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伊藤 博道 院長、伊藤 美帆 副院長の独自取材記事

いとう王子神谷内科外科クリニック

(北区/王子神谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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東京メトロ南北線・王子神谷駅から北本通り沿いに2分ほど歩いたところにある「いとう王子神谷内科外科クリニック」。院長の伊藤博道先生と妻で副院長の伊藤美帆先生は、いずれも筑波大学医学部卒業。それぞれ複数の医療機関でさまざまな分野に関して研鑽を積んできた。その豊富な経験を生かし、クリニックでは内科・外科・消化器内科・内視鏡内科をはじめ、実に幅広い診療内容を提供することが可能。「医療機関の少ないこの地域で人々の役に立ちたい」という思いから、先進の医療機器や院内処方の仕組みも積極的に導入し、患者の負担を減らしながら、より正確な診断とスピーディーな治療をめざしている。気さくで話しやすい雰囲気が魅力の2人に、診察に対する信念と地域医療にかける熱い思いを語ってもらった。
(取材日2016年12月12日)

「かゆいところに手が届く」医療を提供していく

クリニックのロゴがとても印象的ですね。

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【伊藤院長】これは「伊藤」の「i」と愛情の「アイ」をリボンで表現しているんです。リボンの色を見ていただくと、ピンクで始まって、青から紫にグラデーションで変化しているのがわかると思いますが、ピンクリボンは乳がん、ブルーリボンは大腸がんなどの消化器系のがん、パープルリボンはすい臓がんの撲滅を表しています。自分たちの思いみたいなものを欲張りに詰め込んで、それをデザイナーさんに相談して仕上げてもらいました。ちなみに、周りを囲む円の色は、このクリニックのある東京メトロ南北線の色になっているんですよ。

開業を決めた理由を教えてください。

【伊藤院長】私はもともと外科の医師として働いていたんですが、大学病院などでは外科のドクターはある程度経験を詰むと、現役を退き管理業務を中心に行うようになります。そういう中で、「自分は将来何がしたいのかな」と自問してみると、自分はやっぱり医療がやりたいと改めて思ったんです。将来にわたって長く続けられること、そして夫婦で一緒にできることを考えてみたところ、30代、40代というのは医師として一番脂が乗っているピークの時期でもありますし、今が開業のタイミングだなと思いました。
【美帆副院長】開業したら勤務医をしていた頃よりもかなり忙しくなりましたね。でも、勤務医時代は患者さんのためにこうしたいという希望があっても、そのとおりにできないことも多かったんです。その点、自分たちのクリニックでは理想を通すことができるのがうれしいですね。

この地域を選ばれた理由はなぜですか?

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【伊藤院長】私たちは北区に住んでいるのですが、実際に住んでみるとこの辺りというのは気軽に行けるクリニックが少ないなと感じていたんです。それで、自分たちがやっていることと地域が求めていることを考えた時に、需要があるんじゃないかなと思いました。もともと、開業をするなら「かゆいところに手が届く」医療、つまり医師の少ないところに少ない領域の医療を届けるということをやりたかったので、この地域に開業しようと決めました。設備には妥協をしたくないと思っており、実際に購入したマンモグラフィなどは相当なお金がかかりますが、まず医療にお金をかけて、実際に来院した患者さんに「また来たい」と思ってもらえるようにしたいと思っています。

先進の医療機器で正確な診断と負担の少ない治療を追求

診察スペースのこだわりを教えてください。

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【美帆副院長】マンモグラフィの機器を診療スペースに入れたのは、町の診療所としては珍しいのではないでしょうか。新型のマンモグラフィを使うことで、痛みも随分と軽減されていると思います。女性がリラックスして検診を受けられるように、室内は間接照明にしたり、リラクゼーション音楽をかけたりと工夫もしているんですよ。
【伊藤院長】当院で使っているマンモグラフィは高画質なんです。50マイクロの細かい石灰化までしっかりと見ることができるので、エコーと組み合わせれば、より正確な診断が追求できます。腹部、体表、血管、甲状腺などのエコーもすべてできるので、組み合わせながら使用することができています。

内視鏡検査について詳しく教えていただけますか?

【伊藤院長】当クリニックには胃カメラや大腸カメラ検査専用の内視鏡室がありますので、そちらで検査を受けていただきます。一般的に内視鏡というと「苦しい、痛い」という印象を持たれがちですよね。実際、何年も前に口から太いカメラを入れて苦しい思いをしたという方も多くて、そういう方たちには、当院では経鼻の細いカメラを使っているので負担を少なくすることができます。そういったことを丁寧に説明して、不安を取り除く努力をしています。また、内視鏡室にもこだわりをもっていて、ご希望の方には胃カメラと大腸内視鏡を一回の検査でどちらもできるような工夫もしています。
【美帆副院長】一度受けてみると、思ったよりも楽だったという方が多いんですよ。そういう方が家族や友達など周りの方に広めてくれて、気軽に検査に来てもらえるようになったらうれしいなと思っています。

ピロリ菌検査にも力を入れていると聞きました。

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【伊藤院長】ピロリ菌は近年、胃がんや胃・十二指腸潰瘍の重要な原因のひとつと考えられていて、ピロリ菌を撲滅すれば胃がんがほとんどなくなるといわれています。ですから、本来ならやらない理由はないくらい意味のある検査なんですよ。ピロリ菌の有無は、胃カメラで採取した組織や、血液や尿からでもわかります。いろいろな方法で簡単に検査ができますから、ぜひ多くの人に受けてもらいたいと思いますね。
【美帆副院長】胃がんをなくすには、まずはピロリ菌検査から。ただ、ピロリ菌の治療を保険適応で行うとなると、胃カメラで検査をする必要があり、それを聞いた途端に尻込みしてしまう患者さんがとても多いんです。当クリニックでは経鼻の細い胃カメラを使っているので、経口よりも比較的楽に受けていただくことができます。負担の少ない検査であることを丁寧に説明し、ピロリ菌の検査や胃カメラのハードルを下げていきたいと思っています。

豊富な経験と知識を生かし、地域の駆け込み寺をめざす

日々の診察で大切にされていることはありますか?

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【伊藤院長】患者さんの目を見て、患者さんのほうに体を向けて診療するよう心がけています。大学病院にいた頃はとにかく忙しくて、患者さん一人ひとりと話す時間はあまり取れなかったんです。でも、今はある程度時間の余裕がありますし、患者さんの中には話を聞いてほしいという方も多いのでしっかりと向き合いたいです。それが町のクリニックの役割だと思っています。
【美帆副院長】「自分が患者さんだったらどうしてほしいのか」を常に考えるようにしています。私だったらとにかく待たされたくないので、流れを考え、できるだけスムーズな診察を心がけています。それから、患者さんの不安はその日のうちに解消するようにしています。経営のことを考えると、3ヵ月後にもう一度来てくださいと言うのがいいんでしょうけど、患者さんのことを考えるとできるだけ1回の来院で完結できるのが理想だと考えています。

乳がん検診にも特別な思いがあるそうですね。

【美帆副院長】乳がん検診の受診率はわずか20%と全国的に見てとても低いんですが、そのなかでも東京の北区は10%台と特に低いんです。それは乳がん検診を受けられる施設が少ないからというのも理由のひとつで、それをぜひ私たちでカバーをして、この地域の乳がん検診受診率を上げていきたいと思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせいただけますか?

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【伊藤院長】まだ開業したばかりですが、地域の「かかりつけ医」として機能できるようにしていきたいですね。今の目標は「ここに来れば話を聞いてもらえる」と皆さんに思ってもらえるクリニック。もちろん、大きな病気に関しては大学病院とも連携をしていきます。困った時の治療だけでなく、高血圧や糖尿病、骨粗しょう症をはじめとするさまざまな病気の予防にも力を入れていきたいです。将来的には「地域の駆け込み寺」のような存在になれたらいいなと思っています。幅広い疾患に柔軟に対応できますので、小さなことでもぜひ気軽に相談に来てほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

乳がん検診/7000円~、内視鏡検査/1万5000円~、健康診断/1万1000円~、予防接種(一例)/3500円~ ※各種幅広い検査・予防接種に対応可能なため、応相談

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