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中村 朋子 院長の独自取材記事

オハナ矯正歯科クリニック

(八王子市/八王子駅)

最終更新日:2025/12/15

中村朋子院長 オハナ矯正歯科クリニック main

八王子駅からすぐの「オハナ矯正歯科クリニック」を訪ねると、穏やかで優しい中村朋子院長が迎えてくれた。院内は明るく、ほっとする雰囲気で、スタッフのこまやかな気遣いもうれしい。歯科大学卒業後に一般歯科で勤務したものの、矯正歯科への強い関心から歯科大学に戻り、矯正専門の歯科医師の道へ進んだ中村院長。矯正治療のメリット・デメリットをしっかり説明し、「患者さんが納得できる治療」にこだわっている。そんな中村院長は、近年新たな矯正法を始めたという。矯正期間や費用にも配慮した新たな方法とは何か。中村院長に詳しく聞いた。

(取材日2025年3月4日)

矯正専門のクリニック、セカンドオピニオンも増加傾向

開院までの経緯と現在の状況を教えてください。

中村朋子院長 オハナ矯正歯科クリニック1

歯科医師となったのは、もともと実家が歯科に関連する仕事をしていたこともあり、家族の仕事を一緒に手伝えたらいいなという思いからでした。神奈川歯科大学を卒業後、一般歯科に入職。しかし、矯正歯科への強い関心から、歯科大学で再度矯正を学び直し、矯正専門の歯科医師の道へ進みました。トラブルを抱える歯を限定的に治療するのではなく、口腔内全体が治療対象となる矯正にチャレンジしたいと思ったことが矯正歯科に進んだきっかけです。一般歯科と異なり、矯正歯科では口腔内全体を診て治療を施せることもやりがいの一つだと思います。現在は一般歯科は行わず、矯正専門のクリニックとして地域の方にお越しいただいています。

どういった患者さんがいらっしゃるのでしょうか。

大学が多い地域のため、学生さんが多い印象です。もちろん、買い物が便利な場所でもあるので、主婦層やお子さんを連れたお母さん世代の方も来院いただいています。この傾向は開院以来変わらないですね。最近ではSNSにも力を入れており、受診前のご相談にはチャットを通じて対応したり、定期的に情報発信も行ったりしています。矯正治療に不安を感じて、受診を迷われる方も多いと思いますので、ぜひSNSもご活用いただき、気になることがあればお気軽にご相談ください。近年は、他院で矯正治療を行った患者さんが、セカンドオピニオンとして来院するケースが増えています。マウスピース型装置を用いた矯正が普及し、矯正自体は身近になりましたが、難しい症例の場合は専門的な知識が必要なことが少なくありません。以前にも増して、当院を受診する難症例の患者さんが増えているように感じます。

矯正を専門とする歯科医師として、近年危惧していることはありますか?

中村朋子院長 オハナ矯正歯科クリニック2

歯科医療全体として、矯正治療のリスクへの情報提供が少ないのかなと思っています。矯正治療は歯全体に影響がある方法でもあるため、万が一のときの影響は甚大です。しかし、世間では矯正治療のメリットだけが取り挙げられ、そのリスクについてはあまり周知されていません。例えば、矯正治療によって歯根が露出したり、歯茎が下がったりすることもあります。以前にも、歯茎が下がった状態でセカンドオピニオンに来た患者さんがいらっしゃいました。話をお聞きして、歯周外科の先生にも相談しましたが、残念ながら歯周外科でも難しいと言われてしまいました。せっかくご相談をいただいたのに取る手段がなく、とても心が痛みました。そうした思いを患者さんにさせないよう、当院では矯正のリスクについてもしっかりお伝えします。患者さんも、矯正治療においては歯科医師にリスクの説明を積極的に求めてください。

矯正の選択肢を幅広く提示できるのが強み

新たな矯正法を始めたと伺いました。どんな方法ですか?

中村朋子院長 オハナ矯正歯科クリニック3

ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正の併用型です。これまでは、ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正のどちらがいいか、患者さんにお聞きしていました。ここ最近はワイヤー矯正をした後、最後にマウスピース型装置を用いる併用型を提案しています。まだ多くの症例はありませんが、併用型の有用性を感じているところです。今後はこの併用方法を、サービスとして選んでいただけるように整備していきたいと思っています。

新しい矯正法はどういったメリットがあるのでしょうか。

まずは、矯正期間の短縮です。ワイヤー矯正は、歯につけた「ブラケット」にワイヤーをかけて歯を動かす治療法です。最近はブラケットをつける歯を最小限にしたり、ブラケットなしのワイヤーも使用しています。ワイヤーは24時間装着されるため、有用性を実感しやすいのが特徴です。初期はワイヤー、仕上げはマウスピース型装置で効率的に矯正を進めます。マウスピース型装置は3D画像によるシミュレーションが可能で、細かい微調整がしやすいです。また、ワイヤー矯正後は約半年間、保定装置で歯並びを安定させますが、この期間をマウスピース型装置に移行することで、見た目や快適さの面でもメリットがあります。また費用面も大きなメリットです。マウスピース型装置のみで矯正を行う場合、装置の数が多くなり、費用もかさみます。見込める歯の動きもワイヤーに比べて緩やかです。そこで2つの装置を併用することで、期間と費用の両方を抑えられます。

矯正の方法に幅があるのも矯正専門の歯科医院ならではですね。

中村朋子院長 オハナ矯正歯科クリニック4

矯正専門の歯科医師として、多くの症例を勉強会などで学びながら、他の先生方との情報交換も積極的に行っています。今回ご紹介したワイヤーとマウスピース型装置の併用についても、他の先生から伺った方法の一つです。最近では、マウスピース型装置の普及により、一般歯科でも矯正を始めるところが増えてきました。その結果、以前よりも矯正が身近になってきた印象があります。ただ、実際に診療をしていると、やはり矯正の基礎知識の重要性を感じる場面も少なくありません。歯だけでなく、顎への影響も考慮しながら、患者さんの希望に沿った治療を行えるのは、矯正を専門とする歯科医師ならではの強みだと思います。矯正治療には幅広い知識と的確な診断力が求められるため、歯科医院を選ぶ際には、担当医の経験や専門性も判断材料の一つとして意識していただけると安心につながるのではないでしょうか。

患者の気持ちが明るく変化していくのが喜び

先生は、患者さんと長い時間をかけて向き合っていると伺いました。

中村朋子院長 オハナ矯正歯科クリニック5

「患者さんが納得できる治療」を提供することにこだわっています。患者さんに、こんなはずじゃなかったと思わせるのを未然に防ぐことが私の一貫したポリシーです。そのためには、初期段階で複数の選択肢を提示し、それぞれのメリットもデメリットも説明した上で、患者さんご自身に矯正方法を選択していただきます。基本的には、患者さんが選択した矯正方法で完結するのが望ましいのですが、想定外の不具合が生じた場合は、患者さんと再度すり合わせを行うことも。患者さんから、話しやすい歯科医師と思ってもらえるよう気を配っています。

矯正を専門とする歯科医師として、どういったことにやりがいを感じますか?

歯の経過を見守れることは、歯科医師として大きなやりがいの一つだと感じています。患者さんご自身も、歯並びを整えていく過程に達成感を覚えられると思いますが、私たち歯科医師にとっても、それはとてもうれしい瞬間です。矯正治療は、一般歯科とは異なり、長い期間をかけて進めていくものです。その中で、患者さんが変わっていく姿を見ると、矯正をしていて良かったなと感じますね。変化は見た目だけでなく、内面にも表れることがあります。自費診療である矯正は、患者さんにとって大きな自己投資でもあるため、「せっかく治療を受けるのだから、自分を大切にしよう」という意識につながるのかもしれません。歯並びにコンプレックスを抱えて歯科医院を受診される方の中には、治療を通じて少しずつ性格が明るくなっていく方も少なくありません。そうした患者さんの変化に立ち会えることが、私が歯科医師としてこの仕事を続けている理由の一つです。

今後の展望を教えてください。

中村朋子院長 オハナ矯正歯科クリニック6

矯正技術の進歩は、目覚ましいものがあります。何か新しい展開をめざすというよりも、新しい技術の選別を行い、当院に適切だと思われるものは必要に応じて導入していきたいです。当院の歯科医師は今のところ私1人なので、対応できる患者さんの数には限りがあります。質を落とすことなく、1人でも多くの患者さんを診られるよう、作業効率を見直すなどの努力はこれからも継続していく予定です。また、矯正を検討している患者さんが、気軽に相談できる仕組みも考えています。矯正で後悔する患者さんを1人でも少なくできるよう、矯正専門の歯科医師としてできることを模索していきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正
全体/88万~121万円
小児/33万~55万円
マウスピース型装置を用いた矯正/132万円
ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正の併用/88万~121万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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