一人ひとりの希望に合った
マウスピース型装置を用いた矯正
恵比寿南橋デンタルクリニック
(渋谷区/恵比寿駅)
最終更新日:2023/08/10


- 自由診療
歯並びや噛み合わせが気になりつつも、矯正中の見た目を気にして従来型の矯正には踏み切れなかったという人で、マウスピース型装置を用いた矯正に興味を持っている人も多いだろう。透明の樹脂製マウスピースを用いて歯列を整えることをめざし、歯列全体だけでなく、部分的な矯正も可能であり、矯正期間や費用を抑えることも図れるという。「マウスピース型装置を用いた矯正では、適切な診断に基づく選択と、歯科医師と患者さんの間の信頼関係が何より重要となります」と話すのは、「恵比寿南橋デンタルクリニック」の青柳隆院長。近年特にニーズが高まっているというマウスピース型装置を用いた矯正について、その種類や特徴について詳しく聞いた。
(取材日2023年8月1日)
目次
適切な診断に基づく選択と、歯科医師との信頼関係が重要
- Q貴院で受けられる矯正には、どのような種類がありますか?
-
A
▲患者の希望に合わせた矯正治療方法を提案する青柳院長
月に2回診療を担当するワイヤー矯正から、口腔用スキャナーを用いてマウスピース型装置を使って行う矯正まで、幅広く提供しています。マウスピース型装置を用いた矯正では、歯列全体を対象とした矯正に加えて、気になる部分のみを対象とした部分矯正にも対応可能です。特に、前歯の並びや角度、歯列面の凹凸を整えたいといったニーズでは、3〜6ヵ月と短期間で完了がめざせるケースもあります。マウスピース型装置での対応が難しい場合に、従来のワイヤーを用いた矯正で対応を検討するということもできますよ。
- Qどんな方がマウスピース型装置を用いた矯正を選ばれるのですか?
-
A
▲マウスピース型装置は目立ちにくいことがメリット
人前に立つお仕事などでワイヤー・ブラケットなどの目立つ装置の装着を避けたいという方が、マウスピース型装置を用いた矯正を選ばれることが多いですね。以前から歯並びを懸念しつつも、矯正中の見た目が気になってなかなか矯正に前向きになれなかったという方が、近年の普及により「マウスピース型装置での矯正ならば」と相談に来られるケースも少なくありません。透明な樹脂製のマウスピース型装置は、装着していてもほとんど目立つことはありませんし、食事の際などには取り外すことも可能ですから、気軽に取り組めるでしょう。また、前歯のみなど、大きな動きは必要ないという方にも、マウスピース型装置による部分矯正が選ばれています。
- Q矯正方法が多くて迷ってしまいそうですね。
-
A
▲歯並びのデータを採り、丁寧に説明する
確かに矯正方法が広がったことで、選択に迷われる方はいらっしゃいます。ただし、すべての方にすべての方法が適用できるとは限らず、症例によっては適するケースが決まっていることも。当院では、患者さんの希望を伺いつつ、専門の歯科医師とも相談しながら、ケースバイケースでお一人お一人にとってベストの方法を選ぶお手伝いをしています。矯正方法を選ぶ際に何より重要となるのは診断です。歯科用CTや口腔内スキャナーで得られたデータを活用しながらお口の中の状態を適切に捉え、可能な限りの選択肢をご提示します。その上で、それぞれのメリットとデメリットを合わせて丁寧にご説明し、納得のいく矯正をめざしています。
- Qマウスピース型装置による矯正の流れを教えてください。
-
A
▲矯正治療前の検査や診察にも注力する
当院では、矯正を始める前に、必ず歯周病の一般治療とエックス線撮影による歯根の長さチェックを行っています。歯根が短いと、矯正中に歯がぐらつくなどのトラブルの原因に。また、歯周病がある状態で矯正を開始してしまうと、歯周病を悪化させることもあるのです。その後、お口の中をスキャンしてシミュレーションし、スペースの確保などを念頭において、装置を発注します。完成した装置が届いたら装着し、ご自身でも適切に着脱できるようある程度練習していただいた後に、だいたい1ヵ月分となる4つの装置をお渡しします。7〜10日おきに装置を交換し、1ヵ月間隔をめどに確認のため定期的に通院していただくことになります。
- Q貴院のマウスピース型装置を用いた矯正の特徴を教えてください。
-
A
▲矯正専門の歯科医師などとチームとなって、多方面からサポート
矯正専門の歯科医師も在籍しているので、適切な診断に基づく適切な矯正をご提案できるのが特徴です。また、装置を装着する際や交換する際には違和感や痛みを感じることもありますが、その辺りは事前に説明してある程度覚悟を持って臨んでいただくようにしています。マウスピース型装置を用いた矯正では、患者さん自身が自覚を持って適切に装置の装着を続けることが求められます。ただし、こちらから厳しく指導することは避け、余裕を持ってあえて緩めに接しながら、あくまで本人の自覚を引き出せるような情報をご提供する程度にとどめます。少しでも良くなっている点をお伝えし、先の見通しを共有することで本人の意識向上をめざしています。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/93万5000円~、ワイヤーを用いた矯正/70万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。