本笠寺と本星崎からそれぞれ徒歩10分の「かすばたクリニック」は2016年12月に開院したばかり。大きな窓からは日差しが明るく差し込み、天井も高く、開放的な印象だ。腎臓を専門に透析医療でのさまざまな慢性疾患の治療を経験してきたベテラン医師である山田師生（やまだのりお）院長は、「生活習慣病は『治す』のではなく『一生つきあっていく』病気、患者一人ひとりとのコミュニケーション、メンタルケアが大切」と語る。年齢も、症状も全く異なる患者が来院するため、一人ひとりに丁寧に話を聞いて、症状、経済的なことも配慮して対応。「丁寧な対応をしながらも患者さまを待たせないことが課題」と語る山田院長は、終始物腰が柔らかく謙虚な印象であった。治療にかける思いをたっぷりと語ってもらった。

（取材日2017年7月12日）