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西村 暁 院長の独自取材記事

にしむら整形外科クリニック

(新宿区/西早稲田駅)

最終更新日:2020/04/01

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東京メトロ副都心線西早稲田駅2番出口の目の前に位置し、2018年4月に開院した「にしむら整形外科クリニック」。白を基調にコーディネートされた院内、待合室奥には広々としたリハビリテーション室が広がる。理学療法に力を入れている同院では、理学療法士と患者が1対1でリハビリテーションを行い、各患者の症状に寄り添いながらサポート。「患者さんのお話を引き出すよう、話しやすい雰囲気を大切にしています」と話す西村暁院長は、患者の症状に適した治療法をいくつか提示し、メリット・デメリットを伝えてから選択してもらう診療スタイル。やわらかい物腰、穏やかな口調で「地域に密着しながら幅広く診療を行っていきたい」と語る西村院長に、開院の経緯や診療の特徴などについて聞いた。
(取材日2018年4月20日)

患者が話しやすい雰囲気を大切に

開院に至るまでの経緯を教えてください。

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大学卒業後、東京女子医科大学の外科、整形外科に入局後、大学関連病院にて研鑽を積み、東京都墨田区・埼玉県川口市の整形外科クリニックで院長職を務めてきました。父は整形外科、叔父が外科の開業医で、父や叔父が地域の患者さんを診療し、患者さんが笑顔で帰られる姿を見て、自分もいつかは開業し地域に密着した治療を行っていきたいと思うようになりました。そのような中、1階で、広い道路に面し広々としたこちらの物件と出会い、2018年4月に開院した次第です。開院前に内覧会を行ったのですが、医療関係の方はもちろん、地域にお住まいの方にも足を運んでいただきました。開業して間もないですが、お子さんからご年配の方まで、幅広い年齢層の患者さんがおみえになります。

院内がすっきり広々としていて、リハビリテーション室もゆったりしていますね。

開業にあたっては、広さと清潔感にこだわり、メインカラーは白にしました。物理療法とともに、リハビリテーションにも力を入れている当クリニックには、理学療法士と柔道整復師が常勤していますが、理学療法士が常勤している整形外科はあまり多くないのではないでしょうか。「肩が痛い、上がらない」「腰が痛い」「手足がしびれる」「歩くと膝が痛む」など、さまざまな症状の患者さんがいらっしゃいますが、その方の年齢や生活環境などにより、リハビリテーションの内容はまったく異なってくるものです。まずは患者さんご自身で体を治す意思を持っていただき、それをサポートできたらうれしく思います。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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患者さんのお話を少しでも多く引き出せるよう、話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。患者さんに対して、専門的な医学用語を使って説明してしまうと、理解していただけないまま治療が進んでしまうこともあるかと思います。そのようにならないよう、時間をかけ、かみ砕いてわかりやすい言葉で説明するよう心がけています。治療法については、こちらから「このように治療を行います」と一方的に伝えるのでなく、その症状に適した治療法を複数提示させていただきます。そして、それぞれの治療法のメリット、デメリットをお伝えした上で、患者さん自身に決めてもらうようにしています。恩師から受けた「患者さんは常に自分の愛する家族だと思って診察しなさい」という言葉を胸に、日々診療にあたっています。

理学療法士とマンツーマンで行うリハビリテーション

理学療法はどのように行っているのでしょうか?

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完全予約制で40分間、理学療法士と患者さんのマンツーマンで行います。例えば、腰の痛み一つとっても痛みの度合いや種類は患者さんによって異なります。同じことを一様に行うのでなく、それぞれの痛みに適した方法を提案していきます。最近、骨や関節、筋肉などの働きが衰えることで、寝たきりや要介護になる危険性がある「ロコモティブ症候群」が注目されていますが、当クリニックの物理療法や理学療法を通じて日常生活のさまざまな動作・機能の回復に役立て、ロコモティブ症候群を少しでも予防していきたいと思っています。より精密な診断を行えるよう、超音波装置、エックス線撮影装置を用いて骨密度を測定する設備を導入しました。

外科も学ばれていたそうですね。

はい。東京女子医科大学の関連病院で外科に入局し、患者さんの「全身を診る」ことを学びました。また、総合診療ができるよう、内科全般についても学んでおります。例えば「腰が痛い」という症状は、整形外科と直結すると思いがちですが、心臓、腎臓、動脈硬化などが原因で引き起こされる場合もあります。患者さんと話したり、診療で患部を触診したりすることで、整形外科以外の疾患の可能性をある程度判断できますので、そのような場合は採血検査をし、必要に応じて他の病院を紹介させていただくこともあります。病気はきちんと治していかないと、いつのまにか悪化してしまいます。総合的な診療を行うことで、より患者さんのお役に立っていきたいと思います。

整形外科のどんなところに面白さを感じますか?

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以前より「手」や「足」のメカニズムに魅力を感じ、自分なりに研究や勉強をしてきました。手足は運動と感覚を同時に支配できる、不思議な器官です。例えば、手の感覚でいうなら、実際に触っているものを目で見ていなくても、それが何であるか判断できる神経が通っています。足は体を支える場所で、ロボットで実験すると、きちんと体を支えるためには足の裏は硬いほうがいいのですが、硬いとバランス感覚が悪く、倒れやすくなります。それとは対照的に、柔軟性を持たせて支えているのが人間の足。「手」や「足」は、人間が生活して行く上では欠かせない大切な器官です。その機能をケガや病気で失ってしまった方の治療やお手伝いをして差し上げる、そういったところに整形外科のやりがいを感じます。

地域に根差したクリニックとして歩んでゆく

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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小さい頃、ひどい喘息持ちでした。当時は効き目のある治療や薬がなく、発作が起こると息苦しくて横になることもできず、座りながら寝るような日々を過ごしていました。その苦しかった経験から、「人を助ける仕事に就きたい」という思いを抱くようになり、医師をめざすようになりました。また、医師である父や叔父をとても尊敬していて、自分もいつか父や叔父のようになりたいという気持ちも大きくありました。電車が好きだったので、電車の運転手に憧れた時期もありましたが、小学校高学年くらいから、将来の進路は医師、と決めていましたね。

忙しい日々の中、休日はどのようにお過ごしですか?

家族で映画に行ったり、DVDを鑑賞することが多いです。少し前から犬を飼い始め、休みの日は散歩に連れて行ったり、ドッグランで遊んだりしています。犬種はヨークシャー・テリアで、とてもかわいいですよ。母の影響で美術鑑賞も好きで、上野の美術館などにもよく足を運んでいます。ただ最近は開院準備で忙しく、そういった時間はなかなか取れなかったので、時間ができたらゆっくり訪れたいと思っています。クリニックの待合室にも、私の好きな油絵を展示しています。

今後の展望と、年を重ねても元気に体を動かせるようアドバイスがあればお願いします。

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今後も、地域に根差すクリニックとして幅広い疾患に対応し、皆さんの健康をサポートしていきたいと思っています。年を重ねても元気に体を動かすためには、運動が必要不可欠ですが、大切なのは、無理せず自分ができる範囲で行うことです。テレビや雑誌で紹介されていたことをそのままやろうとすると、その方の体力や筋力によっては逆効果になり、かえって腰や足を痛めてしまうことになりかねません。自分の体力や筋力をきちんと把握した上で、運動することをお勧めします。日頃、運動不足だと感じている方は、エスカレーターを使わず階段を使う。電車を使う場合は、降りる駅より一駅前で降りて歩くなど、意識して歩くようにすると良いでしょう。自分のできる範囲で少しずつ、地道に体を動かし続けることが、元気の秘訣なのではないでしょうか。

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