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田邉 祐資 院長の独自取材記事

だるま眼科

(高崎市/北高崎駅)

最終更新日:2022/03/22

田邉祐資院長 だるま眼科 main

北高崎駅から徒歩1分、商業施設の多いこの地に位置する「だるま眼科」は、眼科を標榜し幅広い目の疾患を診療している。院長の田邉祐資先生は群馬県高崎市出身で、山形大学医学部を卒業後、山形県立中央病院で研鑽を積んできた。また山形大学大学院を修了し、医学博士を取得。日本眼科学会認定眼科専門医として、新しい技術を取り入れた幅広い診療を行う。2016年に開業した同院では、白内障、緑内障、ドライアイなどさまざまな疾患の診療を熱心に行うほか、患者の通いやすさを追求。45台分の広々とした駐車場を設けているのはもちろん、クリニックから車で30分圏内であれば、送迎に対応するなどの取り組みを行う。今回は田邉院長に開業までの経緯や特に力を入れている診療、今後の展望などについて聞いた。

(取材日2021年12月21日)

幅広い診療と通いやすさを提供したい

まずは開業までの経緯について教えてください。

田邉祐資院長 だるま眼科1

もともと私自身高校までは高崎市にいましたので、「医師として一人前になったら地元で開業しよう」と思っていました。山形大学医学部を卒業後は、山形県にある病院の中でも特に規模が大きい「山形県立中央病院」の眼科で10年ほど研鑽を積んできました。ここでは白内障や緑内障など一般的な眼科疾患の診療を幅広く行ってきましたし、未熟児の診療や三次救急の重篤な患者さんなども受け入れていたため、本当に多くの経験をさせていただきましたね。在籍当時に東日本大震災も経験したので、仙台など東北のさまざまな地域から患者さんが搬送されてきて対応することもありました。その後地元である群馬県に戻り、同じ眼科の医師である妻とともに飯塚町で開業することに決めました。飯塚町は人も多く、活気がありいい所だと思っています。

いらっしゃる患者層や主訴について教えてください。

患者層としては0歳から100歳近くの方まで本当に幅広いですね。もともと高齢の方が多い地域なので、高齢の患者さんは特に多く、加齢とともに増えやすい白内障や緑内障といった病気の治療は熱心に行っています。また、お若い方だと目の乾きや疲れを主訴にお越しになる方も多く、現代病ともいえるドライアイのご相談が多くなりますね。あとは、糖尿病による失明を防ぐための治療や視力低下を引き起こす加齢黄斑変性の治療など、幅広い診療を行っていますので、さまざまな主訴を抱えた患者さんがいらっしゃいます。主に目の中の診療は私が、まぶたなど目の外の診療は妻で副院長の田邉智子先生が行っています。

こちらでは通いやすさを追求していると伺いました。

田邉祐資院長 だるま眼科2

当院では患者さんに快適に通っていただけるよう、さまざまな取り組みを行っています。特徴的なのは、片道30分圏内の患者さんを対象とした送迎ですね。2019年頃から始め、当初は自動車1台で行っていましたが、好評のため現在は3台で行っています。定期通院で利用される方もいらっしゃいますし、日帰り手術など自身での運転が困難なときに利用される方もいます。あとは眼科に「待ち時間が長い」というイメージを抱く方も多いので、待ち時間が短くなるような工夫をしています。今は感染症の流行もありますから、特に患者さんの滞在時間を短くすることを意識していますね。具体的には、視力計や視野計といった機器の台数を増やしたり、目の検査をする視能訓練士の人数を増やしたりしました。また初診の方でも通いやすいよう、スマートフォンで簡単に予約が取れるシステムを導入しています。

患者の不安を取り除き、希望に応えることをめざす

熱心に行っているという白内障治療について教えてください。

田邉祐資院長 だるま眼科3

当院では白内障に対するさまざまな治療方法を取り入れ、患者さんの希望を伺いながら治療方針を決定しています。特徴的な治療方法としては、レーザーを使った手術が挙げられるでしょうか。通常、白内障の手術はメスを使って行うことが多いのですが、当院ではより精度の高い手術ができるよう、専用のレーザーを使用して行うこともあります。手術時に入れる眼内レンズも保険適用の単焦点のものだけでなく、自由診療の複数の焦点を持つレンズも導入しています。焦点が多いレンズの場合は老眼鏡が不要のため、術後眼鏡を掛けたくない方にはお勧めですね。「手術は怖い」という方も多いので、当院では気分を落ち着けるためガスによる笑気麻酔を行ってから部分麻酔を行うなど、不安を取り除いた上で手術を行うようにしています。手術時間自体は10分程度で、術後も通常は「目がゴロゴロする」程度の違和感で済みますので、安心して手術を受けていただきたいですね。

緑内障の治療も多く行っているそうですね。

はい。緑内障は日本人の失明の原因第1位ともいわれる病気ですが、40歳以上になると20人に1人、70歳以上になると7人に1人に生じるともいわれる決して珍しくない病気です。ただし、初期段階では自覚症状に乏しいため、実際に診断・治療を受けている方は緑内障患者の10%程度といわれています。そこで当院では緑内障をできるだけ早く発見し、継続して治療を受けていただけるように工夫しています。治療内容としては目薬による点眼治療、レーザー治療のほか、手術治療を行うことも。どれも緑内障を完全に治す治療ではありませんが、進行や視力の低下を抑えることが期待できます。緑内障に対する手術治療を行っているクリニックは珍しいかもしれませんね。健康診断の眼底検査で引っかかった方や、目のかすみが気になる方は、一度眼科を受診して詳しい検査を受けていただきたいです。

ドライアイの相談も多いと聞きました。

田邉祐資院長 だるま眼科4

ドライアイの基本的な治療は目薬による点眼治療や、涙の量を調節する「涙点」を塞ぐ目的の「涙点プラグ」の装着などです。しかし、これらの治療を行っても改善につながらない患者さんも多いのです。当院ではこういった患者さんのご相談も積極的にお受けしています。新しい知見も取り入れながら、患者さんの希望に沿ったアプローチが提供できるよう心がけていきたいですね。

目の健康の重要性を伝えるために

先生が眼科の医師になったきっかけを教えてください。

田邉祐資院長 だるま眼科5

研修医の頃に、手術の面白さを実感したことが大きなきっかけですね。手技としても学びがいがあり楽しいと感じましたし、何より患者さんと一対一で向き合えるところがいいなと思いました。手術をすると患者さんが喜んでくださるので、私も「やって良かった」と思えましたし、やりがいを感じたのです。もともと目は見えなくなると生活に大きな支障が生じるため、重要な部分だという認識がありましたが、実際に眼科の医師として働いてみると、治療をきっかけに雰囲気が明るくなる患者さんや、おしゃれをするようになる患者さんなどもいらっしゃるので、改めて目の健康の重要性を感じます。患者さんが生き生きとした姿を見せてくださるのは、本当にうれしいですね。

目の健康のために大切なことは何でしょうか。

目の不調は本人が自覚しにくいことも少なくありません。例えば、合わない眼鏡やコンタクトレンズをしていると視力が低下しやすいので、1〜2年に一度は眼科を受診していただきたいですね。また、そのタイミングで検診も受けていただき、緑内障などの病気の早期発見にも役立てていただきたいです。目の疲れなども肩凝りの原因になることがあるので、まずは眼科に気軽に相談してほしいと思いますね。あと、お子さんの場合はスマートフォンなど小さな画面を見続けていると、斜視や近視になりやすい傾向があります。映像を見るときはできるだけ大きい画面で見ることを心がけるなど、工夫をしてほしいです。私にも3人の子どもがいるのですが、スマートフォンの画面を長く見すぎないよう伝えています。

最後に読者へのメッセージや今後の展望をお願いいたします。

田邉祐資院長 だるま眼科6

当院はこれからも患者さんに安心して通っていただけるようなクリニックをめざします。より通いやすさを追求するほか、新しいより良い治療も積極的に取り入れてまいりますので、些細なことでもお気軽にご相談ください。また、当院では一般の方に目についてより理解を深めていただけるよう、動画配信サイトでの動画投稿なども行っています。このような取り組みから、多くの方へ目の健康の重要性を伝えていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズ(片目、レーザー手術)/55万円〜

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