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寺田 真也 院長の独自取材記事

てらだ歯科クリニック

(大阪狭山市/大阪狭山市駅)

最終更新日:2024/10/09

寺田真也院長 てらだ歯科クリニック main

大阪狭山市駅から徒歩1分の場所に「てらだ歯科クリニック」はある。寺田真也(まさや)院長は大学時代にインプラントを勉強し、歯周病治療の重要性に気がついた。2015年に開業して現在に至るまで、歯周病治療をベースに、幅広い治療を提供している。患者層は近隣に住む人たちだけでなく、遠方からはるばる訪れる人、医科から紹介されて受診する人も多いという。寺田院長はスタディーグループのインストラクターも務めるなど、後進の育成にも注力しているが、院内においても、定期的にスタッフの勉強会を開催。クリニックの総合力を底上げし、患者の「最後の砦」のようなクリニックとなるべく、日々研鑽を続けている。患者には優しく、自身は歯科治療の研究と勉強を継続して常にスキルアップをめざす寺田院長に、同院の診療について話を聞いた。

(取材日2024年9月3日)

遠方からの患者や医科からの紹介も。歯周病治療に尽力

歯周病治療に注力していらっしゃると伺いました。

寺田真也院長 てらだ歯科クリニック1

はい。これまでインプラントを専門に学んできましたが、インプラントを勉強するうちに歯周病治療の重要性に気がついたんです。歯科には虫歯治療や矯正歯科、補綴、審美歯科などいろんな分野がありますが、どれも歯周病があるとうまくいきません。治療できたとしても、すぐに再発したり、さらに悪化したりすることも。つまり、歯周病治療は歯科治療のベースにあるものなんです。歯周病治療について、私はよく「家」に例えて説明しています。歯周病は地盤が悪い状態。悪い地盤の上では、どんなに太い柱を立てても、どんなにきれいな家を建てても、すぐに崩れてしまいます。インプラントは家の基礎にあたる部分ですが、地盤が悪ければいくら丈夫な基礎を打ち込んでも意味がないですよね。また、歯周病は全身の病気とも関連が深いため、同院では徹底した歯周病治療に取り組んでいます。

遠方から来られる患者さんもいらっしゃいますか?

当院にかかっている患者さんの多くは近隣の方々ですが、中には遠くから来てくださる患者さんもいらっしゃいます。そういった方々は、重度の歯周病患者さんや難症例の方が多いですね。歯周病は高齢の方がなりやすい病気ですが、生活習慣や歯磨き方法、体質などが原因で若い方でも発症します。20代でも重度の歯周病になりますし、完治をめざすまでに数年を要することも珍しくありません。歯周病治療の後に虫歯やインプラントといった治療を行い、すべての治療が終われば、定期的なお掃除やメンテナンスを続けていくのが診療の流れですね。

医科から患者さんが紹介されることも珍しくないとか。

寺田真也院長 てらだ歯科クリニック2

特に耳鼻咽喉科や整形外科からの紹介は多いですね。「耳鼻咽喉科にかかったのにどうして歯科?」と思う方は多いと思いますが、鼻と口はつながった器官ですからね。耳鼻咽喉科からの紹介で多いのは副鼻腔炎の患者さんです。副鼻腔炎は鼻だけが原因ではなく、実は口腔環境が原因で発症・悪化する場合もあるんです。それから整形外科からの紹介は顎関節症が多いですね。頭痛の原因を探っていったら顎関節症だったというのは、ままある話です。内科からの紹介もあります。特に糖尿病と歯周病の関連性は論文でも発表されているため、糖尿病治療の一環で歯周病治療というのは珍しくありません。

定期的な勉強会で、歯科医師とスタッフのスキル向上を

開業するにあたってこだわったことはありますか?

寺田真也院長 てらだ歯科クリニック3

総合的な治療ができるように意識しました。そのため6台のユニットを導入し、オペ用・ケア用と、治療別にユニットを分けています。こうすることで私もスタッフも、患者さんも動線がわかりやすく確保できます。大きめのモニターも設置したので、患者さんにわかりやすい説明ができるようになったと思います。割と広い空間があるクリニックですので、閉塞感が苦手な患者さんでもリラックスして過ごしてもらえるんじゃないかと思います。

スタッフさんについても教えてください。

初診の患者さんはまずスタッフが問診をして、患者さんが当院を受診された理由や今何に困っているのか、どのような治療を希望しているのかを詳しくお聞きします。その際大切にしているのは、患者さんが話しやすい雰囲気をつくることです。患者さんも、私には話しにくいことでもスタッフには話しやすいこともあるでしょうからね。スタッフのスキル向上のため、月に1、2度勉強会を開催しています。さらに当院には、インプラントや歯周病のケアについて専門的に学んだ歯科衛生士が在籍しているんですよ。皆よく頑張ってくれていますし、診療の大きな助けになっています。感謝してもしきれませんね。

クリニックでの診療の傍ら、スタディーグループのインストラクターもされていると伺いました。

寺田真也院長 てらだ歯科クリニック4

歯科医師のための勉強会グループなんですが、単に教える・教えられるという一方的な勉強だけでなく、症例相談や論文を読んでのディスカッションなども行っています。私はこの勉強会で歯周病治療のインストラクターをしており、「予知性のある治療」の重要性を呼びかけています。治療した歯を長期的に維持できるかどうか。それができて初めて、その治療は成功したと言えるんじゃないかと思っています。

歯科治療の「最後の砦」をめざして

診療する上で心がけていることを教えてください。

寺田真也院長 てらだ歯科クリニック5

まず、患者さんが何に困っているのか、どのような治療を希望し、どのようなお口の状態をめざしているのかをしっかり把握することに重きを置いています。そこを踏まえて、歯科医師として納得できる治療、妥協のない治療を行い、患者さんの満足につなげたいというのが私の考え。その際、重要なポイントとなるのが治療計画です。当院では、初診で治療計画を決めることはほぼありません。診療の過程でお口の状態が詳細にわかってくることもあれば、対話を重ねるうちに患者さんの真の要望が見えてくることもあるからです。場合によっては歯科衛生士と私と患者さんで話し合って決めることもあります。ただ、患者さんの要望でもできない治療というのは存在するため、できること・できないことはきちんとお伝えするようにしています。あらゆる情報を加味し、ブラッシュアップしながら、患者さんに納得していただける計画を立てる。このことを常に念頭に置いています。

理想のクリニック像はありますか?

患者さんの「最後の砦」のようなクリニックになりたいですね。「あそこならどうにかしてくれる」「どこに行っても治療は無理だと言われた。最後にあそこに行こう」そういった方々に頼りにしていただけるような存在になりたいです。もちろん、歯科クリニック選びで最初の選択肢に当院が挙げられたらうれしいですし、何となくで来ていただけるのもありがたいですよ。そのために、私はもちろんスタッフ個々の能力を底上げし、クリニックとしての総合力を強めていきたいと思っています。設備も同様に、良いと思えるものは積極的に導入していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

寺田真也院長 てらだ歯科クリニック6

当院では、家の土壌である、歯周治療をベースとした総合治療を提供しています。虫歯や歯周病治療といった一般歯科、小児歯科や矯正、インプラントなど、お口に関することであればお気軽にご相談ください。矯正治療については専門のクリニックが近くにあるため、そちらをご紹介します。お子さんにはお子さんのうちにできる治療や予防をし、10代20代になれば歯周病予防を、歯周病になったら早めの治療を提供します。オールマイティーに診療しているので、何かしら力になれると思います。不安なことや困ったことは、なんでもお聞かせください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/40万7000円~

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