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萬代 千恵 院長の独自取材記事

まんだい千恵歯科

(福岡市南区/桜坂駅)

最終更新日:2020/08/21

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福岡市南区の閑静な住宅地に接し、学校や幼稚園も多い地域にたたずむ「まんだい千恵歯科」。光が差し込む明るい院内は、待合室奥にカウンター席が設けられ、カフェのようなリラックスできる空間となっている。「歯科医院らしくない場所にしたかった」と話すのは、萬代千恵院長。日本歯周病学会認定の歯周病専門医資格を有する、歯周病治療のスペシャリストだ。歯周病治療を中心に、予防歯科から虫歯治療、口腔外科、矯正治療、小児歯科、ホワイトニング、インプラント治療まで幅広く対応する、優しい笑顔が印象的な萬代院長に、開業までの経緯や診療に対する想いを聞いた。
(取材日2020年8月5日)

恩師との出会いが歯科医師への道を決定づける

先生が歯科医師を志したきっかけは何ですか?

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実は、もともとは歯科医師にそんなに興味があったわけではなく、手に職をつけたかったのと、周りに医療関係に進む人が多かったので、何となく歯科医師をめざすことにしたんです。ところが、いざ大学に入ってみると、同級生は意識の高い人ばかりで、とてもついていけないと感じてしまいました。一時は休学するほど悩んでいた時期もあります。そんな私を変えたのは、恩師と呼べる先生との出会いです。「歯医者の面白さを教えてあげるからうちにおいで」と誘われて、そこからのめり込んで勉強し、日本歯周病学会歯周病専門医の資格まで取得しました。自分の技術を磨けば磨くほど、その分患者さんに還元できて喜んでもらえる。そこが面白いですね。今ではすごくいい仕事に巡り合えて良かったと実感しています。

こちらで開業した理由を教えてください。

当初は開業志向ではなかったものの、恩師に「これからは女性の歯科医師のニーズが増える」とアドバイスを受けて、少しでも地域の皆さんのお役に立ちたいと思い開業を決意しました。ここを選んだのは、以前この近くのクリニックで分院長を務めていて、すごくいい場所だなと思ったからです。子どもがいるので、子育てしやすい環境だったのも大きかったですね。地元の久留米で開業することも考えたのですが、通うにはちょっと遠いし、分院長時代の患者さんもいらっしゃるのでこちらに決めました。2017年の2月に開業したので、現在4年目です。通りから少し引っ込んでいて、目立ちにくいのですが、最近になって徐々に認知度が上がってきたように思います。

どんな患者さんが多いのでしょうか?

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患者さんの8〜9割は女性です。ご近所にお住まいの30代から40代の方が多いですね。開業当初は小児歯科のイメージがなかったせいか、お子さんはほとんど来られなかったのですが、今では親子で来院される方も多くなってきました。女性の歯科医師なので、怖がりの方や歯医者に苦手意識がある方でも安心して来ていただけるようです。近くにお住まいの方がほとんどですが、歯周病治療のために、南区全域からある程度の方がいらっしゃいます。最近は若い世代の歯周病が増加傾向にあり、20代でも歯茎にトラブルを抱えている方が少なくありません。若い女性の患者さんで、怖くて歯医者に通えず、家族にも相談できずに悩んでいるうちに時間が過ぎて、重症化された方も何人か来院されています。

女性ならではのこまやかな配慮で、患者の悩み解決へ

歯周病の診療はどのように行っていますか?

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30代以上の70〜80%は歯周病を患っており、自覚がなくても歯茎に何らかのトラブルを抱えているため、初診の目的が虫歯治療やインプラント治療であっても、まずは歯茎の治療を施しています。軽度の段階では、デンタルプラーク(歯垢)を取り除くためのブラッシング指導、クリニックでの専用器具を用いた歯石の除去を行います。歯並びが悪いと歯周病が悪化するケースが多いので、矯正治療も積極的に取り入れるようにしています。歯周病が進行して、歯を支えている骨や歯根膜などの組織が破壊されると元に戻りません。その場合は、お薬を使って歯の周りの組織を再生を促す治療や、今ある歯茎を移植する治療をします。可能な限り保険診療で対応しますが、できることが限られているので、患者さんと相談して保険外治療を選択することもあります。

スタッフ全員が女性であることの強みとは?

治療が怖い、痛いと思われがちな歯科医院では、スタッフが女性のほうが、緊張せずに通いやすいのではないでしょうか。患者さんの中には、過去に男性に怒られたのがトラウマになって「男の先生だと怖い」という方もいらっしゃいます。そうした患者さんにも安心していただくために、なるべく痛みの少ない治療となるよう配慮しています。また、なるべく治療以外の話をするようにしているので、気軽に話しやすいかもしれません。最近では、歯科医師会による妊婦歯科検診の必要性についての啓発活動が盛んに行われていて、妊婦さんの受診が増えています。そういう方は「女性の先生がいい」と言って来られる場合が多いですね。

妊婦の方への歯科治療ではどんなことをするのですか?

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妊娠中は、歯が悪くなりやすいといわれています。理由としては、つわりなどで歯磨きになかなか手が回らなくなること、妊娠によって女性ホルモンの分泌が促進され、歯周病菌が活発になることなどが挙げられます。妊娠中の方だからといって、特別なことはしていないのですが、なるべく詳しい検査を行い、お口の中の状態を写真で記録して、経過確認をしています。また、少しでも自分の時間を見つけていただいて、寝る前に必ず歯磨きをしてもらうなど、無理のない範囲でのケアの指導もするようにしています。妊婦さんの中には、歯が痛くてたまらないのに痛み止めも飲まず、歯医者にも行かずに我慢している方もいらっしゃいますが、妊娠期でも治療は可能です。不安を感じている方は早めにご相談ください。

患者のやる気を引き出すコミュニケーション

日々の診療で心がけていることを教えてください。

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勇気を振り絞ってこちらに来てくださる方もいるので「どうして今まで放っておいたの」といったマイナスの言葉はできるだけ使わないようにしています。スタッフとも「患者さんがやる気が出るように、まず良いところを見つけて、それから悪いところを指摘しよう」と話しているんですよ。診療の流れとしては、初回は応急処置と全体的な検査を行い、2回目に簡単なカウンセリングをして、そこから治療を始めるのが基本です。カウンセリング時には、自由診療を含め、さまざまな治療方法を提示して、患者さんのご要望に応じた治療を施します。患者さんの中には「今はできなくても、何年か後にはお金を貯めてより良い治療をしたい」という方もいらっしゃるので、説明も一通りさせていただくことにしています。

仕事でやりがいを感じる時は?

患者さんに喜んでいただけた時です。患者さんから「今まで食べられなかったものが食べられるようになった」「歯の悩みがなくなった」という話を聞くとやりがいを感じます。女性の場合、歯の治療をすると外見まで変わる方がすごく多いんです。服装をまったく気にかけていなかった方が、おしゃれをしたり、きれいにお化粧するようになったりするのを目の当たりにすると、口の中を整えると人格まで変わっちゃうのかなと思ってしまいます。それを手助けできる歯科医師という役割の素晴らしさをひしひしと感じますね。単純に口の中が整っていく過程を見るのも好きなので、患者さんの口腔内写真をしげしげと眺めて楽しんでいます。

今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

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メンテナンスの患者さんが増えたら、2階の使っていないスペースを利用して、歯科衛生士による予防処置のみを行うメンテナンスルームを設けたいと思っています。また、大人の治療をすればするほど、子どもの時からのケアがいかに大事かを実感するので、これからは小児歯科にも力を入れていきたいです。女性は出産、育児などのライフイベントによって生活パターンが大きく変わります。忙しいとつい自分のことを後回しにしがちですが、そういう女性の方にこそ、かかりつけ歯科医院を見つけて、状況に応じた治療をしていただきたい。お母さんの口の中の状態は、お子さんの健康にも影響します。大切なご家族のために、ご自分の歯に対する意識を高めていただけるとうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/15万円~、インプラント治療/35万円~、ホワイトニング/3万円~、歯肉移植1本/3万円~

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