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中村 光一 院長の独自取材記事

ロコモ南馬込整形クリニック

(大田区/西馬込駅)

最終更新日:2022/12/05

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都営浅草線・西馬込駅から徒歩15分。住宅街に位置する「ロコモ南馬込整形クリニック」は、2015年の開業以来、地元のかかりつけ医として患者の悩みに寄り添ってきた。クリニックには、この馬込の地で生まれ育った院長の中村光一先生の親しい友人やその家族をはじめ、近所に住む人々が通う。開業前は手術を通じて治療に取り組んできた中村先生は、現在はクリニック名にも取り入れられたロコモティブシンドロームの改善や予防をめざし、痛みを和らげていくための神経ブロックも活用しながら、患者の症状に真摯に向き合う。そんな中村先生は、ついこちらも笑顔になってしまう朗らかな表情の持ち主だ。一人ひとりの悩みに温かい言葉と親身な心で寄り添う中村先生に、地元や整形外科医療への想いについて語ってもらった。

(取材日2022年10月7日)

地域のかかりつけ医として、ロコモや痛みに向き合う

クリニック名の由来となったロコモティブシンドロームについて教えてください。

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「ロコモ」とは、骨や筋肉、関節や椎間板といった運動器の障害によって運動機能が低下する「ロコモティブシンドローム」のことです。進行すると日常生活に支障を来すロコモには、日頃の予防が大切です。一人でも多くの人に「ロコモ」という名称を知ってもらい、「ロコモにならないように、予防しなくては」と思ってもらえるように、クリニック名に取り入れました。開業当時はこの言葉があまり知られていないのが悩みでしたが、クリニックが地元になじんでいくにつれて、少しずつ浸透してきたように感じています。馬込に開業したのは、私自身が生まれ育った場所であり、地元に帰ることを検討していた時に整形外科が少ないことに気がついたことがきっかけでした。「もしかしたら、行くクリニックがなくて困っている患者さんがいるのでは……」という思いで地元に開業を決めて7年がたった今、地域のかかりつけ医として定着してきたことをうれしく思っています。

クリニックの特徴について教えてください。

大学卒業後は栃木を中心に北関東の大きな救急病院で働き、日々手術に取り組んでいました。現在は、その時の経験を生かしながら、手術をせずにリハビリテーションやご自宅でできるストレッチなどを通じて症状にアプローチすることに力を入れています。整形外科の診療や治療目的だけでなく、リハビリのための機器も取りそろえていますので、けがの後の機能回復訓練はもちろん、治療機器を使って血行の改善を促したり、痛みやしびれを緩和したりすることが期待できます。また、ペインクリニックでは、痛みを和らげるために注射をする治療も行っています。

来院される患者さんについて教えてください。

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整形外科ということもあり、患者の年齢層は高いですね。高齢の方をたくさん目にするのに整形外科が足りていないのではないか?という気づきから開業した経緯もあり、自分の狙いどおりに地元の方の力になれているのではないかと感じています。私の地元なので、患者さんには友人知人も大勢いますし、そのご家族もいます。「クリニックに行くまでではない」と思ったとしても、「あの人が医者なら行ってみてもいいかな」と感じる方もいるでしょう。「地元のお医者さん」としてコツコツ患者さんに向き合ってきたことで、「あそこに行けば何とかなる」と思っていただけるようになったのではないかと考えています。

患者自身に備わっている「治す」力を引き出す診療を

先生の診療方針を教えてください。

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例えば、高齢の方の多くが悩まれている膝・腰・肩の痛みは、日々の運動や筋力トレーニングで十分防ぐことがめざせます。患者さんたち一人ひとりが、実はそれぞれ自分で自分の体を治す力を持っているものなんですよ。私が医師としてできることは、そんな患者さんたちの潜在能力を引き出してあげることだと考えています。ですので、患者さんの痛みなどを「治す」というよりは、患者さん自身の力で治す「お手伝い」をしているという意識が強いですね。皆さんに広くお伝えしたいのは「痛くなる前に」ストレッチや体操をするのを習慣にしてほしいということ。そういうちょっとした運動の習慣の積み重ねが、骨折や関節痛にならない生活につながっていくと思います。

治療にあたって心がけていることはありますか?

なるべく少ない回数で終わりにすることですね。患者さんの一番の望みは、「時間をかけずに痛みが良くなること」だと考えています。できるだけ痛みを長引かせないために、当クリニックでは患者さんに宿題を出しています。一つにつき1分程度の体操やストレッチ、筋力トレーニングを宿題としてお渡しして、次回の診療の日までに日常に取り入れていただいています。「こんな小さなことで?」と半信半疑の患者さんもいますが、できるだけ手術をすることなく回復をめざせるような方法を考えるのが、私の楽しみの一つです。もちろん、患者さんの症状を見極めて、手術が必要な方には提携病院を紹介し、改善が難しい方には神経ブロックの提案もしています。

開業から7年がたちましたが、どんな変化がありましたか?

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開業当時と比べて、より痛みにアプローチできる治療がめざせるようになりました。当クリニックでは、手術をせずに改善をめざす一方で、それでも改善できない場合には、神経ブロックで痛みに対処しています。患者さんのお話を伺ううちに、やはりもっと「痛み」に対するアプローチを増やそうと思い、神経ブロックの種類を増やしました。また、エコーの有用性に気づいて診療に取り入れたことも大きな変化です。エコーを使えば、軟部組織を見て痛みがどこから来ているのかを探ることができます。エコーで具体的に痛みの部位を特定し、ピンポイントかつ適切な場所に神経ブロックを施すことで、患者さんの痛みをより和らげることが期待できます。現在では骨関節用エコーと超音波骨折治療器をそれぞれ2台に増やして、設備面でもしっかり患者さんの痛みに向き合っています。

小さな痛みから患者に寄り添う、頼れるクリニックに

ご多忙だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

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休日には、開業する前まで勤めていた栃木の病院で以前の患者さんを診ています。以前手術を担当した患者さんのフォローが中心ですね。膝の手術をした患者さんが年を重ねることで腰を痛めてしまったなど、一度手術をして終わりではなく、定期的にケアをさせていただいています。そのようにして休日も働いていますので、体力づくりも欠かしません。クリニックがある日は、始業前の朝6時半から2時間ぐらい、クリニックにあるトレーニング用のバイクをこぐのが日課です。毎日、約1500キロカロリーを消費していますよ。ただ自転車をこいでいても飽きてしまいますので、自転車をこぎながらラジオの英会話を聞いています。英語のスキルアップというよりは永遠の趣味、といったところですが、開業から毎日続けている日課です。

今後の展望を教えてください。

「地元馬込のホームドクターになりたい」という気持ちで開業しましたが、その想いは今も変わっていません。体に負担のかかる手術をしないでどこまでできるかということや、ロコモの患者さんを減らすことをめざして、継続的に取り組んでいけたらと思います。この7年で地元のかかりつけ医として知られてきたように思いますが、私自身も日々患者さんに勉強させていただきながら、「ロコモに行くと体が楽になるよ」といっそう頼りにしてもらえるクリニックをめざしていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージを教えてください。

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もしかすると、肩凝りや腰痛はいつも感じているもので、クリニックに通うまでもないと感じている方もいるかもしれません。そんな日常的な痛みから、以前けがをして治らなかったものまで、まずはお気軽にご相談ください。「肩凝りや腰痛は年齢的に仕方ないと思っていた」と諦めたり、小さなことだからと遠慮したりせず、ご来院いただければと思います。お一人お一人の症状を診ながら、一緒に痛みを和らげていける方法を考えていきましょう。皆さんの体は、ご自分で痛みを治せる力を持っています。このクリニックでは、そんな皆さんの力を引き出すお手伝いをさせていただきます。ちょっと足腰が痛いという気になる症状をお持ちの方や将来ロコモになりたくないという方、運動機能に不安がある方まで、ぜひお気軽に当院へいらしてください。

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