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木村 英夫 院長の独自取材記事

高屋クリニック

(岡山市中区/高島駅)

最終更新日:2023/07/25

木村英夫院長 高屋クリニック main

岡山市街地から国道250号線(旧2号線)を東岡山方面へ車で約15分。岡山市中区の住宅街にある「高屋クリニック」は、2016年に開業した総合内科クリニック。診療内容は総合内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科を中心に、禁煙・睡眠時無呼吸症候群・更年期障害・リハビリテーションにも力を入れている。勤務医時代に総合内科・循環器内科・在宅医療を中心に研鑽を積んだ木村英夫院長は、患者の様子から鋭敏に小さな異変を見つけ出し、治療履歴などを詳細に記録することで、中長期的な視点に立った質の高い医療サービスを提供し続けている。「この地域の健康寿命をどこの地域よりも長く保つことをめざしています」と、話す木村院長。そのための努力は一切惜しまないという木村院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2023年3月9日)

これまでの経験を生かし幅広い年代の多様な主訴に対応

2016年開業ということですが、この地を選んだ理由を教えてください。

木村英夫院長 高屋クリニック1

この地域はお子さまから高齢者まで幅広い世代の方が多く住んでいらっしゃいますし、大通り沿いにはさまざまな企業もあります。私自身も長年この地域になじみがありましたので、現在まで培ってきた幅広い臨床経験を駆使して、この地域の健康寿命をほかのどの地域よりも延伸し、いつまでもご自宅で元気に過ごしていただく方を増やし続けるという貢献を実現するための機会が多いことから、高屋というこの地に開業を決めました。この地域でこれからも、かかりつけ医として患者さまのそばでいつも患者さまを見守りサポートし続けます。

年齢層や患者さんの症状を教えてください。

この地域に多くお住まいになられている子育て世代のご家族、近隣に企業が多いため働く現役世代の方、高齢の方まで幅広い年齢層の方が来られています。症状としては、血圧・コレステロール・中性脂肪・尿酸・血糖が高いなどの慢性症状、不眠・ほてり・動悸・めまいなどの更年期障害、そのほか日中の眠気・倦怠感がとれない睡眠時無呼吸症候群の疑いのある方、のどが痛い・鼻水が出る・咳が止まらないなど風邪の方、息が切れて全力が出せない方、足腰が弱って日常生活に困っている方が主に多く来られます。また、発熱なさっている方も多くご来院いただいていますが、発熱なさっていない方とは一切接触しない方式で受付からお薬の受け取り・お会計まで済ませられますので安心だとのお声をいただいています。

心臓・血管の病気も診られるんですね。

木村英夫院長 高屋クリニック2

私は、大学卒業後、すぐに岡山大学の循環器内科に入局し、心臓が弱っていく患者さまを治すためにはどうしたらいいか、集中治療室でないと命が保てない患者さまが退院し、二度と入院しなくて済むようにするためにはどうしたらいいか、日夜、そのベッドの傍らで勉強してきました。従って、さまざまな疾患に対応する中で、あえて挙げるとすれば心臓・血管疾患は得意分野の一つと言えます。ただ、体の不調に関することはなんでも相談していただけるよう心臓・血管の疾患のみならず、呼吸器内科・消化器内科・風邪などの一般的な内科まで幅広く診療しています。病気のみに目を奪われず、その人全体を包括的に診て、体調を整え続けることが大切だと考えています。

地域の健康寿命を長く保つために

理念を教えてください。

木村英夫院長 高屋クリニック3

当院は「この地域の健康寿命をどの地域よりも長く保つ」ということをモットーに掲げています。年齢を重ねていくと、さまざまな診療科にかかることが多くなります。患者さまは、それぞれの科から得たご自身の情報について、関連性や重要度がわかりづらくなっていくことが多いのです。そこで、医療知識のある私たちが、重要な情報は何かを判断・整理し、患者さまにわかりやすく、そして何度も伝える必要があると考えています。

診療の際に心がけていることは何ですか?

先入観で物事を捉えない、自分の尺度で判断を狭めないように心がけています。それは一度診断した病気に対してもそうです。診立てに間違いがないか常に探り続けることも大切だと感じています。その方の症状・生活環境をしっかり診て、適切な検査や治療を行うことを大切にしています。当院では力不足と判断した場合には、躊躇なく患者さまにとって適切な医療機関へ詳細な診療情報を提供し、お力をお借りし、患者さまにとってできる限りの良い結果が得られるよう努力しています。

電子カルテをはじめ、さまざまな機器を導入されているそうですね。

木村英夫院長 高屋クリニック4

当院では電子機器を駆使して、患者さまの情報を細かく記録しています。病名や治療内容、過去に処方した薬、インフルエンザなどのワクチンをいつ打ったのか、実施した検査などの医療に関することは詳細に記録します。一見無関係に見えることでも、病気につながってくる可能性があります。診察時は常に患者さまと向き合って表情を見ながら会話をして、その横で看護スタッフが電子カルテに記入する体制をとっています。患者さまの表情から読み取れる感覚的なことと、デジタルで記録していく情報の両面を合わせ、些細な変化も見逃さないように努力しています。また、患者さまのスマートフォンによる事前問診も導入しています。診療前に症状や服用中の薬などの質問に答えておいてもらうことで待ち時間の短縮と病状に適切な質の高い医療サービス提供に役立っています。

優秀なスタッフとともに理念の実現をめざす

感染症対策について教えてください。

木村英夫院長 高屋クリニック5

当院では、発熱者専用外来と一般外来で完全に分離し、空気をも共有しない完全隔離で診察をしています。来院前に風邪症状の有無を電話かインターホンでお聞きし、風邪症状がある場合、お車でお越しの場合はお車で、そうでない場合は特設テントの中でお待ちいただき診察、お薬をお渡ししてお帰りいただけるようにしています。当院は院内処方ですので、改めて薬局に行き待つ必要もありません。

院内の工夫はありますか?

待合室の椅子は、一人ひとりが独立して座れるようになっており、各椅子の間にはパーティションを設置することで、患者さま同士の感染の防止につなげ、プライバシーも確保しています。カウンターを設置し、コンセント電源も各席にご用意し、仮に待ち時間が発生した際に、パソコン作業や書き物ができるようにしています。空気清浄機としては、オゾン発生器、次亜塩素酸空間除菌・脱臭機、ウイルスを吸引したら排出をしない陰圧室用空気清浄機、高圧電流を活用した空気清浄機など複数台導入しています。感染症予防には湿度も重要ですので、湿度調整器も導入しています。これまで院内感染いわゆるクラスターは発生していません。

今後の目標もお願いします。

木村英夫院長 高屋クリニック6

当院のスタッフは、ほぼ全員看護師です。本当に運が良く、優秀で経験豊富な方ばかりが集まってくれました。一人ひとりが患者さまの健康をしっかりとサポートしていきたいという強い気持ちで、チームとして最善の医療の提供に努めています。新型コロナウイルス感染症の流行下において、数多くの患者さまが一度に来院なさった時でも、当院のスタッフがあらかじめ電話を受け、そこから必要と思われるお薬を予測し準備をするなど、さまざまなサポートをしてくれました。そのおかげで全員無事に乗り切ることができました。これからも今まで同様チーム一丸となって、地域の方の健康増進に力を尽くし、より良いクリニックにしていきたいと思います。

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