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井上 佳奈 院長の独自取材記事

西北テラス歯科

(西宮市/西宮北口駅)

最終更新日:2026/03/11

井上佳奈院長 西北テラス歯科 main

阪急神戸本線西宮北口駅から徒歩1分の「西北テラス歯科」。院長の井上佳奈先生は、広島大学歯学部を卒業後、一般歯科をはじめ口腔外科や訪問診療など何でも診る「町の歯医者さん」をめざし、複数の歯科医院で研鑽を積んできた。2024年に前院長の急逝を受け、同院を継承。「継承からの1年間は、本当に大変でした」とこれまでのことを話し、「今後は理想の歯科医院づくりに尽力していきたいです」と将来に向けた強い意志を語る井上院長に、理想とする歯科医院にしていくためのこだわりや診療への想いについて話を聞いた。

(取材日2026年2月16日)

「町の歯医者さん」に憧れ、開業をめざしてきた

まずは、これまでのご経歴を教えてください。

井上佳奈院長 西北テラス歯科1

広島大学歯学部を卒業後、広島大学病院で初期研修を受け、複数の歯科医院で研鑽を積みました。開業をめざしたのは、大学病院時代に研修先で出会った歯科医院の先生の影響が大きいですね。一般歯科はもちろん、口腔外科や訪問診療など何でも診る「ザ・町の歯医者さん」で、当時60歳を超えていたと思うのですが、昼休みに往診に行くなど積極的に診療されていました。その姿を見てすごいなと思いましたし、トータルで口腔内を管理できるのがすてきだなと感じましたね。実は、その先生に出会うまでは矯正歯科の道に進もうかと考えていたんです。ただ、私は矯正歯科だけでなく小さな虫歯や歯周病の治療も含めてトータルで診たかったんです。その想いをかなえるには、幅広く診療されている一般歯科の開業の先生方に学ぶのが一番だと考えました。

歯科医院を継承した経緯を教えてください。

2024年の6月に前院長とお会いして、年内の継承を目標に、まずは週1回の勤務医として働き始めたんです。10年以上いろいろな歯科医院に勤めてきましたが、自分のやりたい診療や患者さんに対する関わり方を考えた時に、勤務医でいる限り限界があると感じていました。数年前から開業先を探していたのですが良いご縁がなく、開業は厳しいかもしれないと感じていた時に出会ったのが、前院長です。当院はチェアが4台なのですが、患者さん一人ひとりに丁寧に向き合える、私にとって理想的な規模でした。当初は院内のことや患者さんのことをいろいろと教わってから継承する予定だったのですが、前院長が急逝されたため、勤務を始めて数ヵ月で当院を引き継ぐことになりました。急な継承だったので、引き継いでからの1年は本当に大変でしたね。

継承後のクリニックづくりで意識されたことは何ですか?

井上佳奈院長 西北テラス歯科2

また行こうと思ってもらえる場所にしたいなと思い、まずは院内の清掃から始めました。自分が歯科医院に行ったときに、汚いと嫌じゃないですか。定期的に床を清掃したり、歯科医院独特の匂いがしないように空気清浄機を置いたりと、心地良い空間をめざしました。また、1階の入り口には季節のお花を置き、その季節ごとに気をつけてほしいお口のトラブルについて黒板に書いています。当院のスタッフは全員女性なのですが、スタッフたちが「自分がこうだったらうれしいな」と思うことを実践してくれているんです。長年歯科医師をしている私にとっては当たり前のことも、患者さんからしたら疑問に感じることもありますよね。スタッフたちが患者さんの目線で意見をくれるのは、とてもありがたいことです。これからも女性ならではの視点で、些細なことにも気を配れる歯科医院でありたいと思っています。

継承して感じた予防の重要性と訪問診療の必要性

どんな患者さんが多く通われていますか?

井上佳奈院長 西北テラス歯科3

2歳のお子さんから90歳の方まで、幅広い年代の方に通っていただいています。私自身も2歳の子どもを育てているので、小さなお子さんの気持ちの動きや、どう声をかければ安心するのか、そして親として抱える不安も、以前より自然に理解できるようになりました。スタッフも小さなお子さんへの対応に慣れていますので、お子さま連れの方も安心して来ていただけると思います。また、メンテナンスで通ってくださる方もいらっしゃいますが、症状が出てから受診される方も多いと感じています。歯科医院は悪くなってから治療する場所というイメージがあるかもしれませんが、患者さんには、悪くならないようにするための場所だと思ってもらいたいんです。家でちゃんとメンテナンスができて、歯科医院にも定期的に通っていれば、仮に治療が必要になった時も少ない回数で治療が終わりますから、予防の大切さを伝えていきたいですね。

予防への関心を高めてもらうために工夫していることはありますか?

歯は自分からは見えませんから、いくら丁寧に説明されても患者さんはピンとこないと思うんです。ですから、ちゃんと目で見てわかるような説明と声かけを心がけています。例えば、クリーニングでは、どこに磨き残しがあるのか、どこが虫歯になっているのかを視覚的に認識してもらうことが大切です。そのため、患者さん自身の目で磨き残しを見てもらいながら説明するようにしています。自分の口の中がどうなっているのかがわかれば、より口腔内に興味を持ってもらえると思うので、口腔内カメラや口腔内スキャナーの導入も検討しています。

訪問診療も始められたそうですね。

井上佳奈院長 西北テラス歯科4

継承後に気づいたのですが、当院には手押し車やつえをついて来られるご高齢の方が多いんです。エレベーターがあるとはいえ、当院はバリアフリー設計ではないため、患者さんにご不便をおかけしているのが心苦しかったんです。私には訪問診療の経験があり、入れ歯の調整や口腔ケアは訪問診療でも十分に行えます。当院は駅前にあり、14時から17時までは比較的余裕があるため、その時間帯を使って週に1度訪問診療に対応することにしました。一人暮らしの方は元気に過ごしていらっしゃるかを確認できますし、診療に行くことで喜んでいただけたらとも思っています。コミュニケーションが取れる訪問診療っていいなと思いますね。当院には10年ほど訪問診療に従事してきたパートの方が在籍しているため、その経験と特性を生かして働ける場をつくりたいという思いもありました。スタッフ一人ひとりに合った輝ける場を提供することも、院長の大切な仕事ですから。

地域とともに年を重ね、「何もなくても行ける場所」に

診療において大切にしていることは何ですか?

井上佳奈院長 西北テラス歯科5

一番は、「患者さんのために」です。その人に合った治療を考え提供したいですし、自分の家族のように治療してあげたいと思っています。常に患者さんのことを考えるという基本方針はスタッフにも共有していて、「自分が患者さんだったら」と考えて、患者さんのためになることをするよう伝えています。また、私たちはどうしても後ろから声かけすることが多いので、診療では意識的に斜め前に回って、患者さんの目を見て話すように心がけています。マスクを着用しているため患者さんからはわからないかもしれませんが、にこやかな笑顔で接することも意識しています。歯科医院が苦手な人もいらっしゃるので、なるべくリラックスして受診いただけるようにしたいと思っています。

今後クリニックの強みにしていきたい治療はありますか?

トータルでいろいろなところを診られるのが私の強みだと思っています。口の中をトータルで診る時に、すべての診療に関係してくるのが矯正歯科なんです。一般歯科で治療していく上で必要な矯正歯科の知識を身につけたいとの思いから、現在力を入れて勉強しています。十数年歯科医師としてさまざまな患者さんを診てきた中で感じるのは、噛み合わせに問題があると、年を取った時に口腔内が崩壊することにつながるということです。だからこそ、小さい頃から噛み合わせや悪習癖を注意深く診ていくことが大切ですし、それを一から伝えていけるのが一般歯科であり、町の歯科医院だと感じています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

井上佳奈院長 西北テラス歯科6

私の理想の歯科医院にしていくことが一番の目標です。患者さん一人ひとりの診療時間を十分取りたいという私の思いを、継承から1年かけてクリニックに浸透させてきました。勤務医の頃から、私もスタッフも患者さんも含めて、皆が幸せな歯科医院をつくりたいと思っていました。皆で協力して、当院を「何もなくても行ける場所」にしたいと考えています。小さい頃から歯科医院に通う習慣をつけて、その子たちが親になった時に、その子どもたちがまた通ってくれるような、地域の方と一緒に年を重ね、ずっと長く付き合っていける歯科医院が私の理想です。しっかり口腔内を管理していく、かかりつけ歯科になりたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/15万円〜、成人矯正/70万円〜