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江端 麻里子 院長の独自取材記事

麻里デンタルクリニック

(名古屋市瑞穂区/総合リハビリセンター駅)

最終更新日:2021/10/12

江端麻里子院長 麻里デンタルクリニック main

「麻里デンタルクリニック」は2017年10月2日に開業したばかりの新しい歯科クリニック。洋風のおしゃれな建物はまるで美容院やエステティックサロンのようだ。院長を務めるのは、「女性が気軽に来られて、気軽に相談できる歯科クリニックをめざしていきたい」と話す江端麻里子先生。クリニックでは審美治療とマタニティー歯科をメインとしており、中でもセラミックのかぶせ物を得意分野としている。ただの治療で終わるのではなく、女性歯科医師らしいこまやかな対応力と提案力で患者の望むことをくみ取り、より高い満足を提供したいと意気込む。歯科衛生士やスタッフもみんな女性。女性にとって通いやすく魅力的な歯科クリニックをめざす江端院長に、これまでの経験や、クリニックの診療について聞いた。

(取材日2017年10月23日)

2017年オープン。女性のための歯科クリニック

開業されたきっかけなどをお聞かせください。

江端麻里子院長 麻里デンタルクリニック1

男性の歯科医師がいない、女性スタッフのみの歯科クリニックを開業したいという希望があったんですね。女性のみのクリニックはまだあまり多くはないと思います。これまで10年ほど勤務医をしてきましたが、特に子どもの患者さんや女性の患者さんには、女性の歯科医師に診てほしいという希望をお持ちの方が多くいらっしゃいました。そういう現状を知っていたので、女性のみの歯科クリニックを開業しようと考えたんです。普通の歯科医院に行けば男の先生が担当されることもあるかもしれませんが、ここでは間違いなく女性の歯科医師・スタッフが対応します。そういう希望をお持ちの方にぜひお越しいただきたいと考えています。

この地域に開業しようと思った理由などあればお聞かせください。

開業の準備自体は2年ぐらい前から始めていて、じっくり考えてから開業したつもりです。名古屋市内でも今では子どもの数が少ない地域があるのですが、この地域は比較的子どもの数が多い地域なんです。そういったこともここで開業する理由の一つになりましたね。あとは住んでいる方たちにおしゃれな人が多く、きっとお口元の美しさに関心の高い方が多いのではないかと思ったんです。このエリアなら自分の考えている診療方針で多くの人のお役に立てるのでないかと考え、この地域に開業を決めました。私はこの地域の出身ではないんですが、開業によりこの地域の住民になりました。実際に住んでみると、お散歩中に気軽に話しかけていただいたりして温かい雰囲気ですね。

先生が歯科医師をめざされた理由は何でしょうか?

江端麻里子院長 麻里デンタルクリニック2

父が歯科医院を開業していることが一番大きな理由でしたね。親の仕事ぶりを見て私も自然と歯科医師をめざすようになっていました。自分自身、今まで勤務医としていくつかの歯科クリニックでいろいろな経験をしてきましたから、その中で、私自身がいいなと思う治療をやっていきたいと考えています。特に多いと感じるのは妊娠中で困っている方ですね。治療していいか知らない方が多いので、そういう女性たちをサポートできる歯科医師になりたいと考えています。

クリニックの主軸は、審美的治療とマタニティー歯科

審美治療について詳しく教えてください。

江端麻里子院長 麻里デンタルクリニック3

保険の範囲内の治療は虫歯や歯周病などを治すところまでですが、そこからさらに歯の見た目や美しさを追求する処置を施すのが審美歯科なんですね。当院では特にホワイトニング、セラミックのかぶせ物治療に力を入れています。なお、矯正歯科は行っていないので、ご希望があれば専門の医院を紹介させていただきます。なぜ審美歯科をメインにしようと思ったのかというと、勤務医時代に審美治療を多く手がける医院で勤務していたんです。審美治療によって歯が美しくなり見た目が良くなったことを皆さんとても喜んでいたんですね。そういう患者さんの姿を見るうちに、私も審美歯科をやっていきたいと考えるようになりました。治したらそれで終わりではなく、その後の患者さんの満足や笑顔が見たいのです。もちろん患者さんの希望に応じて保険治療での処置もしているので、お気軽にご相談ください。

マタニティー歯科について教えてください。

母子手帳にも妊娠中のお母さんのお口の中の状態を記入する欄がありますよね。お母さんのお口の中に歯周病の細菌がたくさんいると、赤ちゃんにも影響を及ぼすことが知られるようになってきました。妊娠中はホルモンバランスが大きく変わるため、お口のトラブルも起きやすいのです。つまり、いつも以上に虫歯や歯肉炎のチェックをしっかりと受ける必要があるのです。しかし、妊娠中に歯医者へ行っても大丈夫なのかな?と不安に感じていらっしゃる方も多いです。あるいは不妊治療を受けている方で、「今妊娠しているかもしれないと思うと、心配で歯医者へ行けない。」と悩んでいる方もたくさんいらっしゃいます。私はこれまでマタニティー歯科の診療経験を積んできましたし、歯科衛生士さんも女性のベテランの方ばかり。みんな出産・育児の経験もありますので、不妊治療中や妊娠中・授乳中で歯のことでお悩みの方はぜひお越しいただければと思います。

とても素敵な内装ですが、何かこだわりがあればお聞かせください。

江端麻里子院長 麻里デンタルクリニック4

審美治療を行うクリニックということで、患者さんの歯を美しく見せることが第一。そのため内装にもこだわりを持ちましたね。歯科クリニックは怖いところというイメージがまだありますが、ここは怖いところではなく患者さんがリラックスできる場所なんですよ、という思いが伝わるようなクリニックをめざしました。美容院やエステティックサロンのように美しさを提供する場所なのだと意識付けできるよう、例えば廊下には機材は一切置かない、器具の洗浄などもすべて奥のほうで行い患者さんには見えないようにするなど、配慮しているつもりです。審美歯科で女性の美を高めるお手伝いができたらと思っています。

ホワイトニングで白い歯に

ホワイトニングとクリーニングの違いについて教えてください。

江端麻里子院長 麻里デンタルクリニック5

茶渋の付いた歯をクリーニングすると見た目が白くなるので、ホワイトニングとクリーニングを同じと勘違いされることがよくあります。コーヒーや茶渋、タバコのヤニなど歯の表面に付いた汚れを取るのは、ホワイトニングではなくクリーニングです。ホワイトニングとは、歯そのものの色を白くする処置です。当院では汚れを取るクリーニングにも自信を持っていますが、そこから更に歯の色を白くするホワイトニングに特に力を入れています。ただ、ホワイトニングの効果には個人差があります。多くの方は施術によって白い歯になりますが、患者さんのもともとの歯の質により、白くなり方が少し違うことがあるので、まずはご相談いただきたいですね。また注意事項としまして、妊娠中・授乳中の方には、当院ではホワイトニングの施術はしておりません。歯の汚れを取るクリーニングに関しては、歯肉炎を起こしやすい妊娠中・授乳中の方にぜひ受けていただきたい処置です。

先生から子どもを持つ親へメッセージをお願いします。

歯の生え始める時期は個人差がありますが、生後半年頃に下の前歯が生え始める子が多いです。歯が生えたら歯磨きデビューです。注意点は、口にためた水を飲みこまず上手にうがいができるようになるまでは歯磨き粉は付けないこと。歯ブラシは虫歯予防というよりもお口の中を触られる習慣付けですから、下の前歯1~2本なら5秒でOKです。まずは毎晩磨く習慣を付けることが大事です。その時期なら磨いた後に授乳をしても問題ありません。歯磨きシートも悪くないですが、どこを磨いているのか見えないのが難点です。赤ちゃんは歯ブラシを持ちたがりますが、事故防止のため歯ブラシを口に入れたまま動き回らないように気を付けてあげてください。赤ちゃんに持たせるのは喉を突かない安全設計のハンドルの物がお勧めです。お母さんが仕上げ磨きに使う歯ブラシと、お子さまに持たせる歯ブラシは分けたほうが良いですね。

最後に、いい歯を保つためのアドバイスをいただけますか?

江端麻里子院長 麻里デンタルクリニック6

まずはご自身の歯や歯ぐきに興味を持つことだと思います。そういった意味で私は、審美歯科はお口の健康につながると考えています。例えばホワイトニングで歯が真っ白になると、うれしくてこれまでよりも鏡で歯をチェックする回数が増えますよね。すると、ちょっとした歯肉の腫れや赤みなどに痛みなどの自覚症状が出る前に気づくようになります。それが歯肉炎や歯周病のような病気の早期発見につながるのではないでしょうか。

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