全国のドクター9,238人の想いを取材
クリニック・病院 160,799件の情報を掲載(2021年4月12日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 港区
  4. 六本木駅
  5. 西麻布インターナショナルクリニック
  6. 三上 哲 院長

三上 哲 院長の独自取材記事

西麻布インターナショナルクリニック

(港区/六本木駅)

最終更新日:2020/09/23

183478 top

広尾駅から徒歩約7分、六本木駅から徒歩約10分ほど。オフィスと住宅が混在し、各国大使館が立ち並ぶエリアに「西麻布インターナショナルクリニック」はある。「インターナショナルという名称には、年齢や性別、国籍を問わず人を診るという意味を込めました」と院長の三上哲先生。救急医療や集中治療を専門とし、海外での診療経験も持つ、経験豊富な医師だ。同院ではその経験を生かし、内科、外科、小児科、泌尿器科を掲げ、幅広い疾患の患者に対応。また患者の「利便性」を図り、オンライン診療や通話アプリを使った医療相談も行っている。診療においては「ぬくもりのある医療」を大切にし、自分の家族を診るかのように患者に親身に接するよう心がける三上院長に、診療に対する熱い想いを語ってもらった。(取材日2020年9月1日)

年齢や性別、国籍を問わず、「人を診ること」を重視

まずは先生のご経歴をお聞かせください。

1

最初は脳神経外科か外科に進もうと思っていたのですが、順天堂大学医学部附属病院での初期研修を通して、救急医療と集中治療のやりがいに目覚めました。もともと僕の持つ医師のイメージは、「目の前の困っている人に何かしてあげられる人」。それで、年齢や性別、疾患を問わず幅広く対応できる救急医療の分野に進むことに決めたんです。その後、聖路加国際病院救命救急センターに所属し、内科疾患から外傷まで多岐にわたる急性期医療に従事。「どんなサインがあったら早く治療しなければいけないか」「より良い治療につなげるために、どういった情報を知らなければならないか」といった点について、臨床を行いながらリサーチすることにも取り組みました。

開業前は海外で診療されていたと伺いました。

1年半ほど上海に滞在し、クリニックで診療を行いました。上海を選んだのは、在留邦人が多い都市で、今後増えていくであろう海外在留邦人の医療ニーズを満たすための経験を積めると感じたから。また、隣国で大国でありながらもなかなか情報を得られなかったり、それ故の偏見や固定観念などもありましたので、実際に身を置いて、「中国人や中国文化、また外から見た日本を知りたい」という思いもありました。現地には内科の医師は多かったのですが、僕のように外傷なども含めて幅広く総合診療を提供する医師は少なかったこともあり、小児疾患や外傷の患者さんを数多く診療させていただきました。

クリニックの診療理念を教えていただけますか?

2

当院の診療テーマは、「人を診ること」。「インターナショナル」と聞くと敷居が高く感じるかもしれませんが、私はその言葉に「年齢や性別、国籍を問わず人を診る」という意味を込めました。外国の方だけではなく、誰もが困った時にかかれる「駆け込み寺」のようなクリニックをめざしているんです。そのために、患者さんやスタッフの安心・安全も重視。手指消毒やマスクの着用はもちろん、発熱などの症状がある人は時間帯を分けるなど、感染症対策も徹底しています。また、オンライン診療や通話アプリを使った医療相談も実施。患者さんの「利便性」を高めるようにも工夫していますね。ただ、そうした取り組みがうまくいくには、互いの信頼関係が欠かせません。それで、普段から患者さんとの「コミュニケーション」を大切にするよう心がけています。

自分の家族のように、患者に親身に接するよう心がける

どんな患者さんが来院されていますか?

3

近隣の方が多くいらっしゃっています。患者層は、新生児から生活習慣病を患うご高齢の方までさまざま。まずは、お子さんが来院されて、次にその子のお父さんやお母さん、さらにおじいちゃんやおばあちゃんがおみえになるという感じです。「三上先生に相談してみようかな」と思ってもらえることが一番大事なことと考えていますので、老若男女問わずいろいろな患者さんに来ていただけてありがたく思っています。

どんな相談にも気軽に応じてくださるのですね。

われわれは、「ゲートキーパー」であり「コーディネーター」。まずは相談していただいて、当院で診られるもの、診たほうがいいものを的確に判断し、産まれた時からお亡くなりになる時までその方に対して全人的なケアを行う、これがプライマリケアだと思うのです。おこがましいかもしれませんが、指揮者のような役割だと思っています。例えば、「この場面ではこんな演奏が必要だから、ピアノを強くしよう」というのと同じで、その患者さんに適した医療を提供するために、「頭と体を使う」ということ。その上で必要な場合には、専門の先生へと導きます。聖路加国際病院に加え、東京都立広尾病院や日本赤十字社医療センターとも緊密に連携していますので、安心してご相談いただきたいですね。

英語や中国語での対応も可能なのだとか。

4

「目の前の困っている人」をお助けできるよう、研修医時代から診られる病気や診られる人を増やしてきました。例えば、「風邪の人」「腕を脱臼した人」「頭をケガした人」をそれぞれ診られるようになる。それこそが医師としての僕の目標です。日本語だけでなく、英語や中国語でも説明できると、より多くの人を診られるようになりますよね。つまり、症例を増やすことも言語を増やすことも、僕の中では同じ方向性なんです。症状や国籍などに関わりなく、いろいろな人を診られるようになることをめざしています。

診療の際にはどんなことを心がけていますか?

「患者さんの目を見て話を聞く」「患部を触って診断する」など、当たり前のことが大切だと思うのです。実際そうするだけで、いくらか気持ちが楽になられる患者さんもいらっしゃいます。もちろん、新型コロナウイルス感染症が流行する今、手指消毒や手袋の着用といった感染症対策は不可欠ですが、基本的なスタンスは変わりません。また、病気の治療方法についていくつかの選択肢があって、患者さんが判断に迷われているようなら、「自分だったら、もしくは自分の家族だったらこうすると思います」とお伝えするようにもしています。患者さんを自分の家族のように診ていけば自然と良い診療につながると思うからです。

患者に寄り添う、「ぬくもりのある医療」を提供したい

先生はなぜ医師をめざされたのですか?

5

一番のきっかけは、「大切な人のことについて自分が最もよくわかりたい」と感じたこと。高校3年生の時に母方の祖母が脳腫瘍になったのですが、とても元気だった祖母がお見舞いに行った時には別人のようになっていました。それを心配して見守る母は、実母が病気になって誰よりも心配していましたが、実際に祖母の状況を一番把握していたのは、治療をしている「お医者さん」でした。それを見ていて、「大切な人、愛している人が大変な状況になった時、自分が最も状況をよく把握して助けられるようになりたい」と感じ、医師になることを決意しました。

印象に残っている患者さんは?

勤務医時代、2度心臓が止まった患者さんがいらっしゃいましたが、その方が今も毎年「先生のおかげで1年無事に過ごせました」とご連絡をくださるんです。その度に初心に返ることができますし、私自身の満足や誇りにもつながっていて、離れていても勇気づけられています。また、当クリニックの患者さんのお一人からは、「最期に先生に看取っていただきたい、そう思える先生に出会えて良かった」という言葉をいただきまして。医師冥利に尽きますし、地域のかかりつけ医として、患者さんの人生により近い形での医療に携わらせていただいていることを実感しました。

今後の展望や読者に向けたメッセージをお願いします。

6

医療の分野でこの地域のランドマーク的な存在になることが、僕の願い。当院には複数の医師が在籍し、内科、外科、小児科、泌尿器科など幅広い診療科目に対応しています。陸上競技に例えるなら、「十種競技」を行っているイメージ。今後は小児の泌尿器疾患の治療にも注力したいですね。近隣の保育園の園医も務めていますので、状況が許すようになれば、親御さんに向けた病気についての啓発活動も再開したいと思っています。インターネットなどにたくさんの医療情報があふれる今、皆さんがクリニックに求めるのは「ぬくもりのある医療」なのではないでしょうか。「三上先生に診てもらえて良かった」と思っていただけるよう、患者さんとの「信頼関係」を大切にするとともに、知識や技術をさらにブラッシュアップしていくことをめざしています。

Access