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村田 憲将 院長の独自取材記事

かしわ歯の国デンタルクリニック

(柏市/南柏駅)

最終更新日:2020/04/01

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南柏駅から徒歩約10分。豊かな緑に囲まれて、スタイリッシュな外観が人目を引く「かしわ歯の国デンタルクリニック」は、2016年に院長である村田憲将先生が開いた歯科医院だ。歯科に総合的に対応するという同院の特徴は、口腔外科、矯正、義歯、インプラントなど、各科を専門とする歯科医師が集まり、チーム医療を行っていること。多くのクリニックでは大学病院を紹介されるような専門性の高い治療も、ほぼ院内で完結することができるという。村田院長に、開設にあたっての思いや診療にあたり大事にしていること、将来への展望について聞いてきた。
(取材日2018年5月17日)

各分野の専門チームがそろう「総合歯科クリニック」

2016年10月に開業されたんですね。

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はい。それまでは東京都港区・白金にあるホテル内の歯科医院に勤めていました。もともと開業というか、自分で事業を起こそうという思いはあり、就職した当初から「6年後には開業」と決めていたんです。私の地元がこちらなので場所はこちらにし、ファミリー層やご高齢の方が多い土地柄から、まずはファミリー層に少しでも親しみを持ってもらえるデザインやネーミングをと考えて、現在の形となりました。例えば、院内の絵本は青山にある子ども向け絵本やおもちゃを扱うお店とコラボしてそろえています。今年からは保育士が常駐するようになったりと、今も少しずつ変化しています。

「総合歯科クリニック」とは具体的にどういうことでしょうか?

特徴は、歯が痛い、腫れたといった日常的なトラブルを診る歯科のほか、口腔外科、義歯、インプラント、矯正……と各分野の専門チームがそろっていることです。ですから、専門的な治療もほぼすべて院内で対応できます。例えば外科なら、埋伏歯の治療や根管治療でも治らない根尖性歯周炎の治療法である歯根端切除など、個人クリニックなら大学病院に依頼するのが一般的なものも、院内で治療が可能です。患者さんの立場になると、大学病院を紹介されても行くのが大変ですし、また歯科は医科とは違って、大学病院の技術が最先端とも限りません。ならば、大学病院と町のクリニックの真ん中の存在として、総合歯科クリニックがいいだろうと思ったんですね。現在は、一般歯科は私を含め歯科医師2人、口腔外科2人、矯正2人、インプラントは母校の専門チームが担当しており、入れ歯と自費診療の補綴物作成は専門の技工士が行っています。

各分野のプロフェッショナルがそろっているわけですね。

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勉強して知識や技術を高めることももちろん大事なのですが、私はもともと総合的な診療を行う歯科医師。どんなに努力しても、何か一つ専門分野をもって10年、20年とやっている先生のレベルに達するには、膨大な時間がかかります。なら、自分で身につけるより専門家を雇ったほうがいいじゃないか、という考えです。何より大切なのは、院長が何でもできることではなく、患者さんが来た時に院としてどんな症例にも対応できることですからね。当院では、1人ですべてを診るのではなく、1人の患者さんを各分野がチームで診ていきます。院内ですがセカンドオピニオンのような形になっているので、その分安心感も感じていただけるのではないでしょうか。

常に心がけているのは「理解してもらえる説明」

どんな患者さんが多いのですか?

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最初の1年は治療メインの方が多かったのですが、2年目からは、予防やメンテナンスがメインの方も徐々に増えているかなというところです。これは歯科も医科もそうですが、日本の保険制度内で行われている「治療」は対症療法。痛いから痛みを取るとか、咳が出るから咳を取るといった症状に対する治療であって、根本原因を解決しようというものではありません。保険制度は、根本治療をカバーしていないんですね。ですから、症状が出てから来るのではなく、そもそも治療が必要にならないように、予防やメンテナンスに病院・クリニックを利用してもらうことは非常に大切だと思っています。患者さんは近隣の方が一番多いですが、各専門分野の治療では紹介で来られる方、遠方の方もいらっしゃいます。年代は、小さな子どもからご高齢の方までさまざまです。

患者さんと接する上で何を大事にされていますか?

ただ説明するだけでなく、理解してもらえるように伝えることを大事にしています。例えば、歯のメンテナンスの重要性なら車検に例えて話をするなど、極力専門用語は使わず、その方がイメージしやすいものに置き換えて説明するなどですね。設備のほうでも、今後自費診療の歯型作製については、スキャンすればすぐ目の前のモニターで確認できるデジタル化システムを導入予定です。視覚化することで、理解してもらいやすくなりますからね。またいろいろと選択肢があることも多いので、カウンセリングに時間をかけています。初診自体も1時間取りますし、治療説明や最終的な自費の場合の費用の説明なども、専用ルームでトリートメントコーディネーターが約1時間かけてすべて説明するので、相談している時間は結構長いです。

治療はどんなふうに進みますか?

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問診から入り、唾液検査や口腔内写真、エックス線撮影など必要な検査をします。痛ければまず応急処置しますが、そうでなければ過去と今の症状や状況についてお聞きし、そうすると今後どんなことが起こるかある程度予想できるので、予想の話をするという感じですね。ぱっと見て「穴が空いていますね。削って埋めましょう」では、なぜ穴が空いたのか、虫歯だったならなぜ虫歯になったのかがわかりません。起きている症状には必ず原因があるので、初診ではまず原因を明らかにし、それを説明して理解してもらった上で、どう取り除いていくかをお話しします。理解が深まることで患者さんの歯科治療に対する優先順位が上がるというか、自分の口内や健康に興味を持ち、本気で取り組もうという意識にもつながります。それなくしては、いくら歯科医師が頑張っても良くはならないので、本当に大事なところだと思っています。

歯は再生しないからこそ、予防を大切に

先生が歯科医師をめざしたきっかけは?

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通っていた中学・高校に医療系をめざす人が多かったことでしょうか。最初は医師の道も考えましたが、勤務医になるより自分で事業をしたい、経営したいという思いがあったので、ならば開業時期が遅くなる医師より歯科医師がいいかなと。また、大学病院に残らなくても最先端の治療を行える点でも、歯科医師を選びました。

現在、強化している分野はありますか?

口腔筋機能療法(MFT)ですね。矯正専門の歯科医師と保育士を中心に、口呼吸の改善や正しい飲み込み方の指導、舌や口の周りの筋肉をトレーニングすることで、歯並びの改善や予防を図っています。

今後の展望をお聞かせください。

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まずは嚥下(飲み込み)への取り組みです。歯を治してもうまく飲み込めないと意味がないので、言語聴覚士と口腔リハビリテーションの専門家を加え、嚥下の検査と機能低下予防を進めていく計画です。そうするとご高齢の患者さんも増えるでしょうから、送迎サービスも必要ですね。また、口は体の入り口であり、姿勢や整体とも深いつながりがあると考えられるので、私自身がフランチャイズ接骨院のオーナーになって、歯科と連携して全身を診ていくことも考えています。納得のいくサービスを提供するには、事業者と連携するよりも自分でやったほうがいいかなと思うんです。どこまで行けるかわかりませんが、将来的には医療だけでなく人が集まってのんびり過ごせるコミュニティー、医療とリハビリテーション、予防、憩いの場がそろった複合施設のようになっていければと考えています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

当院の患者さんみんなに言っていることですが、歯科と医科は別に考えたほうがいいです。医科領域では何か体にトラブルが起きる、例えば風邪をひいたとしても、内科に行って、治れば元の体に戻りますよね。けれど歯科領域では、虫歯も感染症ですが、一回歯が溶けて穴が空いてしまったら自然治癒することはありません。治療して穴を埋めることはできますが、元には戻せず、人工物に置き換えて元の状態に近づけることしかできない。治療すればするだけ体の一部を失って、人工物に置き換わってしまうんですね。だから一括りに「悪くなってから治療に行こう」と考えるのではなく、治療しなくても済むように、予防・メンテナンスを大事にしてほしい。治療だけでなく、予防のための場所としても歯科医院を活用してもらえればと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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