枚方市内にある「ひぐち小児科」。クリニックのトレードマークであるかわいらしいひよこのキャラクターは、絵が得意な樋口万緑（ひぐち・ばんりょく）院長が自らデザインしたという。「小児科の開業医として、地域に暮らす子どもたちの平穏な日常をサポートできることにとてもやりがいを感じています」と優しい語り口でにこやかに話す姿を見て、樋口院長を信頼し、安心して子どもを任せられると、遠方からも通う患者が多いのもうなずける。樋口院長は奈良県立医科大学附属病院小児科で助教を務め、専門性の高い治療を行ってきたベテラン医師。豊富な経験を礎に、早急な専門対応が行えるのも同院の強みの一つだ。自身も4人の子どもの親である樋口院長に開業の経緯や、地域医療に対する思いなどを聞いた。

（取材日2019年2月19日）