阪急甲陽線・苦楽園口駅からにぎわう大通りを歩くこと約3分、クリーニング店の2階にある「かすや矯正歯科」は、裏側矯正に早くから取り組んできたクリニック。院長の糟谷周吾先生は、医局員時代から裏側矯正を学び豊富な治療経験をもつ。歯列矯正のメリットと限界を知るからこそ、治療前のカウンセリングを重視し、患者にはすべてを伝え信頼関係を築いてから治療を始めたいという。「患者さんは時間も費用もかけるわけですから、僕としても納得のいく、一生ものの矯正を提供したいのです」と語る姿勢は職人のそれに通じる。多くの患者を抱える現在も、技術的に重要な部分は自ら担当し、質の高い診療をめざし続ける先生に、裏側矯正や小児矯正に対する思いを聞いた。

（取材日2019年2月8日）