検査。当クリニックでは診断能力の高さにこだわったMRIをはじめ各種検査機器を導入しています。同じ病気でも軽症から重症まで、患者さんの状態は一人ひとり異なるため、その方の現在の状態と将来の見通しを丁寧に説明し、複数の選択肢から適切な治療につなげられるよう努めています。

初診から病院での人工関節手術、リハビリまで一貫対応

初診から術後のケアまで一貫して対応していると伺いました。

呉英樹院長 西大宮整形外科くれクリニック3

私の専門は人工関節で、2017年の当クリニック開業後も、西大宮病院にて手術を執刀してきました。現在は週2日ほど、膝と股関節の人工関節手術を行っています。当クリニックに初診でお越しいただき、西大宮病院で手術、再び当クリニックに戻ってアフターフォローやリハビリまで実施するなど、一貫対応が可能です。西大宮病院からのご紹介患者さんや、クチコミで来られる患者さんも少なくありません。「手術は大きな病院で、リハビリは別の場所で」といったケースも増えていますが、関節に関しては、軽症から手術レベルの重症例まで、一貫して対応できる体制を整えているのが当クリニックの強みです。

リウマチ治療や日帰り手術にも力を入れていらっしゃいますね。

リウマチは有用な薬が開発され、治療が大きく進化した領域です。開院当初は、薬の開発前にリウマチが発症し、すでに関節部分が悪化していて手術が必要な人も多かったのですが、現在では手術を要する方はかなり減少しています。当クリニックでは生物学的製剤や、JAK阻害薬といった治療まで対応しており、発症初期からしっかりと薬物療法を行い継続して治療を続けることができれば、関節の破壊抑制が見込めるのです。関節の痛みや腫れなど気になることがあれば、まずは受診してください。また腫瘍の切除や、指の使いすぎが原因で腱に炎症が起こる「ばね指」など、局所麻酔で対応できる日帰り手術に対応しています。

骨粗しょう症患者さんも増えているそうですね。

呉英樹院長 西大宮整形外科くれクリニック4

もともと多くの方に見られるものですが、この数年で特に強化しているのが骨粗しょう症の診療です。膝痛や腰痛などを訴えてご来院いただいた方でも、骨粗しょう症の可能性があると判断される場合には、患者さんのご希望を伺った上で積極的に検査をお勧めしています。近年は重症の方のための骨形成促進薬など、有用な薬が複数のメーカーから出てきていて、多くの方が治療されている状況です。過去に骨折歴のある方はもちろん、60歳以上、特に女性であればぜひ一度は検査をご検討いただき、結果に応じて年1回、6ヵ月に1回など定期的な検査を受けていただきたいと考えています。また自治体の健診の一つとして骨粗しょう症検査にも対応しています。

早期発見・治療、予防で地域に貢献したい

リハビリの特色について教えてください。

呉英樹院長 西大宮整形外科くれクリニック5

私から診断と病態を専任のリハビリスタッフにしっかりと伝え、その上でスタッフがその患者さんに合ったリハビリを提供しています。さまざまなリハビリ関連機器を用意していますが、それだけで終わりというわけではなく、開業以来スタッフが患者さんお一人お一人に手をかけて行うのが当クリニックのリハビリの特色です。患者さんとコミュニケーションを取りながら丁寧に対応しており、私が心から信頼しているメンバーばかりですね。また予約がなくても、患者さんが必要だと感じた際にご来院いただければ、いつでもリハビリを受けていただける体制を整えています。

どんなところにやりがいを感じていらっしゃいますか?

外科的な処置が最終手段であるという考えは間違いではありませんが、手術をすればどうなるかがわかっていなければ、判断が遅れ、手術という選択がなされないと歩けなくなる可能性もあります。一方で、手術しても良くならない、今は外科的な処置はいけない、などその判断も外科的なことがわかっていなければできません。整形外科は悪性ではない疾患を扱うことが多い科で、痛いのを我慢すればなんとか生活はできます。私も日常生活の話を聞きながら、無理に手術を勧めるようなことはしません。しっかりとコミュニケーションを取りながら「これだけ困っているなら手術をしましょう」と提案するようにしています。もし手術が終わった際に「もっと早く手術しておけば良かった」と言われるようなことがあれば、一番うれしいと思います。

今後の展望と地域の方々へのメッセージをお願いします。

呉英樹院長 西大宮整形外科くれクリニック6

開業以来、非常に多くの方にお越しいただき、人工関節手術の執刀も当初より増やしてはいますが、現在は数ヵ月待ちという状況です。ただ多くの方の期待にお応えしたいという気持ちが強く、ご希望があればなるべく対応していきたいと考えています。西大宮病院勤務時代から、25年ほどこの地域で診療を続けてきました。地域に貢献したいという思いは非常に強いですし、近隣の学校の先生から生徒のケガであればすぐにご連絡をいただけるような関係はしっかりと築けていると感じています。整形外科領域に限らず早期発見は非常に重要ですし、悪くなってからでは治療が難しい病気もたくさんあります。「安心」のためにも、気になることがあれば気軽に受診してください。予防的な観点からも地域に貢献し、ご来院いただくすべての方に満足いただけるクリニックをめざします。

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