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納田 容子 院長の独自取材記事

追浜駅前ようこレディースクリニック

(横須賀市/追浜駅)

最終更新日:2020/04/01

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横須賀市の、京急本線追浜駅から徒歩1分、駅前の複合ビルに2017年にオープンした、金沢区からもほど近い、「追浜駅前ようこレディースクリニック」。ピンクとブラウンを基調にした落ち着いた雰囲気の同院は、「すべての女性のライフステージに合わせたヘルスケア」というコンセプト通り、幅広い年代の患者に利用されている。院長を務めるのは「婦人科と妊婦健診と骨粗しょう症が専門」と語る女性医師の納田容子先生。横浜市立大学附属病院や横浜南共済病院、横須賀共済病院などで産婦人科の診療経験を積んできたが、急性期病院ではカバーできない「患者さんと生涯にわたり関われるクリニック」をめざして開業したのだという。今回は納田院長に、クリニックの診療方針や専門、医師としての強みなどを聞いた。
(取材日2019年2月4日)

患者目線に立って診療をしていきたい

クリニックを開院したきっかけを教えてください。

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開業を考えるようになったのは、ここ数年のことなんです。私は大学を卒業してからは、横浜市立大学附属病院や横浜南共済病院、横須賀共済病院など急性期病院に勤務していました。お産や手術など仕事にはやりがいがあったんですけど、急性期の病院は手術が終わったら近隣の病院に患者さんを紹介しますので、一人の患者さんを長く診られない面もありました。そういう中で、私としては一人ひとりの患者さんと生涯関わっていきたいと考えるようになっていて、それをするためには自分でクリニックを開院するのが良いのかなと考えるようになっていったんです。

もともと、この地域には縁があったのでしょうか?

小学校の頃から30年近く横須賀に住んでおり、開業するなら地元であるこの地域が良いなと考えていました。今クリニックが入っているこの物件は、空きが出てからもテナントが入らないのを見て、自分からオーナーに問い合わせてみました。そうすると、しばらく空いていて入居者がまだ決まっていないとのことだったので、この場所にクリニックを開くことにしたんです。私の父も開業医なのですが、地域の人に慕われて信頼されている姿は若い頃の自分にとって誇りだったので、そのような地域に根づいたクリニックにしていきたいですね。

どのような患者さんが来院されていますか?

来院する患者さんは10代から90代の年配の方まで幅広いですが、開業する前に想定していたよりも若い人の割合が大きいなという印象を持っています。どの年代も地元の患者さんが中心ですが、中学生や高校生は若い女性の医師だと話しやすいらしく、インターネットで調べて遠方から来てくれる子もいますね。また私の専門である骨粗しょう症の患者さんも、これまでに勤務していた病院から紹介されて、少し離れた地域からでも当院まで足を運んでくれる方もいらっしゃいます。

クリニック内で特にこだわったところはありますか?

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きれいで洗練されていて、温かい病院にしたいなと思っていたので、イメージに近いクリニックができたかなと思っています。こだわったポイントとしては、内診室やトイレをバリアフリーにして、ベビーカーや車いすが入れるようにしたことです。クリニックをきれいにするためには土足ではないほうが良いのですが、お年寄りや妊婦さん、赤ちゃん連れの患者さんなど、さまざまな方が来院することを考えると、段差がなく靴のまま動けるような院内レイアウトが良いのかなと考えました。

一人ひとりの患者を生涯にわたり診ていきたい

クリニックのコンセプトや診療科目について教えてください。

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私の専門が、婦人科一般と妊婦健診と骨粗しょう症なので、当院でもその3つを中心に受けつけています。当院では「すべての女性のライフステージに合わせたヘルスケア」をコンセプトに10代の生理不順や生理痛から始まり、20代の妊娠・出産、不妊治療、もう少し上の年代になると更年期障害、それから骨粗しょう症まで、生涯にわたって女性を診ることができるクリニックをめざしています。今、更年期障害で来院している患者さんが10年後は骨粗しょう症になるようなこともありますよね。年代によってさまざまな悩みがあると思いますが、気軽に相談してもらえるような存在になりたいです。

これまでも産婦人科で、骨粗しょう症を専門に取り組んできたそうですね。

患者さんは骨粗しょう症が整形外科で診る病気だと思っている人が多いのですが、実は整形外科、産婦人科、内科の3つの科が重なる領域になります。私が勤務していた横浜市立大学附属病院はがんや出産、不妊など、それぞれ専門性を持ったグループ分けをしており、私はそのうちの骨粗しょう症のグループに所属していました。そこでは骨粗しょう症を整形外科ではなく産婦人科で担当しており、こうした経験と専門性を生かしたいと思っていますが、患者さんの側になかなか知ってもらえていないなと感じています。

確かに、骨粗しょう症が産婦人科領域の病気だと思っていない人も多そうです。

骨粗しょう症は骨の強度が弱くなり、骨折しやすくなる状態とされているものです。原因の多くは、加齢や閉経、生活習慣によるものとされていますが、自覚症状はほとんどないので放置している人が多いのが現状です。高血圧や糖尿病と同じくらいの数の患者さんがいるといわれているものの、ほとんどの人が未治療で、「おばあさんの背中が曲がるのは年だから仕方ない」と思われてしまっているんです。ただ、若い頃から骨密度を減らさないように予防を意識して取り組んでいれば背骨が伸びたまま80歳、90歳を過ごすことができる可能性もあります。当院では、骨粗しょう症の患者さんに対しては年代と重症度で薬を使い分けています。

思春期の相談にも力を入れていらっしゃいますね。

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若い子にとっては病院は行きづらい場所ですし、産婦人科は抵抗があるものです。10代の女子にとっては男性医師が相手ですと話しにくいという難しさもあります。私自身も若い頃は生理痛や生理不順に悩んだことがありましたが、コントロールすることで自分の負担を軽くできることがありますので、同じ女性という近い立場から10代の子たちの力になりたいなと思っています。

強みは患者とのコミュニケーション

患者さんと接する時に心がけていることはありますか?

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なるべく時間をかけて患者さんと接して、なぜその治療が必要かをしっかりと理解してもらうようにしています。一人ひとりの患者さんと少しでも長く話をしたいと思う一方で、待っている患者さんもいるのでそのバランスが難しいなと感じることが多いです。患者さんとのコミュニケーションは好きで、得意でもあると思っています。患者さんが感情的になっても、共感しながら一緒に良い方向に持っていけるように、いつも考えながらコミュニケーションをとっています。

これまで印象的だった患者さんはいますか?

例えば骨粗しょう症だと、変化を感じられるようになるまでにかかる時間には個人差があり、時間がかかることが多いです。ですが、治療が長くかかる分、感謝されることも多いですね。患者さんに「うれしい」など言ってもらえると、私もとてもうれしいです。ですが、まずは治療に入るまでに必要性をわかってもらうのが、大変ですね。

お休みの日はどのように過ごしているのでしょうか?

休みの日は、愛犬も一緒に入れるカフェに行ったり、いろいろなところに散歩に行ったりと、愛犬家なんです。あとは、野球ママでもあります。少年野球のクラブチームをサポートするお母さんなんですけど、クリニックにいる私とは別人だと思います。車を運転して、ときには県外まで飛び回ったり、大声を出して熱く試合観戦をしています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

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婦人科でいえば子宮がん検診だったり、年配の方であれば骨密度検査を受けたりと、なるべく病気の早期発見・予防をしっかりと行い、いつまでも健康を保ってほしいなと思っています。その中で、少しでも何か悩みがあれば、予約して気軽に相談に来てください。思春期の子であれば、まずは来てみてほしいですし、骨粗しょう症の患者さんは検査のためだけでも通ってもらえればと思います。

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