十川 裕平 副院長、十川 栞 先生の独自取材記事
そがわ歯科
(板野郡上板町/板野駅)
最終更新日:2023/12/27
徳島県道14号松茂吉野線沿い、複数集うテナントの一番東側にあるのが「そがわ歯科」だ。2015年に十川清院長が開業した同院に、2022年からは十川裕平副院長と十川栞先生が加わりさらにパワーアップ。3人の歯科医師とスタッフたちが、力を合わせて地域の人々の口腔内の健康を支えている。子どもから高齢者まで、幅広い世代が家族ぐるみで訪れる同院。清潔感あふれる広々とした院内には、所々に観葉植物が置かれ、歯科医院が苦手な人でもリラックスして過ごすことができそうな雰囲気だ。取材では、同院の未来を担う立場の裕平副院長と栞先生に、歯科医師としてのこれまでの経験や、注力する小児矯正、診療方針などについてたっぷりと聞いた。
(取材日2023年11月10日)
子どもから高齢者まで、家族ぐるみで通える歯科医院
まずは貴院についてご紹介ください。
【裕平副院長】当院は、2015年に父の十川清院長が開業した歯科医院です。2022年に私が副院長として入職するとともに、妻の十川栞先生も加わりました。現在は、院長と私たち、歯科医師3人体制で連携を図りながら診療を行っています。虫歯・歯周病治療といった一般的な歯科治療はもちろん、小児歯科、予防歯科、審美歯科、歯列矯正、インプラント治療、根管治療など幅広く手がけています。訪問歯科にも対応していますよ。今まで当院に通院されていたけれど、足腰が不自由になったなどの理由でお越しいただけなくなった方のご自宅に、院長と歯科衛生士の2人で赴き、口腔ケアをさせていただくケースが多いですね。
将来を見据えた意気込みをお聞かせください。
【裕平副院長】将来的には自分が当院を継ぐことを見据えて仕事にあたっています。院長は、歯科医師としてキャリアを積んだ現在でも、学び続けることを大切にしていて、仕事に対して常に本気。そんなところをとても尊敬しています。そういった院長の真摯な姿勢を受け継ぎながら、患者さんの信頼を得られるような丁寧な治療を継続していきたいと思っています。家族ぐるみでお越しいただけるような、地域密着型の歯科医院でありたいですね。
【栞先生】スタッフとのチームワークを大切に、良い雰囲気の中で患者さんにご満足いただけるような治療を行いたいと思っています。スタッフとも患者さんとも良好な関係を築きながら、地域の歯科医療に貢献することが目標です。小さなお子さん連れの方からご高齢の方まで、安心してお越しいただける環境づくりに努めていきます。
お子さんも広く受け入れていらっしゃるそうですね。
【裕平副院長】ええ。私と栞先生がお子さんの治療を担当することが多いです。私たちは以前の勤務先で、お子さんの治療を多数経験してきましたので、そこでの学びを生かしながら、「怖くない、痛くない、優しい治療」をめざしています。
【栞先生】お子さんの治療において、ご本人はもちろん、親御さんとのコミュニケーションもとても大切です。治療方針についてしっかりご説明するとともに、ご自宅でのケアについて丁寧にレクチャーすることを心がけています。待合室にはキッズスペースがありますので、小さなお子さん連れの方も安心してお越しいただけたらと思います。
顎の成長を利用した小児矯正に力を注ぐ
お2人は、和歌山県の歯科医院で修業を積まれたそうですが、そこではどんなことを学ばれたのでしょうか。
【裕平副院長】和歌山の歯科医院では、歯科医師としての仕事を一から教えていただきましたね。そこは特に見た目だけではなく、機能的にも美しい歯列矯正を強みにしていました。歯列矯正以外においても、治療箇所のみに着目するのではなく、口腔内全体を捉えて、バランスの良い治療をするという視点で学べたのは、自分にとって大きな財産です。例えば全体的に虫歯になっていて、治療によって噛み合わせが大きく変わってしまうような大がかりなケースでも、自信を持って取り組めるのは、その時にたくさん経験を積んだおかげです。
【栞先生】私も副院長と同様に、歯科治療について何から何まで教えていただきました。歯科医師としての業務の前に、声出しや掃除などを通して、人として大切なことを指導していただいたことも印象深いです。また、副院長とともに当院に入職することを決めていたので、経営やスタッフ教育といった組織づくりについても学びました。
顎の成長を活用した小児矯正に取り組んでおられるそうですね。
【裕平副院長】ええ。顎顔面口腔育成治療とも呼ばれるもので、成長期を利用して顎の発達を促す方法です。一般的に、大人の歯が生えそろってからの矯正ですと、顎の大きさはある程度決まっていて、歯をきれいに並べるスペースを確保するためには、健康な歯を抜歯せざるを得ないケースも少なくありません。当院では、健康な歯を失うことをできる限り避けるため、顎の環境を整えることを大切にしています。中学生になると部活や塾などで忙しくなると思いますので、じっくり治療に取り組める時間を確保できる、小学生のうちに取り組むことをお勧めしています。特に出っ歯や受け口のお子さんに適していますので、気になる方はぜひご相談ください。
ほかに、力を入れている治療はありますか?
【裕平副院長】一つは、予防歯科です。歯を失わないためにも、虫歯や歯周病が重症化する前に手を打つことがとても重要。当院では、歯科医師が歯科衛生士と密に連携しながら、口腔内のケアを行っています。もう一つは、先進機器を活用した検査と治療です。例えばマイクロスコープは、肉眼では見ることのできない細かな部分を確認できるため、根管治療などに有用です。治療中の様子を録画することもできるので、患者さんへのご説明にも役立てていますよ。CTは、口腔内を3次元的に確認できるので、顎顔面口腔育成治療を行う上で欠かせません。先進機器には利点がたくさんあるため、積極的に取り入れるようにしているんです。
患者への説明を重視し、納得を得た上で治療を開始
診療を行う上で特に大切にされているのはどのようなことでしょうか。
【裕平副院長】口腔内の状態を全体的に把握するということですね。患者さんの中には、症状のある箇所だけ治療してほしいと希望される方もいらっしゃいます。しかし大本の原因は、そこではなく別の部分にあるというケースも少なくありません。そのような場合は、症状のある部分だけではなく、全体を通して必要だと思われる治療のお話をするようにしています。その上でどのような治療をするか、相談しながら患者さんと決めていくという形です。
【栞先生】私も、説明すべきことはしっかり説明するということを大切にしています。基本的には、まずこちらが考えるベストな治療をご提案させていただきます。その上で、患者さんのご希望や考え方も踏まえながら相談して治療方針を決定。ご本人の納得を得た上で治療を行います。
休日は、どのような方法でリフレッシュされていますか?
【裕平副院長】リフレッシュといえば魚釣りでしょうか。よく釣るのはスズキという魚です。妻と野球観戦をして好きな球団を応援することも多いですね。また先日赤ちゃんが生まれたので、今後は妻と協力しながら子育てを頑張っていきたいと思っています。
【栞先生】外に出かけるのが好きなので、買い物がてらお出かけを楽しむことが多いです。コロナ禍前はライブ観戦にもよく行っていました。最近はもっぱら、赤ちゃんのことばかりですね。子育ても仕事も自分のペースで頑張っていきたいと思っています。
最後に、読者へメッセージをお願いいたします。
【裕平副院長】歯科医院が苦手な人でも大丈夫なよう、痛みに配慮しながら優しい治療に努めています。小さなお子さんからご高齢の方まで、ご家族皆さんで安心してお越しいただけるような歯科医院をめざしていますので、どうぞお気軽にお越しください。
【栞先生】丁寧な説明を心がけるとともに、患者さんがしっかりご納得されてから治療を進めることを大切にしています。また、歯科医院が苦手な方でも過ごしやすいと思っていただけるような歯科医院づくりを目標としています。相談や検査だけでも大丈夫ですので、気になることのある方はぜひご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/19万8,000円〜、ホワイトニング/2万2,000円〜、歯列矯正/66万円〜、顎顔面口腔育成治療/77万円〜