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高杉 政允 院長の独自取材記事

たかすぎ歯科クリニック

(府中市/府中駅)

最終更新日:2020/04/01

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京王線府中駅の西側、府中街道と国道20号線が交差する場所にあるスーパーの入るビル3階に「たかすぎ歯科クリニック」はある。周囲は眼科や内科などのクリニックが並ぶクリニックモールだ。院長の高杉政允(まさみつ)先生は大のキャンプ好き。院内は明るく高原にいるようなイメージで、ユニットのスペースも広々としている。車いすやベビーカーも難なく入れる広さだ。キッズスペースにある小さなテントも、子どもたちに人気なのだそう。高杉院長は歯科治療のボランティアでフィリピンに行ったときの経験が「今の治療に対する考え方の根源になっています」と話す。極力歯を抜かずに残す治療に専念している同院。どのようなポリシーがあり、残すことにメリットがあるのか、高杉院長に詳しく話を聞いた。
(取材日2020年2月26日)

将来を見据えて、失った歯だけでなく口腔内全体を診る

もともとこちらには、別の歯科医院があったそうですね。

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以前ここには別の歯科医院が入っていて、僕は同系列の他のクリニックに勤務していました。既に開業しようと場所も決めていたのですが、ここの院長がクリニックを売却するという話を聞き、条件を聞くととても良かったので、急遽この場所で開業することにしました。3階にあるので最初は皆さん来るのに大変かなと思っていたのですが、エレベーターがあるので高齢の方やお子さん連れ、車いすの方も受診しやすいようです。また、商業施設に併設されているクリニックモールですし、土日や祝日も診療していますので、買い物帰りの患者さんも多く受診されます。前の先生のお話では高齢者が少ないと聞いていたのですが、開業してみると結構ご高齢の方も多く、患者さん同士の紹介での受診も多いですね。

開業時は内装も変えたのでしょうか?

すべて変えました。府中は神社や大きな公園があったりと緑が多いので、森をイメージして作りました。壁紙は高原の白樺をイメージして、診療室内にも観葉植物を置いています。キッズスペースも新しくしました。僕はキャンプが好きなので、グランピングをイメージしておしゃれなテントを置きました。子どもたちはすごく喜んで、テントを出たり入ったりしながら遊んでいますよ。この場所に決めたもう一つの理由として診療室の広さがあります。他のクリニックよりも一つひとつのスペースが広く、ベビーカーもそのまま入れます。お母さんの診療中は横でスタッフが揺らしてくれるので、お子さん連れのお母さんたちにもとても好評です。診療室内には、僕が好きな水彩画家の絵を飾っています。

こちらではどのような治療を心がけているのでしょうか。

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急患の患者さんを断らないようにしているのと、歯を極力抜かない治療を心がけています。今は歯を抜いてインプラントで補う治療の流れが多くなっていますが、歯は抜いてしまうと噛むときの圧を感じる感覚も失われてしまうので、インプラント治療は最後の最後でいいと僕は思っています。またインプラントにすると治療の制限もあります。例えばインプラントを入れた隣の歯が駄目になったとします。本来なら隣の歯とつなげてブリッジにするのですが、天然歯とインプラントを入れた歯をブリッジにすると、インプラントを入れた歯のほうが丈夫なため天然歯に負担が大きくかかってしまうんです。つまり、隣の歯もインプラントでしか治療できなくなってしまうわけです。50代、60代でインプラントを入れて、隣の歯にもインプラントを入れなければならないときに80代や90代の高齢になっていたら、外科手術自体が患者さんにとって大きな負担になってしまいます。

歯列矯正と歯科治療の矯正、どちらも可能なのが強み

抜かない治療をめざすきっかけは何だったのですか?

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5年程前に、歯科治療の海外ボランティアを経験しました。フィリピンで治療を行ったのですが、そこで10歳の女の子から、永久歯の前歯が虫歯で痛いから抜いてほしいと言われたんです。日本での歯科診療なら、何回か治療に通ってもらって歯を残し、最後はかぶせ物で仕上げるのですが、そこで僕は1日しか滞在しないので、さんざん迷った後に抜歯したんです。「ありがとう」とその女の子はとても喜んでいたのですが、僕の気持ちは複雑でした。現地では、歯ブラシ1本の値段でお米が1.5キロ買えるそうですよ。生きていくことを優先したらお米を買いますよね。虫歯がひどくなり感染症で亡くなる方も多くいます。この経験から、日本は医療が整い保険制度が整っているんですから、すぐに抜く選択肢は選びたくない、大切な歯を残していきたいと思うようになりました。

なぜそのボランティアに参加しようと思われたのですか?

以前の職場の院長がこの運動に参加していた関係で、僕も参加させてもらったんです。今までに3回参加しましたが、毎回カルチャーショックを受けましたね。ただ僕にとってこの活動は、改めて純粋なボランティアの精神に気づかせてくれた体験でした。その場に行かなかったら感じなかったことです。それで、インプラント治療は他のクリニックにお任せして、僕はとにかく、できる限り歯を残せるような治療に専念しようと思いました。

こちらには矯正歯科の先生もいらっしゃるそうですね。

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月に5〜6回来てくれていて、矯正の相談や治療を行っています。矯正は歯並びを改善して見た目を良くしようという目的もあるのですが、それ以外に、一部だけ歯が内側に入っていて、このままだときちんとかぶせ物が入れられないから、外側に移動させてほしいというというような治療上の矯正もあります。当院の矯正歯科では、そういった治療に対応できるのが強みです。また、矯正専門の歯科医院と違い、当院では一般歯科治療も行えますから、矯正中の歯のトラブルにもすぐに対応できるメリットがあります。

ボランティア活動の経験が、医療系をめざすきっかけに

先生が歯科医師をめざそうと思った理由をお聞かせください。

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高校生のときからボランティア活動をしていて、将来は医療の仕事に就きたいと思っていました。自分のお城で自分が考える治療をやってみたいという思いがあり、そのためには医師か歯科医師になりたいと思っていて、最終的に国立の歯学部を選択しました。手先が器用だとよく言われていましたので、歯科医師という職業には向いていたのでしょうね。

卒業から開業まではどこで経験を積んできたのでしょう?

千葉県の開業医の先生の所で半年間研修医として勤め、その後再び新潟大学に戻って加齢歯科で半年間臨床経験を積みました。加齢歯科での診療の中心は摂食嚥下障害に対するリハビリテーションで、歯を削るなどの治療はほとんど行わず、医科と連携して訪問歯科のようにさまざまな施設を回って高齢者にゼリーを使って嚥下の訓練を行っていました。その後、赤羽歯科の東大宮分院に移りました。そこには3年ほどいたのですが、とても忙しいクリニックでしたので、いかに短期間で最大の効果を出し、患者さんに満足してもらえる治療ができるかを学ぶことができました。今、急患を全部診るということができるのも、そこでの修行が生かされているからだと思います。

日々お忙しいでしょうが、休日はどのように過ごされているのでしょうか。

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昔からキャンプが好きなので、キャンプ道具を調べたり、集めたりしています。今僕は火曜日と金曜日が休みなので、キャンプをしにいくことはできませんが、4月からは歯科医師が増えますので、連休を取って出かけたいですね。以前に当院のメンバーでも行ったことがあるのですが、自然の中はとてもリフレッシュできるのでいいですね。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

当院では、子どもさんから高齢の方まで気軽に通えるクリニックをめざしています。これからも歯を残すことに全力を注ぎ、患者さん自身の歯で噛める治療を行っていきたいと思っています。他院で抜歯が必要と言われた歯でも、移植治療や再植治療で残すことも可能な場合があるので、まずはご相談ください。また、痛みがあるなどの急患の場合は、他院で治療中でも大丈夫なのでご連絡ください。必ず診療いたします。初心を思い出すと仕事は楽しくなります。医療をやっていて本当に良かったと思える瞬間を今後もつくっていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

部分矯正/5万円(税別)、マウスピース型装置を用いた矯正(調整料なし)/90万円~

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