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大戸 秀恭 院長の独自取材記事

勝どき小児クリニック

(中央区/勝どき駅)

最終更新日:2020/04/01

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都営大江戸線勝どき駅から徒歩3分ほど、タワーマンション3階にある「勝どき小児クリニック」。大きな窓から光が差し込む院内には、明るく落ち着いた空間が広がる。院長の大戸秀恭先生は東日本大震災の際、災害救護医療班の一員として1週間ほど救援活動に参加。被災地での経験を生かし、隔離室を設けたりスムーズな診療を心がけたりするなど、病気の感染予防に特に力を入れる。「被災地での経験は、私の診療スタイルに大きな影響を及ぼしました」と語る先生。「命からがら避難所にたどりつく方々を昼夜問わず診療していた地元の先生たちの姿」が強く印象に残っているという。真の意味で地域に根差した医療を施すことを心から願う大戸先生に、クリニックのこだわりや診療時の心がけ、今後の展望など聞いた。
(取材日2018年3月28日)

救援活動の経験を生かし、病気の予防に力を入れる

イメージキャラクターやクリニックのこだわりについて教えてください。

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小児科ではカンガルーやキリンなどが使われることが多く、ラッコを使っている所は意外と少ないんです。それで、ラッコが子どもを抱っこしている姿をモチーフにしました。クリニックで特にこだわっているのは、院内感染を防ぐことですね。そのために、隔離室、診察室を2部屋ずつ設けています。患者さん同士ができるだけ接触せずに済むようにしています。また、院内の空気を清潔に保つため、人体に無害で細菌やウイルスの消毒に有効な次亜塩素酸の室内噴霧器も導入しています。さらに、スムーズに診療を行い、患者さんの滞在時間をできる限り短くするようにも努めていますね。お子さんがお気に入りの本を手に取ったぐらいのタイミングで呼んでしまい、「ごめんね」と謝ることも多いんですよ(笑)。

病気の感染予防を大切にされているのですね。

私は東日本大震災の際、災害救護医療班の一員として岩手県山田町に1週間ほど赴きました。福島県出身で、地元である東北のために何かしたいという思いが強かったからです。被災地での経験は、私の診療スタイルに大きな影響を及ぼしましたね。実際、避難所では簡単な仕切りがあるぐらいで、薬はもちろん手洗いするための水でさえ不足していました。もし、誰かがインフルエンザに感染すれば、避難所にいる全員に広がる危険性があったんです。そこでの経験を通して、病気になる前に予防することの大切さを痛感させられました。それで、院内での感染対策はもちろん、お子さんがインフルエンザにかかったら、親御さんにもうがい・手洗いを徹底していただくなど、病気の予防に力を入れています。

どんな患者さんが多く来院されますか?

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比較的小さなお子さんが多く来院されています。この建物には、こども園など子育て支援施設も多く入っていますし、クリニック近辺でもベビーカーを押しているお母さんたちを多くお見かけしますね。来院されるお子さんは祖父母と同居されている方が少ないものの、親御さんは保護者としての意識が非常に高く、病気に関する知識をお持ちの方も多く助かっています。例えば、喘息の治療で、こちらは薬の吸入だけで大丈夫だろうと思っても、親御さんのほうから「点滴しないと悪化するんですよ」と言ってくれたりするんです。もちろん、必要なときにはアドバイスしますが、問題なければ親御さんの意見をできるだけ尊重するようにしていますね。私は、親御さんがお子さんの主治医になってほしいと考えているからです。

一つ一つの言葉にも配慮し、子どもにきちんと向き合う

得意とする治療についてお聞かせください。

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大学病院に勤務していた頃から、専門にとらわれず何でも診るよう心がけてきました。それも、小児以外にも高齢者の糖尿病、高血圧など被災地での医療提供に少しでも生かされたかもしれません。被災地では医療グループが毎日集まってミーティングをしていたのですが、その中に地元の先生たちもいました。先生たち自身、診療所や自宅を流されているのに、地域の方のためにまさに不眠不休で働いていたんです。命からがら避難所にたどりつく方々を昼夜問わず診療していた先生たちの姿が強く印象に残っていますね。元気な姿を見せるために、わざわざ先生たちのもとに来られる患者さんも多かったんです。まさに真の地域医療の姿を目の当たりにしました。私も先生たちのような、皆さんに頼ってもらえる真に地域に根差したホームドクターになりたいですね。

診療時、心がけていることはありますか?

これも被災地で学んだことですが、患者さんに対する一つ一つの言葉にも配慮するよう努めています。被災地では行方不明者も多く、お子さんを連れて来た方がお母さんとは限らないので、「お母さん今日はどうされましたか?」とは尋ねられないんです。また、両親と思って話していたら祖父母だったりと子どもと一緒に来ている方が誰なのかを確かめるよう心がけています。また、お子さんと接する際は、子ども扱いしたりせず一人の人として扱うようにも努めていますね。何でも親御さんに向かって話すのでなく、子どもたちにきちんと向き合います。私自身、自分の子どもにもそのように接するようにしているんです。

病後児保育室を併設されているのですね。

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病児ではなく「病後児」ですので、発熱しているお子さんはご遠慮いただいていますが、インフルエンザで熱が治まった後や胃腸炎で便がゆるいだけの状態のお子さんでしたら、お預かりすることができます。今は学校や幼稚園が休みの時期に入りましたので少し落ち着きましたが、インフルエンザが流行していた時期は利用される方が多かったですね。前日13時からオンラインで予約できるのですが、インフルエンザの流行シーズンは皆さんスマホを手に待機していたとお聞きしています。またノロウイルスやロタウイルスなど感染性胃腸炎がはやりだす頃には、利用される方が増えるかもしれません。病後児保育室はクリニックに隣接していますので、安心してご利用いただけるのではないでしょうか。

真の意味で地域に根差した医療を「最前線」で提供する

小児科の医師をめざしたきっかけは?

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例えば、成人病の方の場合、せっかく治療して退院されても、不摂生のために再び入院されることもあります。しかし、小児科では、病気が治って退院していった子が、後に元気な姿を見せに来てくれたりするんです。「やっぱり子どもはいいな!」と思ったのが小児科を選んだきっかけですね。小児科では新生児も診るのですが、何百グラムという体重で生まれた子が元気に成長していく姿を見ることも喜びでした。勤務医の頃は忙しく、オンコールで呼び出されることも多かったですね。大切なお子さんを預かっているという責任感から日曜祝日も出勤することが当然と考えるほどでした。以前から開業したいという思いもあり、医師が必要とされていたことから、昨年「小森小児科医院」を継承する形で開業させていただきました。

今後の展望についてもお聞かせください。

地域の皆さんから頼りにされる、地域に根差したクリニックにしていきたいですね。被災地に赴いた際、真の地域医療の姿を見てきました。そこで働く先生方は「先端の医療機器などもなく最先端の治療ができるわけではないが、病院もあまりないような地域の最前線で治療している自負がある」とおっしゃっていました。ここも、大学病院のような施設とは異なり、地域の人たちがまず最初に来院される所です。被災地の先生方と同じように、地域の最前線でやっているという意識を持って診療に取り組んでいきたいですね。もちろん、ここで診療するのが難しい場合には、近隣の聖路加国際病院や昭和大学江東豊洲病院などと連携を図って対応させていただくようにも努めています。

最後に、読者に向けたメッセージをお願いします。

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「子どもの病気のことなら、大戸に任せておけば安心!」と地域の方々に言っていただけるようなクリニックをめざしています。開業後も引き続き新しい情報や技術を積極的に学んでいくよう努めていますので、ご安心ください。例えば、製薬会社や医療機器メーカーから講師の方を招いて勉強会を開催し、薬の話だけでなく、ワクチンや院内感染について話してもらったりしています。私一人ではクリニックは成り立ちませんので、スタッフ全員で学び、それぞれの専門を最大限に生かして行動してもらうようにもしています。小さく思える症状が、何らかの病気のサインかもしれません。「こんなことを聞いていいのだろうか?」と不安に思われることがないような対応を心がけておりますので、何でもお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

予防接種:4000円、乳幼児健診:5000円

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