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吉元 奈美恵 院長の独自取材記事

よしもと歯科医院

(蓮田市/蓮田駅)

最終更新日:2025/12/12

吉元奈美恵院長 よしもと歯科医院 main

「来て良かった、話ができて良かった」と思ってもらえる歯科医院をつくりたかったと話すのは、「よしもと歯科医院」の吉元奈美恵院長。話すことでわかり合えることや救われることがあり、地域の歯科医院だからこそ、来院する人々の「憩いの場」であり続けたいとも話す。困っている人には迷わず手を差し伸べてしまうという優しい人柄で、体の不自由な人の口腔ケアの方法に悩み、実際に介護の現場で学んでホームヘルパー2級まで取得してしまったほど。そんな吉元院長を支えるスタッフも士気が高く、現場から声を拾い、徹底した患者目線で歯科医療を提供している。ライフパートナーとして患者に寄り添い続けてきた吉元院長に、話を聞いた。

(取材日2025年11月5日)

安心して集える、話せる、通える歯科医院をめざして

開院10周年を迎えましたが、院内は当時と変わらず、新しいままですね。

吉元奈美恵院長 よしもと歯科医院1

天然木のぬくもりを生かし、ナチュラルな雰囲気でリラックスしてもらえるような院内にしたかったんです。イメージカラーであるマゼンタを取り入れ、温かみのある装いにしました。ユニットからは緑豊かなお庭が見えるようにしたり、季節のお花を院内に飾ったりと、少しでも居心地良く感じていただけるよう心がけています。開院当時から衛生管理は徹底していたので、新型コロナウイルス流行中であっても、問題なく業務を続けることができました。働く私たち、いらっしゃる患者さまと、ここに集う全員が「安心し、ほっとできる場所」でありたいと願っています。毎日念入りに掃除しているので、開院当時とそう変わらずに維持できているかと思います。スタッフに感謝ですね。

人と人とのつながりを何より大切にされているとお聞きしました。

当院は歯を治療するだけでなく、人と人がふれあう場所であってほしいと願っています。自分の歯で美味しいものを食べたい、いつまでも笑顔でいたい、いろいろな人と会話を楽しみたい……。私が口腔内を健康にしていくお手伝いをさせていただくことで、皆さんの人生がさらに充実したものになるように、心身ともに寄り添えるライフパートナーでありたいと思っています。そのためには、笑顔でお迎えし、コミュニケーションを十分に取るようにしています。歯科医師と患者さまという間柄よりも、まずは人と人でありたい。歯科医師と話すとき、緊張してしまう人もいるでしょう。まずはリラックスしてお話ができるよう、相手が話しやすい雰囲気をつくることが大切です。決して上からではなく、「うがいをしてみてください」「うがいをしていただけますか?」など提案するようにお伝えするよう心がけています。

先生は「その人の立場になって考える」を体現されていると感じました。

吉元奈美恵院長 よしもと歯科医院2

話すことは大事ですが、果たして自分は「考えをきちんと相手に伝えることができているのか」と、悩んだこともありました。相手が自分の思うように受け取ってくれているのか、自分本位で考えてはいけないと、本を読んだり講演会に参加して心理学について学び、まずは「相手を思う」ことが第一だと思ったんです。また、つえや車いすを使われている方が来院されることもあり、どのようにお手伝いしたらいいのかと迷うこともありました。それには介護の現場で学ぶのが先決だと実習もこなし、ホームヘルパー2級を取得。入所している方はどんな物を食べ、どんなケアを受けているのか。また、ヘルパーさんはどのように入れ歯などのお手入れをされているのか。介護の全貌がよくわかり、その経験を当院で生かすことができました。知って、見て、やってみる、これが大事ですね。

自由に考え、取り組める環境が高品質の医療を実現

クリーニングメニューを強化されたとお聞きしました。

吉元奈美恵院長 よしもと歯科医院3

患者さまから毎月クリーニングしたいというご要望があり、歯科医院として何とかお応えできないでしょうか?と当院の歯科衛生士から声が上がったのがきっかけでした。診療の兼ね合いで保険内で毎月行うのは難しいのですが、予防歯科への意識の高まりや、当院へのご期待、そしてスタッフからの声ということもあり、毎月歯のケアをお望みの方に自由診療で口腔全体をクリーニングできるようなメニューを新しく追加したんです。現時点では数ヵ月おきで行う保険内での定期健診、毎月可能な自由診療での全体クリーニングとご要望に応じてご提供しています。

スタッフの皆さんの士気の高さに驚かされました。

スタッフに「患者さまに何を伝えていきたいか?」とミーティングのときに聞くと、いろいろな案が出てきます。おのおのいろいろな角度から考えていて、「フロスについての質問をよく受けるので、全体的に確認しませんか?」とか、「歯磨き以外の虫歯予防についてもっと知識を深めましょう」「歯ブラシの選び方のポスターを作り、ユニット近くに貼って、実物をユニットから見えるように置いてみては?」など、意欲的に提案・行動してくれています。オンライン講習会を受講したり、良いと思ったことはどんどん実践してもらっています。当院はトップダウンでなく、現場主導がほとんど。縁のあるクリニック同士で発表し合ったり、学び合ったりもしていて、私はスタッフが生き生きと働ける環境づくりのほうに注力しています。

子どもの歯磨きは習慣になるまで見せ、教えることが大事なのですね。

吉元奈美恵院長 よしもと歯科医院4

お子さまの口腔内環境は保護者の方にかかっていると言ってもいいくらい、影響が大きいです。子どもは親の姿を見て育ちます。保護者の方が朝昼晩ときちんと歯を磨き、小さい頃から仕上げをしてあげていたら習慣として身についていくと思います。10歳くらいにならないと、きちんと磨くことができません。それまでは一緒に歯ブラシを持って、口に入れて磨く姿を見せてあげてほしいです。最近はうがいができない子も一定数いるので、歯磨き同様、「こうやるんだよ」と一緒にやっていただきたい。お口の環境は食生活にも左右されます。栄養バランスを整え、顎をしっかり動かし、口元の筋肉を鍛えながら食事をするのが健康の秘訣で、これはすべての年代の方に共通して言えます。

ライフワークバランスを重視した人生を送るためには

歯科医師として大切にしていることは何ですか?

吉元奈美恵院長 よしもと歯科医院5

以前、過労からくるストレスで就寝中の歯ぎしりが止まらず、神経がやられてしまうのではと思ったくらい歯にダメージを受けました。それは皆さんも同じで、生活のバランスが乱れると、どこかが悲鳴を上げてしまいます。それは大人だけでなく、子どもも同じです。公私ともに充実した生活を心がけ、「ワークライフバランス」を大切にしています。当院にはいろいろなお悩みを抱えた患者さまが来られます。例えば「大丈夫ですか? 眠れていますか?」など、ちょっとしたお声がけをきっかけに、心が軽くなった、話せて良かったと思ってもらえる場所であり続けたい。人と人とがふれあい、話すことも大切な治療となると考えています。

簡単に行えるホームケアがあれば教えてください。

口腔内環境を健康な状態で維持していくには、定期的に健診を受けていただくのが一番なのですが、体が不自由であることなどさまざまな理由で歯科医院に行くことが難しい方もいらっしゃるかと思います。そういった場合には、少なめの水を口に含んでぶくぶくうがいをしてほしいです。10回くらいで吐き出すのではなく、30秒以上、できれば1分、3分くらいできたらすごいですね。最初はうまくできなくても、1日1回でも良いので、毎日続けてみてください。口の周りの筋肉が鍛えられることにつながり、変化が現れてくると思います。あとはガラガラと音を立てて首を左右に傾けながら、うがいするのもお勧めです。音が大きいほど喉の力が必要になり、口腔内も鍛えられます。その刺激で唾液の分泌が促され、お口の中の環境が向上することが見込めます。

最後に今後のビジョンとメッセージをお願いします。

吉元奈美恵院長 よしもと歯科医院6

私たちがめざすのは「治療だけでなく、心身の健康に寄り添えるライフパートナーのような歯科医院」です。口内ケアが行き届いていれば、会話も食事も楽しく、誰もが笑顔になれるはずです。心も体も満たされていてこそ、本当の健康体と言えるのだと思います。これからも患者さまとの会話を通じ、コミュニケーションを図りながら、温かい医療を提供していけたらうれしいです。口腔内環境、生活習慣はお一人お一人違います。食生活、睡眠、運動など患者さまごとに良い提案をしていけるよう、努力していきたいです。お聞きになりたいことがありましたら、遠慮なくご相談いただけたらと思っております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯のクリーニング/7700円~

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