社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 座間総合病院

渡 潤病院長

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神奈川県県央部に位置する座間市。東京方面へのアクセスもよく住宅開発も進むエリアだが、市外救急搬送率8割以上という救急医療の手薄さが、長年、地域の課題となっていた。そこで地域の救急医療を担うべく2016年に開設されたのが「座間総合病院」だ。エントランスの大きな窓からは陽光が存分に差し込み、患者や家族がくつろぐスペースも確保され居心地のよい空間となっている。診療面では、迅速、適切な救急対応と総合診療に努める内科を中心に多様な診療科がそろい、また急性期、回復リハビリテーション期、地域包括ケアなどさまざまな機能を持つ病棟を備える。同じ法人グループの海老名総合病院から移設・拡充され、遠方からも多くの患者が来院する人工関節・リウマチセンターなど特色ある部門も注目される。開院2年半を経て、市内救急搬送率は2割から4割以上まで向上。各病棟もフル稼働し、病院としての存在感も増してきた。開院以来、病院運営を担い、「医師やスタッフを集めるところから始め、育成し、ともに病院のカラーをつくり上げているところです」という渡潤病院長に、同院の特徴や地域連携、今後の展望などを聞いた。
(取材日2018年8月24日)

二次救急を中心に地域医療を支える総合病院

―まず、こちらの病院の成り立ちや特徴を教えてください。

座間市は2016年当時、市外への救急搬送率が約8割と非常に高く、救急医療が極めて手薄であることが課題で、隣の綾瀬市も同様の状況でした。そこでこの地域の救急医療を充実させるために開設されたのが当院です。そのため、二次救急に力を入れ、幅広い医療知識を持つ総合診療を行う医師が担当する救急外来を整備し、急性期病床を備えています。また、回復期リハビリテーション病棟や療養型病棟も備え、さらに最近、地域包括ケア病棟も稼働し始めました。急性期病院や地域の医療施設とも連携し、急性期から慢性期までさまざまな状態の患者さんを受け入れることができます。開院から2年半を経て、救急搬送率は4割以上に改善しました。目標の8割まで、さらなる努力が必要と考えているところです。外来の各診療科も、市内や綾瀬市を中心に多くの患者さんに利用されており、「総合病院ができて良かった」と喜ばれている手応えを感じています。

―人工関節・リウマチセンターは海老名総合病院からの移設ですね。

そうです。同じ法人グループの海老名総合病院にあった同センターを移設・拡充し、変形性股関節症や変形性膝関節症の人工関節手術を中心とした診療を行っています。経年劣化した人工関節の入れ替え、糖尿病や循環器疾患の合併症を持つケースなど難易度の高い手術も得意とし、全国各地、海外からも患者さんが来られます。当グループでは、座間市、海老名市を含む県央地域を一つの医療圏と捉え、限られた医療資源を有効活用するために、当院と海老名総合病院が異なる機能の病院として連携協力したいと考えています。海老名総合病院は救命救急センターを有し、より重症度の高い患者さんを受け入れる高度急性期病院として、当院は、高度急性期以外の一般急性期病院として、地域の医療を支える構想です。そのためスタッフの交流や電子カルテの共有など連携体制も整備しています。早く県央の医療はわれわれに任せていただきたいと言えるようになっていきたいですね。



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