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福泉 真帆 院長の独自取材記事

いずみ歯科クリニック

(北九州市小倉北区/旦過駅)

最終更新日:2022/09/27

福泉真帆院長 いずみ歯科クリニック main

旦過駅から徒歩9分の場所にある「いずみ歯科クリニック」は、2016年に福泉真帆院長が開業した。患者層は幅広いが、中でも若い夫婦やその子どもも楽しく通っている点は、同院の大きな魅力の一つだ。「私が大切にしているのは、治療であれ何であれ、しっかりと相手と向き合うこと。これは、人間としてとても大切なことだと思います」と、はつらつとした口調で院長は語る。そんな院長に、同院のスタッフの魅力や治療スタンスについて話を聞いた。

(取材日2022年8月9日)

親子で通いやすい、女性の歯科医師がいるクリニック

お母さんとお子さんが安心して通えるような環境づくりに努めているそうですね。

福泉真帆院長 いずみ歯科クリニック1

はい。どの診療科目もそうですが、男性の先生だと話しづらいという声も聞きます。私なら女性の歯科医師として患者さまが話しやすい環境をつくれるのではないかと考えています。しかし、だからといって患者さまの層がそこばかりに偏っているわけではなく、高齢の患者さまなど幅広い年齢の方が通ってくださっています。特に若い方は意識が高いと感じることも多いですね。お母さんも妊娠、もしくはそれ以前からしっかり通ってくださいますし、出産後は1歳半健診などを待たずにお子さんを連れてきてくださいます。お母さんが来られないときはお父さんが連れてくるケースもあり、ご夫婦で子育てをし、子どもの健康への意識が高い人が多いように感じています。

スタッフさんも女性の方だとか。

常勤のスタッフはそうですね。ただ、メインの歯科医師である私以外の非常勤の先生であれば、月に1回来てくださる口腔外科の先生は女性、歯周外科の先生と矯正歯科の先生は男性で日曜日の診療にも対応してくださっています。それぞれの先生につなぎ、専門的な治療を受けてもらうことが大事だと思います。かといって大学などに紹介すると通院の負担もかかるため、日数は限られますが当院に非常勤として来てくださることで、当院の中でできる治療の幅が広がっていると感じています。

親御さんの治療中は、一緒に来たお子さんはどうされるのでしょうか?

福泉真帆院長 いずみ歯科クリニック2

当院の歯科衛生士や歯科助手は子育て経験者が多く、若くてもお子さんの扱いがとても上手なんです。親御さんもご自分の治療に専念したいという思いがあるため、院内にあるキッズルームなどでスタッフがお子さんと遊びながら待つこともできます。私のポリシーは「患者さま目線でベストな状態をつくる」。これは開業時から変わらない、一番大切な部分です。自分たちのやりやすさよりも、患者さまの要望に応えるためにはどうすべきかを、私もスタッフも常に考えて動いています。たとえ忙しい中であっても、その大変さは顔には出さない。そういう気配りも、スタッフはしっかりと行ってくれています。

歯科医師自ら患者の悩みや不安などを受け止める姿勢を

先生が患者さまと接する際に心がけている点は何でしょうか?

福泉真帆院長 いずみ歯科クリニック3

私はよく「とても話しやすい」というお言葉をいただきます。それは相手に自分のことを話していただくためには、こちらからアクションを起こさなければならないと理解しているためだと思います。歯科の先生は、診療においても忙しいと治療以外の説明などを歯科衛生士に肩代わりしてもらうことも多いようですね。しかし患者さまが本当のこと、胸の中にためていることを伝えたい相手は、やっぱり歯科医師だと思うのです。患者さまが治療に対する不安や不満をお持ちだとしても、まずは私がしっかりとそれらの言葉を受け止め、一度しっかり肯定する必要があります。これは患者さまやスタッフに限ったことではなく、人として怠ってはいけない部分であると考え、日々それを実践してきました。

診療では具体的にどう行動されていますか?

定期的なメンテナンスを担当するのは、どのクリニックでも歯科衛生士さんが多いですよね。当院も同様ですが、私は必ず、メンテナンスであっても患者さまにお会いするようにしています。カウンセリングルームもあるのですが、初回だけでお話を終わらせるのではなく、その都度ユニットでも気になる点はないか、生活に変化はなかったかなどをお尋ねしています。そうしてこちらからアクションを起こせば、患者さまも自然とご自分のことを伝えてくださるようになりますから。またご夫婦や親子でメンテナンスなどが入る場合は、待ち時間軽減のため、できるだけ私もメンテナンスに入るなど、患者さまが治療を受けやすい環境にしていく意識は常に頭にありますね。

だから話しやすいと思っていただけるのでしょうね。

福泉真帆院長 いずみ歯科クリニック4

治療に関することだけではなく、ドラマやご家族の話などもしますよ。歯以外の体の気になることを相談されたら、信頼できる内科へと紹介しますし、私では判断がつかないことがあれば、医師の友人たちに相談して、次回来院されたときに患者さまにわかったことを伝えるようにします。そう考えると、いい意味で「歯、歯ぐきの治療、フッ素等の予防治療、メンテナンスを主に行う何でも相談所」みたいな感じになっているのかもしれませんね(笑)。当院は予約制ですが、お話の時間もしっかり取りたいので、できるだけ余裕を持たせたスケジュールを組むようにしています。そうしているとクリニックへの不満も少なくなり、患者さまが転院することも減ってくるものなのです。それは結局、治療がきちんと継続でき、メンテナンスへの移行にもつながってくると思います。

患者と、その家族と、しっかり「向き合う」医師が理想

院長は、唾液の成分分析にも関心を寄せられているとか。

福泉真帆院長 いずみ歯科クリニック5

ええ。歯茎や歯の健康、口腔の清潔度などいくつかの項目が設けられており、それらが数値化されるものです。お口の中の状況を知ることができれば、メンテナンスやホームケアのモチベーション維持・向上に活用できるのではと考えています。当院の周辺に住んでおられる方は、前述したように口腔内の健康意識が高い傾向にあるので、ホームケアなどにも生かしてくださるかもしれません。

ところで、先生が歯科医師をめざした理由は何でしょう?

手先が器用だったこともあり、医学部と歯学部で悩んでいたのですが、歯学部を選びました。そしてこれは卒業後にたまたま聞いた話ではありますが、祖父が「孫のうちの誰かが歯医者になってくれたらうれしい」と言っていたそうです。正直まったく知らなかったのですが、実際に大学、大学院を修了して、こうやって働いていると、思っていたとおり緻密な治療にも向いているし、「人のため」という行動原理を持つ医療も、私に合っていると感じています。九州歯科大学を卒業後は主人の仕事の都合で東京にも行き、そこでも歯科医師として働きました。もう15年ほど前ですが、車の中にユニットがある往診専用車を所持している方もおられ、地元九州との差に驚いたこともありますよ。

読者へのメッセージをお願いします。

福泉真帆院長 いずみ歯科クリニック6

親御さん、特にお母さんが通院しやすい歯科であれば、お子さんも自然と予防意識の高い大人へと成長してくれるはず。そのサポートを、今後もしっかり行っていきたいですね。そして繰り返しにはなりますが、患者さまには自分やご家族と「しっかりと向き合う」歯科医師と出会ってほしいと思います。インフォームドコンセントという言葉が浸透してしばらくたってもなおトラブルが起こるのは、その向き合う姿勢が医療者側に欠けているからではないか、とも思うのです。だからといって堅苦しく考えるのではなく、気になることがあれば質問し、ときにはドラマの内容で笑ったり、介護の悩みを共有したりしながら、気持ちの良いコミュニケーションを取っていければと思います。しっかりと話したい方は、まずは相談からでも構いませんので、当院まで足を運んでみてくださいね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/38万5000円~
ホワイトニング全顎/6万6000円

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