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浅山 惠子 院長の独自取材記事

K clinic

(新宿区/新宿三丁目駅)

最終更新日:2025/06/04

浅山惠子院長 K clinic main

「生まれ育った新宿に恩返しがしたい」という強い思いからスタートした、「K clinic」。院長の浅山惠子先生は、日本大学医学部大学院を修了後、アメリカ留学を経て、大学病院や総合病院、子どもクリニックなどで研鑽を積んだベテラン医師。小児眼科、斜視、弱視、神経眼科を専門とし、訪問診療を中心に、眼科・美容皮膚科・内科を標榜している。浅山先生が大切にしているのは、患者を待たせず、時間をかけて診療すること。そのため完全予約制を取っている。結膜炎や白内障などの一般的な眼科疾患から、しみやしわの相談まで幅広く対応し、取材時も訪れる患者と笑顔で気さくに話す姿が印象的だった浅山先生。「後進を育てて、訪問診療を手厚くしながら地域医療に貢献したい」と語る思いなどをひもとく。

(取材日2025年4月22日)

訪問診療を中心に、眼科、美容皮膚科、内科を標榜

貴院は2017年に開業されました。どのような診療科を取り扱っていますか?

浅山惠子院長 K clinic1

眼科の訪問診療を中心に、外来では眼科、美容皮膚科、内科を取り扱っています。新宿三丁目駅から徒歩3分、新宿御苑駅から徒歩5分という利便性の良い場所にあるので通院に便利なだけでなく、訪問診療でも守備範囲が広い利点があります。当院はマンションの一室にあるこぢんまりとした空間で、院内は落ち着いた木目調を取り入れています。アットホームな雰囲気で医師やスタッフと患者さんとの距離が近く、緊張感もほぐれるのではないでしょうか。土日も10~19時まで診療しているので、忙しいビジネスマンにも好評です。

眼科の訪問診療では、具体的にどのような検査や治療ができるのでしょうか。

オートレフラクトメーターやレンズメーター、自動視野計、眼圧カメラなどの医療機器を持ち込み、屈折・眼圧・眼底・視野検査、視力測定などができます。小さい腫瘤の切開、眼瞼けいれんへのボツリヌス毒素製剤による治療、ドライアイのコラーゲンプラグ注入なども、その場で対応しています。訪問先は施設や個人宅で、寝たきり、認知症、施設に入所中で通院困難といった方が対象です。多いお悩みは緑内障で、高齢になるにつれ白内障に悩む方も増えてきますね。訪問先では、「一番困っていることは何ですか?」と必ずお伺いして、患者さんのご希望を丁寧に聞き取ります。「白内障の手術をしたい」「今見えるだけで十分だから、高度な治療は望まない」などニーズはさまざまなので、ご家族とも相談した上で納得していただきながら治療を進めるようにしています。

先生のご専門やどんな主訴で来院される患者さんが多いのか教えてください。

浅山惠子院長 K clinic2

私は、小児眼科、斜視、弱視、神経眼科を専門としています。手術は、総合病院で白内障、緑内障、斜視、眼瞼下垂などを担当しています。当院には、3歳から90歳くらいまで、幅広い患者さんがいらっしゃいます。お子さんは、視力検査、斜視、結膜炎、転倒による外傷などが多いです。成人なら、眼鏡やコンタクトレンズの処方、高齢者だと白内障、緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症、あとは定期検診が目立ちます。近年、デジタル機器で勉強や動画鑑賞などをする影響で、子どもの近視が増えてきました。お子さんの近視が心配な親御さんからのお悩みも受けつけていますので、お気軽にご相談ください。

恩師の言葉を胸に、患者には安心感を与えることを重視

私たちが目を大切にするために、日常で気をつけたほうが良いことはありますか?

浅山惠子院長 K clinic3

目はむき出しの器官なので、特に夏になると強い紫外線にさらされます。それが、白内障の進行を促す可能性や加齢黄斑変性症のリスクにつながることも。UVカット機能のついた眼鏡、帽子や日傘を使用するなどして、紫外線対策を忘れないでください。また、スマートフォンのブルーライトは強い光なので、睡眠障害につながることが指摘されています。寝る1時間前くらいからはスマートフォンをいじるのはやめて、静かに過ごしましょう。45歳を過ぎたら、目の検診を実施する自治体も多いです。それをきっかけに、目の定期検診を受ける習慣づけができるといいですね。

ところで、眼科の医師としてスタートされていますが、美容皮膚科も標榜されているのはなぜですか?

以前、私が白内障の手術を担当した患者さんから、「しみやしわも診てくれませんか?」と言われ、エイジングケアの大切さも考えるようになりました。そのため美容皮膚科の領域を勉強し、美容皮膚科クリニックで診療にあたるなど経験を積んだのです。当院には、10代~80代まで幅広い年齢層の患者さんが来られます。しみ、しわ、赤みなどのご相談が中心で、ヤグレーザー、炭酸ガスレーザーなどの機器をそろえています。肌質の改善を図ったり、ほくろなどに対応したりしています。女性だけでなく男性の患者さんも増えていますよ。

診療のモットーを教えてください。

浅山惠子院長 K clinic4

当院には皆さん何かしらの不安を抱えてやってくるので、安心して帰っていただくことを重視しています。それは、私が日本大学医学部で学んでいた頃、神経眼科の先輩から言われた言葉がきっかけです。「患者さんは安心するために来ているのだから、たくさんのリスクを言い過ぎて不安をあおってはいけない。たとえ悪化傾向の病気でも、今日の診察で良かったことを伝えてあげてほしい。絶対に1点は褒めて、少しでも心穏やかに帰っていただきなさい」と。患者さんにとことん寄り添うこの言葉は、私の診療姿勢の基本です。この気持ちを忘れずに、日々の診療に臨んでいます。

勉強会で医療知識が向上。家族的なチームワークが強み

患者さんとコミュニケーションを取る上で配慮していることは?

浅山惠子院長 K clinic5

基本的な診療時間は、再診の場合が15分くらい、初診の場合なら30分くらいの枠を取っています。そして、「大丈夫ですか?」「どうされました?」とオープンな質問でゆっくり悩みを伺い、検査も細かく行います。私は大学病院や総合病院で長年勤務してきましたが、待ち時間がとても長く患者さんが気の毒でした。そのため当院では待ち時間に配慮して完全予約制にし、流れ作業のように数分で診察が終了ということがないように配慮しています。特に目の病気はわかりにくい言葉が多いので、図で描いたり、模型で示したりしながら説明し、じっくり患者さんと向き合って誠実な診療をしたいと思っています。実は当院のロゴマークにも、その願いが込められているんですよ。医師と患者さんが1対1で向き合う姿を二頭の馬で表現し、両者の間には心があるというイメージです。

スタッフさん同士のチームワークが良いと伺いました。

当院のスタッフは30代~50代が中心で向上心があり、外部から講師を招く月2回の勉強会に積極的に参加し、医療レベルの底上げに貢献してくれています。今日もこれから勉強会があるのですが、テーマは「眼鏡の処方について」です。他の先生方と交流でき、新しい技術や知識を得られる場は、私と同様にスタッフにもとても大切で良い経験になっています。スタッフは共通して優しい雰囲気で、仲が良いのも当院ならでは。昨年は、院内旅行で山登りに行くほど和気あいあいとしています。育児、介護、家族の病気などの事情をそれぞれ抱えているので、お互いにフォローし合う気使いも忘れません。私にとって、スタッフは家族です。この温かいチームワークがクリニック全体の雰囲気に反映され、患者さんにとっても居心地の良い空間づくりに役立っているのではないでしょうか。

今後の展望をお聞かせください。

浅山惠子院長 K clinic6

すでに高齢化が進んだ社会となっている日本では、訪問診療のニーズはますます高まるでしょう。後進の若手医師を育てて、通院困難の患者さんに必要な医療を提供できたらと思っています。人生100年時代に突入しており、健康寿命の延伸が求められていますが、それに伴い目の健康寿命も延ばすお手伝いがしたいのです。新宿は私の生まれ育った町で、この地で開院したのは恩返しをしたい気持ちがあったからです。今後も、眼科疾患の早期発見・治療から内科的な予防医学まで、皆さんの健康をサポートし、満足してもらえる診療に努めてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみ除去/1万1000円~
額のしわのケア/5万5000円
ほくろの除去/1万1000円~

※部位や状態によって費用は異なりますので、必ずホームページや直接のご確認をお願いします

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