東京女子医科大学附属成人医学センター

三坂亮一 所長

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「東京女子医科大学附属成人医学センター」は、開業から37年を数える歴史ある医療機関だ。渋谷駅から徒歩5分の渋谷クロスタワーに位置し、20階に人間ドック部門、21階に外来診療部門がある。2012年4月、5代目所長に就任された三坂亮一教授は、消化器科の専門医。東京医科大学医学部を卒業後、同大学附属病院および国立がんセンターでキャリアを重ね、2001年から東京女子医科大学附属成人医学センターに勤務。内視鏡検査・手術を得意とし、日本消化器内視鏡学会指導医としても活躍されている。所長就任から約半年が経ち、「予防医学の最先端を行く施設として成長していきたい」と意欲的な三坂教授。成人医学センターの概要、日々進歩する消化器科治療のこと、今後のセンターの展望などをじっくりとお話しいただいた。
(取材日2012年8月30日)

ベテラン専門医が診断する、会員制人間ドック

―まずは、センターの概要について教えてください。

当センターは東京女子医科大学附属で、会員制人間ドックを行う医療施設として1975年に開設しました。今ではこういった施設も増えてきましたが、当時は、医科大学が会員制人間ドックを開くというのは非常に珍しく、先駆け的な存在だったそうです。37年の間に外来部門も増え、現在、一般内科・消化器科・循環器科・糖尿病内科・呼吸器科・神経内科・婦人科・泌尿器科・眼科・皮膚科・耳鼻咽喉科・整形外科の外来12診療科と、人間ドックという二つの大きな部門で成り立っています。人間ドックの結果、異常が発見されたときは、外来部門で精査・治療をいたします。また、入院による精密検査・治療が必要な方や、専門外来受診が必要な方には、東京女子医科大学附属病院や、附属青山病院をはじめ、関連医療機関をご紹介させていただきます。

―人間ドックは誰でも受けられるのですか?

はい、どなたでも受けていただけますよ。人間ドックは会員制ですが、会員以外の方を対象とした「ビジター人間ドック」や、企業健診もご用意しています。体験ドックなども行っており、お試しいただいて、良ければ会員になっていただき、以降は年に2回ないし1回、定期検診を受けていただくというシステムですね。会員になっていただくメリットは、一つ目は、専門医による検査結果のダブルチェックを受けられることです。二つ目は、教授・准教授・講師までの経験豊富な専門医が、検査結果のご説明と生活指導を行うことです。検査結果を郵送で知らせる施設も多いと思いますが、当センターの会員様には、検査の1〜2週間後に専門医と面談していただき、必要な精密検査や治療を丁寧にご説明し、お一人お一人のための健康管理をしていきます。

―外来部門の患者さんはどのようなきっかけで来院されますか?

当センターの人間ドックで異常が見つかり、外来部門で精密検査や治療をするという患者さんが、2〜3割いらっしゃいます。そのほかは、他院からの紹介や、個人的にホームページを見たり、口コミを聞いたりしていらっしゃる方々ですね。当センターは東京女子医科大附属ですから、すべての診療科に女性医師が在籍し、女性が受診しやすい体制です。非常にこぢんまりとした、アットホームな雰囲気がご好評いただいていますね。また、総合病院ですと患者さんが非常に多く、診察時間も短くなりがちですが、当センターでは、なるべく時間をとって患者さんのお話を伺うようにしています。

―三坂先生が担当される消化器科では、どのような主訴の方が多いですか?

食後、鳩尾(みぞおち)や喉に不快感があるとか、胸やけのような症状ですね。内視鏡で見ても異常がなく、肺にも心臓にも病気がない。いわゆる逆流性食道炎、つまり胃酸が食道に戻ってきて症状が出ると思われる患者さんが少なくないんです。実際、胃酸を抑える薬を飲んでもらうと症状が取れたという方が多いですね。



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